マイ スウィート ガイズ
原題:play it to the bone
5時間後、彼らは闘う…。もう一度輝くために。
2000年1月10日全米初公開
1999年/アメリカ/124分/DTS / Dolby Digital / SDDS/ 配給:ギャガコミニュケーションズ
2001年7月25日DVD発売/2001年7月6日ビデオ発売&レンタル開始 2001年2月10日よりお正月第2弾シャンテシネにてロードショー
公開初日 2001/02/10
公開終了日 2001/03/02
配給会社名 0025
公開日メモ 何年間もプロボクサーとしての仕事に恵まれなかったふたりだが、ある日突然、一生に一度の大きなチャンスが巡ってくる。ふたりで組んでラスベガスでの全世界が注目するマイク・タイソン戦の前座試合に出ないかというのだ。ふたりは取るものもとりあえず、車で出発し、ベガスを目指して焼けつくような砂漠横断の旅に出た。
解説
脚本家兼監督としてその才能を高く評価されているロン・シェルトンによるこの新作では、アントニオ・バンデラスとウディ・ハレルソンが親友同士でありながら同時にライバルでもあるふたりのボクサー、シーザー・ドミンゲスとビンス・ボードローに扮している。何年間もプロボクサーとしての仕事に恵まれなかったふたりだが、ある日突然、一生に一度の大きなチャンスが巡ってくる。ふたりで組んでラスベガスでの全世界が注目するマイク・タイソン戦の前座試合に出ないかというのだ。ふたりは取るものもとりあえず、車で出発し、グレース・ベイシック(ロリータ・ダヴィドビッチ)とともに、ベガスを目指して焼けつくような砂漠横断の旅に出た。
日頃からライバル意識の強いシーザーとビンスが異常なまでにはりあう一方、紅一点のグレースも血の気の多さでは負けてはいなかった。3人の旅はずっと派手な火花が散りっぱなしとなる。しかも途中でセクシーなヒッチハイカー、リア(ルーシー・リュー)を乗せてしまったことから、3人のいがみあいはさらに過熱する。
シーザーとビンスは世代の大試合に間に合うようにベガスに到着しなくてはならず、先を急ぎたいふたりの焦りもあって、道中はずっとケンカばかりになってしまう。
ようやくリングに上ったふたりは、ボクサーとしての本能を取り戻して試合にのぞむ。無二の親友の二人が、このときばかりは自分のボクサー生命を賭けて互角の打ち合いを続ける。ともに何度も何度もパンチを食らっては立ち直り、倒れるかと思われる瞬間に再び立ち向かっていくのだ。ついに試合は最終ラウンドに突入する。ふたりのボクサーはともに傷だらけになりながら、終了のゴングとともに力つきてお互いの腕の中に倒れ込んでいく。
シャンハイド・フィルムズ製作による『マイ・スウィート・ガイズ』は、ロン・シェルトンが自身の脚本をもとに監督し、ステファン・チンがプロデュースした、LAからラスベガスのリングまでのロードムビーである。製作総指揮にはデヴィッド・レスターが当たっている。
ストーリー
ロサンゼルス。シーザー(アントニオ・バンデラス)とビンス(ウディ・ハレルソン)はプロのボクサーである。
どこか無邪気さを残したシーザーと、危険な過激さと信仰心を併せ持つビンス。彼等は、性格は異なるが、スパーリングのパートナー同士であり、そして唯一無二の親友だった。ともに、何とかもう一度「タイトルマッチを闘いたい」という夢に必死にしがみついていた。
ラスベガス。ある朝、誰もがその夕方に予定されたマイク・タイソンの「世紀の対決」への期待に胸を膨らませていた。ところが、突然、その前座の試合に出場する予定だった選手2人ともが使い物にならなくなってしまう。1人は麻薬でラリッてベッドから起き上がれず、もう1人は、泥酔して交通事故をおこし、なんと死んでしまったのだ。プロモーターのジョー・ドミノ(トム・サイズモア)とハンク・グッディ(ロバート・ワグナー)は急遽代わりのボクサーを2人探し出さなくてはならない羽目になった。しかも、もちろんライセンス保持者で、経験豊富で、顔が知られていて、体重がほぼ同じ2人でなくてはならない。そして、そんな都合の良い2人を見つけ次第、今日の夕方6時までにラスベガスに来させなくてはならないのだ。
ベガス・ストリップを見下ろすペントハウスでボクサー探しこ躍起になっていたドミノは、ふと、かつて脚光を浴びながら今や忘れ去られた存在のミドル級のボクサー、シーザーとビンスを思い出す。ロサンゼルスのとあるうらぶられたボクシング・ジムで、いつものようにトレーニングをしていたシーザーとビンスのもとに、ドミノから電話が入る。いきなり舞い込んだ願ってもない大ニュースに舞い上がるシーザーを止めて、ビン
スは即答を避け、条件の交渉を始めた。しかし交渉は見事裏目に出て、逆にドミノによって当初の言い値を半分に下げられ、それぞれたった25.000ドルづつのファイトマネーで受けざるを得なくなる。しかし、この試合の勝者がミドル級世界チャンピオンのタイトル挑戦権を得ることができる、という契約項目を付け加えさせることに成功し、2人は満足気だ。だが、次の瞬間、2人は戦う男の目になり、互いを鋭く見やるのだった。
シーザーは、恋人のグレースをベガスに誘うことにした。目的は彼女の車だ。
彼等には、飛行機で行く金などなかった。彼女は「良い車」、つまり鮮やかなライム・グリーンの1972年製
オールズモービル442のオープンカーを持っている。
数時間後にベガスで彼氏のシーザーが試合をする、しかも対戦相手は元恋人のビンスと聞いて、グレースは驚く。しかし、エキセントリックな発明に金を出してくれるリッチなスポンサーを探していた自称企業家の彼女は、ふたつ返事でベガスまでの旅をオーケーする。
こうして三人は、それぞれの思いを胸に、ベガスまでのドライブに出発するのだった…。
スタッフ
監督、脚本:ロン・シェルトン
製作総指揮:デビッド・レスター
プロデューサー:ステファン・チン
キャスト
アントニオ・バンデラス
ウディ・ハレルソン
ロリータ・ダヴィドビッチ
トム・サイズモア
ルーシー・リュー
ロバート・ワグナー
リチャード・マシュア
LINK
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http://studio.go.com/movies/playit/index.html
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