原題:STACY

また会えたから、チャラだよね…

2001年/日本/ビスタサイズ/80分/ 配給:ギャガコミュニケーションズ

2001年10月3日DVD発売/2001年9月28日ビデオ発売&レンタル開始 2001年8月18日 BOX東中野にてレイト・ロードショー

公開初日 2001/08/18

公開終了日 2001/09/14

配給会社名 0025

公開日メモ 21世紀初頭、15歳から17歳までの少女たちが原因不明の死を遂げ、 人間たちを襲う屍体となって蘇える現象が世界中で蔓延していた。 誰が呼んだか、彼女たちは「ステ−シー」と呼ばれた・・・。

解説



《加藤夏希がステーシーに!?新感覚ホラー&ラヴストーリーの大槻ワールド、待望の映画化!》
大槻ケンヂ原作の新感覚ゾンビ物語「ステーシー」が、ハイビジョン映像を駆使しついに映画化!主演は『エコエコアザラク』のヒロイン黒井ミサで映画デビューした美少女、加藤夏希。共演には『さびしんぼう』『転校生』など独特な個性で魅せる演技派ベテラン俳優、尾美としのり。さらに作家の筒井康隆(「時をかける少女」)、内田春菊(「ファザーファッカー」)など豪華キャスト陣が名を連ね、美しく儚いステーシー物語の世界観をより深みのあるものとしている。監督は『コギャル喰い』で注目を浴び、『死人の恋煩い』などの脚本を手がけ、脚本家としても評価の高い俊英、友松直之。CG合成だけに頼らない、監督入魂のホラー特殊造形はその完成度の高さゆえ見ごたえあり。大槻ケンヂ率いるパンクバンド「特撮」の音楽に乗って、ステーシー化した少女達の戦標の純愛物語がここに始まる…。

ストーリー



《美しいのはステーシー化を間近に控えた少女だけだった…。少女たちは本当に美しかった…》

15才から17才までの少女が次々とゾンビになっていく!!昨日まで傍らで微笑んでいた恋人が、娘が、自分に襲い掛かり喰らいつく!彼女達は「ステーシー」と呼ばれ、世界をパニックに陥れていく。ステーシーは165以上に切り刻まれないと死ぬ事はない。彼女達を永遠の眠りにっかせる「再殺」。再殺権は親族か恋人に限られ、愛する者を手にかけられない人々は「ロメロ再殺部隊」に依頼するしかない。ステーシー研究に打ち込む犬神博士(筒井康隆)にも、その勢いを止められない。自分の再殺を愛しい男に依頼する費用欲しさに「ドリュー違法再殺団」を結成するのぞみ(林知花)達、ロメロ再殺部隊の隊員達もステーシーに狂わされた過去に苦しんでいた。そんな血と殺戮の世界で、ステーシー化が迫る少女詠子(加藤夏希)と小さな劇団の人形使い渋川(尾美としのり)は出会う。「ありがとう、ごめんね、大好きだよ」詠子の手にした風鈴に下げられた最後の言葉が世界を救う鍵になる。ホラーの中にも独自の感覚を展開するサブカルチャーに納まりきれない大槻ケンヂワールドの映像化。

「STACY用語集」
●STACY:21世紀初頭突然、15歳から17歳までの少女たちが世界中で集団的な変死を遂げ、更に短くて数十分、長ければ半日後に、歩き回る屍…ハイチの言葉で言うゾンビと化す現象。165分割される事により再殺。人肉を食らう。最初に再生するのは赤色期間である舌。口内にウィルスが付着している。
●near death happiness/N.D.H.:臨死遊戯状態。死期に近づいた少女特有の躁状態。多幸感に満ちた状態。
●butterfly twinkle powder/B.T.P.:蝶羽状輝微粉。ステーシーの肌に自然と浮き上がってくる細やかな粒、成分不明。STACYの精神状態によって青白い燐光を放つ。
●repeat kill/再殺:ステーシーの息の根を止める作業。STACYを165分割以上しなければ再殺不可能。
●ブルースキャンベルの右手・2:ステーシーを切り刻むのに最適な電気ノコギリ。前作より500g軽量化に成功。3体再殺しても刃こぼれせず、刃の交換も工具要らずの優れもの。ディスカウントショップで1/24スケールのプラモデルと同じ値段で買える。
●バタフライトゥインクルパウダー:蝶羽状輝微粉、ハーヴティーの香を醸す。
●通称『ギャグ』:ステーシー用の猿ぐつわ。ステンレス製
●ロメロ再殺隊:国際公務員。ステーシー再殺の為、国連主導で各国に設立された部隊。日本ではステーシー法の可決を受け、18歳以上の日本国籍を有する男性であれば誰でも応募できるようになった。
●ドリュー違法再殺団:ステーシー化を控えた3人の娘による違法再殺団。再殺の権利を愛しのソリマチにもらってもらう為に、活動中。
●ステーシーに関わる様様な規則:
・ステーシーゴミの収集は毎週金曜日。
・再殺の権利:親族と恋人だけに認められ。それ以外はロメロに委託する形をとらなければならない。ステーシー
化する直前の娘の間で「再殺人見付け遊び」が流行。また再殺を請負う違法再殺団も数多く存在する。
・川崎市役所衛生局生活課ロメロ再殺受付窓口:業務時間は午後2時から5時、緊急の場合は緊急受付窓口へ。番号は
局番なしの42956**番(シニクコロシニ ステーシー)
・再殺のしおり

スタッフ

原作:大槻ケンヂ「ステーシー 少女ゾンビ再殺談」(角川ホラー文庫・刊)
監督:友松直之

製作:馬上伸一
企画:板谷健一
プロデューサー:鈴木裕光、伊藤直克
アソシエイトプロデューサー:三橋中
音楽:特撮(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
脚本:大河原ちさと
撮影:飯岡聖英
照明:小川満
録音:土屋和之
美術:丸尾知行
VE:花澤和彦
特殊造形:緒田尚
CG:木村明彦

制作:幻想配給社
制作協力:アクティブシネクラブ
配給:㈱ギャガ・コミュニケーションズ
配給協力・宣伝:リベロ

キャスト

詠子:加藤夏希
渋川:尾美としのり
のぞみ:林知花
須永隊長:内田春菊
春日副隊長:土平ドンペイ
録山:田中要次
竹中:大矢剛功
有田約使:山崎勝之
松井:坂本真
藤原:螢雪次朗
CMガール:佐伯日菜子(特別出演)
ゲストタレント:大槻ケンヂ
犬神博士:筒井康隆

LINK

□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す