原題:EVER AFTER A CINDERELLA STORY

誰もが知っていて、本当は誰も知らない愛の物語。 真実の「シンデレラ」

ゆうばり国際冒険ファンタスティック映画祭'99に::http://www.nifty.ne.jp/fanta/yubari/index.htm 出品

1998年度映画/カラー作品/ドルビーSRD/1時間58分 字幕スーパー翻訳:戸田奈津子/配給:20世紀フォックス

2010年06月25日よりDVDリリース 2007年11月21日よりDVDリリース 2000年5月26日よりDVD発売 1999年11月5日よりビデオレンタル開始 2004年11月27日よりDVD発売開始 1999年4月24日より全国ロードショー

公開初日 1999/04/24

配給会社名 0057

解説

『タイタニック』で涙したあなたに、また1本、20世紀フォックスからロマンティックでとても素敵な恋の物語が届きました。時代はもう少しさかのぼって、16世紀のころのフランス。主人公ダニエルは、ふとしたことからフランスの王子ヘンリーと出会います。おてんばでチャーミングなダニエルの魅力の虜になった王子。彼に聞かれて思わずダニエルが口走ったのは、幼いころ亡くなった伯爵婦人の称号を持つ母の名前。ダニエルが貴族の娘だと思い込んだ王子は政略結婚を目論む王に逆らって彼女を妃に迎えいれようとするのですが…。実はダニエルは父が死んで以来、陰険な継母とその連れ子の姉妹にこき使われているメイドだったのです!! 身分の違う恋、禁じられた恋といえば『タイタニック』か『ロミオとジュリエット』か。種を明かせば『エバー・アフター』のもとになっているのは、かの「シンデレラ」なのです。しかしこれは我々が知っているシンデレラとちょっと違います。ガボチャの馬車や魔法を操る妖精といった空想の産物は『エバー・アフター』のダニエルとは無縁の存在なのです。『プリティ・ウーマン』が現在アメリカを舞台にしたシンデレラ物語とだったとしたら、この映画は舞台を16世紀のフランスに移し替えた“プリティ・ウーマン”ダニエルの物語なのです。

ストーリー

陛下と呼ばれる貴婦人(ジャンヌ・モロー)の邸宅にグリム兄弟が招待された。すると彼女は兄弟が収集した民話「シンデレラ」のもとになった、ダニエル・ド・バルバラックの真実の物語を語り始める。
昔々。あるところにダニエルというおてんば娘が父オーギュストと暮らしていた。しかしその日、父が再婚したロドミラ・ド・ゲント男爵婦人(アンジェリカ・ヒューストン)が二人の娘マルガリートとジャクリーヌを連れてやってくる。しか娘3人とダニエルは水と油だった。しかも翌日、旅に出ようとした父が急死してしまう。10年後。ダニエル(ドリュー・バリモア)は灰まみれになってメイドとして使われ、ロドミラ母子の贅沢三昧のおかげで家計は切迫していた。
ある日、畑で働いていたダニエルは父の馬を盗もうとした若者にリンゴを投げつけ、落馬させる。ところがそれはフランスの王子・ヘンリー(ダグレイ・スコット)だった。スペイン王女との政略結婚に反発して城を飛び出してきたのだ。王子は口止め料としてお金を渡して馬に乗っていった。ダニエルはそのお金で税金代わりに売り飛ばした使用人を買い戻そうと交渉に出掛ける。貴族を装ったドレスで交渉していると王子が通りかかり、彼の一声で使用人は開放されるあの時のメイドだと気がつかない王子は彼女の名前を聞いてしまう。とっさにダニエルは母の名ニコール・ド・ランクレ伯爵夫人と名乗ってしまう。
城では5日後り舞踏会で王子の花嫁を発表することになっていた。それを知ったロドミラはマルガリートを玉の輿に乗せようと、あの手、この手。ダニエルが母から貰った花嫁衣裳とガラスの靴まで奪おうとする。一方、“ニコール”を捜していた王子は湖で泳いでいたダニエルに再会。話せば話すほどダニエルの虜になり、彼女の自由な思想に感化されていく。
翌日、王子は父に大学と図書館を建て国民に開放することを進言する。一方疲れて寝過ごしてしまったダニエルは、ロドミラ母子に責められる。そこでマルガリートが母の婚礼衣裳を着ているのを見て、激怒。パンチを放ってしまう。だがその報いとして父から貰った大切な本、そして王子との思い出でもある本『ユートピア』を暖炉に入れられてしまう。

王子は翌日の舞踏会で“ニコール”という名前を発表するつもりだった。一方、王子のお気に入りの娘“ニコール”がダニエルだと知ったロドミラは、彼女を地下に幽閉、そして“ニコール”はベルギーの婚約者の元へ行ったと王妃に報告してしまう。悲嘆する王子。息子の心を知った王は婚約発表の中止を申し出るが、王子は提案を飲まなかった。やがてダニエルに昔、森で命を救われた宮廷画家ダ・ヴィンチは、彼女を地下から救出し、舞踏会に行って全てを告白するように告げる。
いよいよ、花嫁発表の時、壇上に上がった王子は会場の入り口にダニエルが来ているのに気がつき、彼女の手を握る。そして、ダニエルがすべてを告白しようとしたその瞬間、ロドミラが先にダニエルの正体を叫んでしまった! またも騙されていたか、と深く傷ついた王子は彼女を許せなかった。
そしてダニエルはまた以前の生活が戻る。それどころか、裕福な商人ル・ビューりもとに売られてしまう。王子は当初の予定通り、スペイン王女と結婚することになった。だが式場で泣きじゃくる王女を見て、王子は婚礼を中止する。そして自分が一番好きなのはダニエルだと改めて気がつく。王子はダニエルの屋敷へと向かうが…。

スタッフ

監督: アンディ・テナント
脚本: スザンナ・グラント、アンディ・テナント、リック・バークス
製作: ミレイユ・ソリア、トレーシー・トレンチ
撮影: アンドリュー・ダン、B.S.C.
プロダクション・デザイナー: マイケル・ハウエルズ
編集: ロジャー・ボンデリ、A.S.C.
衣裳デザイナー: ジョニー・ビーバン
共同製作: ケビン・ライディ、ティモシー・M・ボーン
音楽: ジョージ・フェントン

キャスト

ダニエル: ドリュー・バリモア
ロドミラ: アンジェリカ・ヒューストン
ヘンリー王子: ダグレイ・スコット
レオナルド: パトリック・ゴッドフリー
マルガリート: ミーガン・ドッズ
ジャクリーヌ: メラニー・リンスキー
フランシス王: ティモシー・ウェスト
マリー王妃: ジュディ・パーフィット
オーギュスト: ジェローン・クラッペ
グスターブ: リー・イングルビー
ポーレット: ケイト・ランズバリー
メイーズ: マテロック・ギブス
モーリス: ウォルター・スパロー
老貴婦人: ジャンヌ・モロー
ダニエルの少女時代: アンナ・マグワイア
ピエール・ル・ピュ: リチャード・オブライエン

LINK

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