原題:TAKING LIVES

冷酷な素顔を隠しているのは、誰だ。

2004年3月19日全米公開

2004年/アメリカ/カラー/1時間43分、6巻、2.822m、スコープサイズ /SRD/SDDS/DTS/ 字幕翻訳: 林 完治/原作:徳間文庫 配給:ワーナー・ブラザース

2007年12月07日よりDVDリリース 2007年06月08日よりDVDリリース 2005年01月21日よりDVD発売開始 2005年01月21日よりビデオレンタル開始 2004年9月11日、渋谷東急系にて全国ロードショー

(C)2004 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. (C)2004 Village Roadshow Films (BVI) Limited.

公開初日 2004/09/11

配給会社名 0085

公開日メモ 殺した相手になりすましながらアメリカ中を渡り歩く連続殺人犯を追う女性FBI捜査官。

解説




冷酷な素顔を隠しているのは、誰だ。

 アカデミー受賞に輝く実力と類まれな美貌を併せ持つハリウッドNo.1の若手女優アンジェリーナ・ジョリー。さまざまな役柄に挑戦し続ける彼女が、今ここにかつてなかった新キャラクターを誕生させた! 特別捜査官イリアナ・スコットは、殺人現場と死体だけで犯人像を分析するプロファイルの天才であり、決してミスを犯さない女。だが、完璧と思われた彼女の前に恐るべき殺人犯が立ちはだかった。その男は単に、残虐な手段によって被害者の命を奪うだけではなかった。その真の目的は、数週間、あるいは数カ月にわたって被害者に成りすまし、彼らの“人生そのものを乗っ取ること(=テイキング・ライブス)”。そして、それは男にとって少年時代から既に日常となっていたのだ。生まれたときの名前はマーティン・アッシャー。だが、今の名前は誰にもわからない、その顔さえも……。
解決不能とされた殺人事件を捜査するため、見知らぬ街へと赴いたイリアナをこの殺人犯が待ち受ける。同僚さえも信じられない街で、男はすでにイリアナの背後にいるかもしれない! 彼女の前に次々現われる男たち……アンジェリーナ・ジョリーを囲むキャスティングには世界を代表する顔ぶれが集まった。『トレーニング・デイ』でアカデミー賞候補にのぼったイーサン・ホーク、TV「24 TWENTY FOUR」シリーズで人気のキーファー・サザーランド、『S.W.A.T.』、『運命の女』でハリウッド進出を果たしたオリビエ・マルティネス。そして『ドーベルマン』で強烈な悪役を演じたチェッキー・ケイリオ、『キリング・ゾーイ』を始めとする代表作で甘さと凶暴さを同時に表現してみせたジャン=ユーグ・アングラード。舞台となる街モントリオールの国際色を反映させ、ハリウッドおよびフランス映画界から強烈な個性のスターたちが結集、果たして、この迫真の演技合戦の中で誰が殺人犯としてイリアナと対峙するのか!? 殺人犯の母親役で2度のアカデミー賞ノミネート経験を持つ名女優ジーナ・ローランズが出演しているのも見逃せない。監督は新鋭D.J.カルーソー。撮影に『バッドボーイズ2バッド』のアミーア・モークリ、編集に『アラビアのロレンス』のアン・V・コーツ、美術に『ブレードランナー』のトム・サウスウェル、音楽に『めぐりあう時間たち』のフィリップ・グラスと豪華なスタッフが揃い、殺人死体でさえオブジェ化して描く新鋭のイマジネーションを見事にフィルムに刻み付ける。上映時間103分……警察署内の場面でさえ一瞬の安心もできない究極の緊張感! 瞬きさえ許されない衝撃のサスペンスの幕が、ついに開く——!

ストーリー



1983年、カナダ。1人の少年が家を出た——その名をマーティン・アッシャー。数日後、母親の元に彼が交通事故で死亡した、という知らせが届く。だが・・・。
そして、現在。
ある工事現場ですでに白骨化の進んだ死体が発見される。絞殺され、両腕を切断されてもいる被害者の死体。解決困難な広域猟奇殺人の匂いを感じたモントリオール警察のレクレア(チェッキー・ケイリオ)は、FBIに捜査協力を要請する。モントリオールに単身で乗り込んできた特別捜査官イリアナ・スコット(アンジェリーナ・ジョリー)は、殺人現場と死体、あるいは現場の写真だけで犯人像を分析するプロファイルの天才だった。パーケット(オリビエ・マルティネス)とデュバル(ジャン=ユーグ・アングラード)、2人の刑事たちは、死体が発見された地中に横たわるイリアナの姿を見る。彼女はそこで、犯人の思考に深く入り込んでいるのだった。たちまち、誰も気づかなかった些細な点から犯人像を指摘するイリアナ。捜査は少しずつ進展をみせ始める。そんな矢先、次の殺人事件が起きる。今度の事件には目撃者がいた。その男コスタ(イーサン・ホーク)にイリアナは尋問する。
一方、死んだはずの息子をフェリーの中で目撃したと、老婦人アッシャー夫人(ジーナ・ローランズ)が警察に届け出る。夫人は自分の息子はとても残忍な性格で危険な人間だ、と言い放った。イリアナはその証言を気に留め、アッシャー夫人に面会に行く。
イリアナの推理と捜査によって、マーティン・アッシャーが生きていることが確実になる。彼は自分の死を偽装するため、最初の被害者に成りすまし、以降、それを繰り返しているのだ。誰かを殺しては、“人生そのものを乗っ取る(=テイキング・ライブス)”。そして、その人生に飽きたら次の獲物を探すのだ。はたして今は、誰に成りすましているのか? イリアナの直感は彼が近くにいる、と伝えていた。コスタの前に現われる謎の男(キーファー・サザーランド)。彼がマーティンであり、コスタが次の標的なのか? コスタの警護を開始するイリアナたち。だが、事件はイリアナの想像を遥かに超え、彼女の人生自体を翻弄する衝撃的な展開を見せる。彼女を待ち受ける、最悪の事態とは!? すべてに決着をつけるときが静かに近づいていた——。

スタッフ

監督:D.J.カルーソー
スクリーンストーリー・脚本:ジョン・ボーケンキャンプ
製作:バーニー・ゴールドマン、マーク・キャントン
原作:マイケル・パイ
製作総指揮:ブルース・バーマン、ダナ・ゴールドバーグ、デイビッド・ヘイマン
撮影:アミーア・モークリー
美術:トム・サウスウェル
編集:アン・V・コーツ, A.C.E.
音楽:フィリップ・グラス
共同製作:アラン・C・ブロムクィスト
衣装:マリー=シルビー・デボー

キャスト

イリアナ アンジェリーナ・ジョリー
コスタ イーサン・ホーク
ハート キーファー・サザーランド
アッシャー夫人 ジーナ・ローランズ
パーケット オリビエ・マルティネス
レクレア チェッキー・ケイリオ
デュバル ジャン=ユーグ・アングラード

LINK

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