原題:EXIT WOUNDS

『マトリックス』製作者と共に、沈黙を破って、あの男が帰ってくる!

2001年/アメリカ/101分/シネマスコープサイズ/SRD,DTS,SDDS/字幕翻訳:岡田壮平/ 配給:ワーナーブラザース映画

2005年04月22日より特別版〈期間限定価格〉DVDリリース 2004年12月03日よりDVD発売開始 2001年8月11日より、渋谷東急3他全国松竹・東急系にて公開!

(C)2001 Warner Bros.All Rights Reserved.

公開初日 2001/08/11

配給会社名 0085

公開日メモ あのスティーブン・セガールが遂にやった一!あのメガ・ヒット作『マトリックス』のプロデューサー、ジョエル・シルバーと組み、これまでのセガール映画のイメージを一新する新たなエンターテイメント・アクション超大作をひっさげて、長い沈黙を破り、スクリーンに帰ってきた——!

解説


《歴代セガール映画のNO.1ヒットを記録した”ベスト・オブ・セガール・アクション”!》
あのスティーブン・セガールが遂にやった一!あのメガ・ヒット作『マトリックス』のプロデューサー、ジョエル・シルバーと組み、これまでのセガール映画のイメージを一新する新たなエンターテイメント・アクション超大作をひっさげて、長い沈黙を破り、スクリーンに帰ってきた——!全米初公開では、『ハンニバル』『ザ・メキシカン』といった強豪を押さえ付け、同時初登場の戦争大作『スターリングラード』にも差をつけての堂々1位登場、しかも初日3日間の成績は、セガール歴代映画中トップの数字を記録した。この作品にはこれまでのセガールとは明らかに違う、最高に魅力的でスタイリッシュなセガールが存在する。それは、まさに『マトリックス』の生みの親ジョエル・シルバーだからこそ出来たスクリーン・マジックであり、セガール自身もその期待と要求に十分応えて、彼の可能性をぐっと広げたといえるだろう。この新たなセガール像には、ファンだけでなくマスコミまでが飛びつき、”ベスト・オブ・セガール””セガール映画の最高峰”と絶賛の言葉を惜しまない。では、何が今までのセガールとそんなに違っているのだろうか?
本作でセガールが演じるのは、デトロイト市警の敏腕刑事オーリン・ボイド。しかし、副大統領がテロリスト軍団に襲撃されたとき、救助に向かったはいいが、味方をも多数犠牲にしてしまい、その荒っぽいやり方が警察上層部の怒りを買い、パトロール警官に格下げ。さらに、麻薬現場でヤクの売人を捕らえたものの、それが潜入捜査官だったことが発覚し、何と交通整理の警官にまで格下げされてしまう。しかも、怒るとキレやすい性格に問題ありと、女性上司(!)からの命令で、感情コントロール・セミナーにも通わされる羽目となる。そんな落ちこぼれ警官に扮したセガールの姿が、実にユーモラスで、今までに見られなかった新しい彼の個性と人間的魅力が最大限に発揮されている。このあたりの新しいセガール・テイストが、これまでのセガール・ファン限定アクションを超えて、多くの映画ファンを吸引する原動力となったに違いない!

《マスター・オプ・マーシャルアーツの本領発揮!やっぱりセガールは強い!》
もちろん、本作の魅力は、それだけではない。強いセガールが見たい、それがファンの飽くなき願望だ。今回、彼はそれに、期待以上の見せ場を用意して応えてくれるのだ——。警察分署の保管庫から消えたヘロイン50キロの行方を調べはじめたボイド。やがて彼は、ほとんどの警官たちがその犯罪に関わっているという信じがたい事実に直面する。不正を見ると刑事としての職業意識がムラムラと沸き上がり、怒りの抑制がきかなくなるボイドのこと、正義の番人のはずの警官が悪に染まっていると知って、許すわけがない。その怒りのパワーが爆発したとき、彼は身につけた技を駆使して、超人的な強さを発揮する。その強さ、カッコよさ!ここ数年、さすがのセガールもかつての冴えが幾分パワーダウンし、ファンにはいささか不完全燃焼気味だったが、この作品ではそんな不満を一気に解消、息つく間もないアクションの連続だ。冒頭の副大統領襲撃シーンで、いきなりクライマックスかと見紛う橋の上での凄まじいスペクタクルが展開。手に汗握る銃撃戦の後は、クラブで大男2人を相手に、目にも止まらぬセガール拳、鉄拳が繰り出される格闘技の見せ場、さらにカー・チェイスあり、オートバイ・チェイスありで、出し惜しみしない技と拳の応酬は、見るもののアドレナリンを快感と共に放出させ、まるでスポーツ観戦のような興奮を満喫。まさに本作は、今までの彼の作品のすべてのパワーと面白さが集約された、文句ない集大成だ。

《ヒップホップ界ノカリスマ、DMXがクールに魅せる!ブラック・ムーブメント・のノリが若者層をも虜に!》セガールと共に重要な役柄を演じるのが、ヒップホップ界のトップ・アーチスト、DMX。2年間でのCD売り上げが1000万枚を突破、ツアーの観客動員数もヒップホップ史上最高を記録するなど、活躍目覚ましく、ジョエル・シルバー製作の前作『ロミオ・マスト・ダイ』でも短いシーンながら強烈な印象を残した。その彼が、本作では謎に包まれた男を熱演。全身から発するカリスマ的魅力に加え、引き締まった肉体を駆使したアクションの敏捷な動きはシャープでゴージャスで、映画界でもブレイクすることは確実。また、主題歌”ノー・サンシャイン”を始め、彼のヒップホップ曲が多数提供され、映画全体に独特のブラックな雰囲気を作り上げているのも、本作の特色。これらブラック・ムーブメントのノリが、セガール映画には馴染みのない若い観客層にも大受け。実際に、男性ファンが多いセガール映画にしては異例の女性観客数の多さが話題となったのも、DMXとブラック・ミュージックの影響が大きい。なお、全米では本作のサントラCDも大ヒットを記録した。
この他、『トゥルー・クライム』のアイザイア・ワシントン、『トゥルーライズ』のトム・アーノルド、『ロミオ・マスト・ダイ』のアンソニー・アンダーソン、そして紅一点としてセガールの女性上司を演じる『オータム・イン・ニューヨーク』のジル・ヘネシーなど、実力派キャストが勢揃い。
本作は、元パトロール警官ジョン・ウェスタマンが書いた小説を、発売されてすぐにジョエル・シルバーが興味を抱き、映画化権を獲得したものだ。シルバーは、これまで数々のメガビット作を生み出してきた辣腕プロデューサーで、その作品には、『マトリックス』を筆頭に『リーサル・ウェポン』シリーズ、『ダイ・ハード』シリーズなど、超一級のエンターテイメントがズラリと並ぶ。監督は、『ロミオ・マスト・ダイ』でシルバーとコンビを組んだ新鋭アンジェイ・バートコウィアク。監督は本作が2作目だが、『スピード』『リーサル・ウェポン4』といった大作の撮影監督を手掛けてきただけに、卓越した演出力は既にベテランの領域。本作では、セガールという最高の素材を得て、その個性と魅力を最大限に引き出し、これまでにないスタイリッシュなセガール・アクションを誕生させた!

ストーリー


《落ちこぼれの烙印を押された刑事ボイドが、腐った悪に挑む——!捜査の渦中に浮かび上がった謎の男ラトレルとは——?》
オーリン・ボイド(スティーブン・セガール)は、デトロイト警察21分署の刑事。しかし、手荒で無鉄砲で、これまでに暴力沙汰を何度か起こすなど、署内一の厄介者だ。副大統領がテロリストに襲撃されたときも、警官に変装したテログループとたった一人で抗戦するものの、副大統領を川に放り投げたり、味方の警官を多数犠牲に巻き込むなど、その強引なやり方が上司の激怒するところとなり、遂に、犯罪無法地帯にある15分署に飛ばされてしまう。新しい彼の上司は、タフで美しい女性マルケイヒー(ジル・ヘネシー)だ。彼女がボイドに最初に命令したことは、問題のある性格を克服するために、感情克服セミナーに通うことだった。ボイドの不運はまだ続く。ある夜、彼は偶然、2人の男がヤクの売買を取り引きしている現場を押さえるが、黒人の方は格闘の末に逃亡。残る一方を捕まえてみたら、何と相手は同じ分署の警官モンティー二(デイビッド・バディム)で、麻薬潜入捜査中だったと言う。この不始末で、ボイドは交通整理の警官にまで格下げされてしまう。そんな折り、警察保管庫に押収されていたヘロイン50kgが武装した6人組に強奪されるという事件が発生。その場に居合わせたボイドが事務員らを救出したことがきっかけで、再び彼は刑事課に舞い戻ることができた。新たな相棒となった黒人警官クラ・ーク(アイザイア・ワシントン)と共に、事件の捜査に乗り出すボイド。やがて彼は、警察内部の人間がそこに関与しているのではないかという疑問にぶちあたる。そして、その裏に垣間見えるのが、あの逃げた黒人の存在だった。彼の名はラトレル・ウォーカー(DMX)。しかし、警察の前科者の記録にもその名は記載されておらず、その正体は謎に包まれていた。
事件の鍵を握るこのラトレルとは、一体何者なのか——!?

スタッフ

監督:アンジェイ・バートコウィアク
脚本:エド・ホロウィッツ/リチャード・ドービディオ
制作:ジョエル・シルバー/ダン・クラッキオーロ
製作総指揮:ブルース・バーマン
撮影:グレン・マクファーソン,C.S.C.
美術:ポール・デナム・オースターベリー
編集:デレク・G・ブリーキン
共同製作:ジョン・M・エッカート
音楽:ジェフ・ローナ/デイモン・"グリース"ブラックマン
音楽監修:バリー・ハンカーソン/ジョーモ・ハンカーソン
衣装:ジェニファー・ブライアン

ジョン・ウェスタマンの小説に基づく

キャスト

オーリン・ボイド:スティーブン・セガール
ラトレル・ウォーカー:DMX
ジョージ・クラーク:アイザイア・ワシントン
T.K.:アンソニー・アンダーソン
ストラット:マイケル・ジェイ・ホワイト
ヒンジズ:ビル・デューク
マルケイヒー:ジル・ヘネシー
ヘンリー・ウェイン:トム・アーノルド
ダニエルズ:ブルース・マッギル
モンティーニ:デイビッド・バディム
トリシュ:エバ・メンディス
ユーセルディンガー:マシュー・G・テイラー

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