原題:This Is My Father

これは、忘れることのできない母の哀しい恋だった。

(全米1999年5月7日公開)

1998年/アメリカ映画/カラー/ビスタサイズ/2時間1分/ドルビーSR/ 提供:ポニーキャニオン、日本ヘラルド映画/配給:日本ヘラルド映画

2001年3月14日DVD発売/2001年3月14日ビデオ発売 2000年10月21日よりシャンテシネにてロードショー公開

公開初日 2000/10/21

配給会社名 0058

解説

人生で一度も恋をしない人はいないでしょう。まして、今は年老いて、若い頃を写真でしかかいまみることができない母に、若く美しかった頃があり、誰かに激しく哀しい想いを抱いていたとしたら…。誰もが涙してしまうであろう半世紀前の母の悲恋。こんなに母が愛した人。こんなに母を愛した人。その恋愛があって現在の自分が生きていることを、深く見つめなおすことができるでしょう。

フィオナの恋人を演じるのは「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」他幅広い役柄を演じる実力派のアイダン・クイン。現在から過去への語り部となる重要な役、高校教師キアレンには「ミザリー」や「ゴッドファーザー」でアカデミー賞にノミネートされたベテラン俳優ジェームズ・カーン。16歳のフィオナを演じるアイルランドの女優モイヤ・ファレリーはこれが本格的な主役デビューで、堂々と鮮烈なヒロイン役を務めました。これが初監督作となるポール・クインは舞台で活躍する演出家で、本作で監督、脚本を担当し見事に長編デビューを飾りました。幼い頃、アイルランド出身の母に聞かされた話が忘れられなかったポールは、アイルランドを舞台にした美しくも哀しい物語を創りあげたのです。撮影を担当したデクラン・クインは「リービング・ラスベガス」でアカデミー賞にノミネートされ、今最も活躍している撮影監督のひとりです。そして、個性的な演技が評価されている主演のアイダン・クインの3兄弟の情熱によってここに「フィオナが恋していた頃」が完成しました。

ストーリー

これは、忘れることのできない母の哀しい恋だった。主人公の中年高校教師キアレンの母フィオナは、今は年老いて意識がないまま、ベッドに伏せている。
生まれた時から父を知らないキアレンは、ある日、偶然に古い写真の中にまだ若く美しい母を見つけた。驚いた彼は、謎を解く為に母の生まれたアイルランドに旅立つのだった。
そこで見たものは、若い時の母のせつなく激しい恋。運命のいたずらか愛する二人は永遠にすれ違ってしまうのだった…。

スタッフ

監督・脚本:ポール・クイン
撮影:デクラン・クイン
音楽:ドナル・ラニー
提供:ビヘイビア・ワールドワイド
製作:フィルムライン・インターナショナル、
    ハミングバード・コミュニケーションズ

キャスト

アイダン・クイン
ジェームズ・カーン
モイヤ・ファレリー
スティーブン・レイン
ジョン・キューザック

LINK

□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.spe.sony.com/classics/thisismyfather/index.html
ご覧になるには Media Player が必要となります