「悪」は感染する。 認めますか？この世に絶対悪が存在することを。 信じますか？それが感染することを。

1997年／アメリカ映画／２時間５分／ワーナー・ブラザーズ映画配給

2009年07月08日よりＤＶＤリリース 2009年04月22日よりＤＶＤリリース 2007年11月02日よりＤＶＤリリース 2004年12月03日よりＤＶＤ発売開始 1998年7月11日公開

公開初日　1998/07/11

配給会社名 0085

解説

アカデミー賞に輝く実力派俳優デンゼル・ワシントンの最新作『悪魔を蔑む歌』は人間から人間へと渡り歩き、姿かたちを変えて生き続ける“絶対悪”との戦いを描いた異色のスリラーです。全編に流れるのはローリングストーンズの名曲「Time is on my side」ですが、歌っているのはローリングストーンズではなく、悪魔に魅入られた人間たちです。この曲が不気味な基調低音となり、見る者の恐怖を誘わずにはいられません。この作品の原題は『FALLEN』。悪魔とは、もともと天界から追放された堕天使−Fallen Angelで、この映画が描く悪魔「AZAEL（アゼル）」も、もともとは堕天使なのです…。そう、善なるものほど、どこまでも深く悪へと堕ちていく可能性を秘めているのです。この作品に特徴的なのは“悪は、人から人へ伝染していく”という概念。もともとは人間は善であり、邪悪さは人間を渡り歩くという考え方です。悪人が死んでも、悪そのものは死なない。だから悪は不滅でとどまることを知らないのだ…。死よりも恐ろしいもの。それが存在することを、まざまざと見せつけてくれるのが『悪魔を憐れむ歌』です。謎が次第に明らかになっていく快感と、それにつれていっそう増していく恐怖を、観る者にたっぷりと味わせてくれます。

ストーリー

腕利きの刑事ジョン・ホブス（デンゼル・ワシントン）が残虐な手口で連続殺人を犯した男を逮捕する。男は死刑となるがその直前に奇妙な言葉を残す。「また会おうぜ。俺は御前の元に戻ってくる」そして死刑が執行された。立ち会ったホブスの目の前で、男は電流に流れ、確かに絶命したはずだった“Time is on my side………”時間は俺の味方さ、と歌いながら。しかしその直後から処刑された殺人犯の手口と同じ殺人が連続して起こる。コピーキャット（模倣犯罪者）の仕業なのか、それとも手口を知る警察内部の人間が犯人なのか？そして殺害された死体の胸に書かれた謎の文字は何を意味するのか？……容疑者とされたのは捜査を続けるホブス刑事自身だった。何かがおかしい。これは普通の殺人事件じゃない。ホブスの予感はやがて最悪の形で的中する。彼が直面することになったのは時を越えた不滅の存在。“悪魔”としか呼びようのないものだった……！

スタッフ

監督 ………… グレゴリー・ホブリット
製作 ………… チャールズ・ローベン、
ドーン・スティール
脚本 ………… ニコラス・カザン
製作総指揮 ………… ロバート・カバーロー、
テッド・カーディラ、
ニコラス・カザン、
イーラン・ダーショピッツ
撮影 ………… ニュートン・トマス・シーガル
美術 ………… テレンス・マーシュ
編集 ………… ローレンス・ジョーダン
衣装 ………… コリーン・アトウッド
共同製作 ………… ケリー・スミス＝ウェイト
作曲・指揮 ………… タン・ダン
製作協力 ………… リチャード・サックル、
パトリシア・グラフ

キャスト

ジョン・ホブス刑事 ………… デンゼル・ワシントン
ジョーンジー刑事 ………… ジョン・グッドマン
スタントン警部補 ………… ドナルド・サザーランド
グレタ・ミラノ ………… エンベス・デイビッツ
ルー ………… ジォイムス・ガーンドルフィーニ
エドガー・リース ………… エリアス・コーティアス
アート ………… カブリエル・カシューズ
サム ………… マイケルＪ．ベイガン
チャームズ ………… ロバート・ジョイ

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