ラオス 竜の奇跡
2016年/112分/シネスコ/カラー/5.1ch/配給:アーク・エンタテインメント
2017年6月 有楽町スバル座ほか全国ロードショー
(C)ジャパン-ラオス・クリエイティブ・パートナーズ
解説
2015年急激な都市開発が進むラオス。家族とのすれ違いで故郷を飛び出したラオス人女性「ノイ」。ナムグム湖観光の折、森に迷い、55年前の1960年の内戦中のラオスへと迷い込んでしまう。そこでダム建設調査の為、ラオスに渡った日本人青年川井に出会う。緩やかな川のほとりで二人は出会い、辺鄙な農村で、暢気な村人たちとの共同生活が始まった。が、やがて村に戦火が近づき、人々との軋轢がノイと川井を引き離していく・・・・
本作は、1960年のラオスに実在した日本人技師をモデルに、現代のラオスの少女が過去にタイムスリップし、日本人青年と出会うという、時空を超えたネイチャーファンタジーです。ラオスの美しい大自然を舞台に、私たちが大切にすべき「人を思いやる優しさ」を思い起こしてくれる珠玉の名編が生まれました。
撮影はオールラオスロケで、ほぼ9割ラオス語で2015年11月にラオス中部に流れるダム川周辺で撮影されました。主演は、日本人青年・川井役に期待の新人、井上雄太。ラオス人女性ノイ役に、モデル出身のティダー・シティサイ(ミス・ラオス2位)。監督は2011年阿部寛主演の『天国からのエール』でデビューした熊沢誓人。
ストーリー
1960年(昭和35年)、オリンピック開催を間近くに控えた日本。終戦から15年が経ち、誰もが上を向いていた時代、人々は開発の熱気に満ち溢れていた。そんな日本を飛び出し、ダム建設調査の為、ラオスに渡った日本人がいた。将来の成功を夢見た青年の名は「川井」。しかし、川井は調査中の事故で消息を絶つ。当時、内戦中だったラオスの首都ビエンチャンでは戦闘が勃発、政府による川井の捜索も打ち切られてしまう。時を経て2015年、経済発展が進む2015年の首都ビエンチャン。田舎暮らしの生活に嫌気がさし都会へ出てきたラオス人女性「ノイ」が友人たちとナグム観光の折、森に迷い、1960年のラオスにタイムスリップしてしまう。そこで、水難事故にあった「川井」に出会う。二人は少年ディンに導かれ、水に棲む龍神伝説を信仰する村に滞在することになる。田舎暮らしに戸惑うノイ、ラオスの国の事も知らずに仕事一筋だった川井。二人はのんびりとした伝統的なラオスの村落で、心がいやされ、「サーイ・ナームライ」(川の流れ)のように生きる村民たちの交流の中で新たな居場所ができてきた。川井とノイの淡い恋愛、ダム建設に対する人々の想いと川井との葛藤と軋轢。そして、少女ノイの初めての体験での心の成長。しかし、束の間のおだやかな幸せにも別れの時が近づいてきた・・・
ラオス:東南アジアで唯一海がない内陸国。日本の本州と同じ面積を持つ国土の8割が山岳地帯で、
アジア有数の大河メコン川に沿って平地が広がっています。 人口700万人、首都はビエンチャン
スタッフ
プロデューサー:森卓
脚本:守口悠介、熊沢誓人
監督:熊沢誓人
音楽:栗コーダーカルテット
撮影:金子正人
録音:志満順一
美術:Surawat CHUPOL(タイ)
制作:Athidxay BOUANDAOHEUANG(ラオス)
製作:ジャパン-ラオス・クリエイティブ・パートナーズ(日本)
共同制作:Lao New Wave Cinema Production(ラオス)
キャスト
井上雄太(日本)、ティダー・シティサイ(ラオス)
LINK
□公式サイト□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す