『老人と海』『映画日本国憲法』のジャン・ユンカーマン監督最新作!

2015年/日本/カラー/148分 配給:シグロ

2015年6月20日、岩波ホール、沖縄・桜坂劇場で同時公開

(c)2015 SIGLO

公開初日 2015/06/20

配給会社名 0035

解説


私たちは沖縄のことを、どれくらい知っているのだろう?

1945年4月1日、アメリカ軍が沖縄本島に上陸、12週間に及ぶ沖縄地上戦では4人に一人の住民が亡くなりました。本作では、当時同じ戦場で向き合った元米兵、元日本兵、そして沖縄住民に取材を重ね、米国立公文書館所蔵の米軍による記録映像を交えて、沖縄戦の実情に迫ります。
また、戦後のアメリカ占領期から今日に至るまで、米軍基地をめぐる負担を日米双方から押し付けられてきた、沖縄の差別と抑圧の歴史を描き、現在の辺野古への基地移設問題に繋がる、沖縄の人たちの深い失望と怒りの根っこを浮かび上がらせます。

「老人と海」で与那国島の荒々しくも美しい自然と風土を捉え、「映画日本国憲法」で日本の平和憲法の意義を訴えた、アメリカ人映画監督 ジャン・ユンカーマンが、真の平和を求め、不屈の戦いを続けている沖縄の人々の尊厳を描いた渾身のドキュメンタリー。

●タイトル「沖縄 うりずんの雨」について
うりずんの 雨は血の雨 涙雨 礎の魂 呼び起こす雨
(詠み人:渡嘉敷島にお住いの方)
「うりずん」は、潤い初め(うるおいぞめ)が語源とされ、冬が終わって大地が潤い、草木が芽吹く 3 月頃から、沖縄が梅雨に入る 5 月くらいまでの時期を指す言葉。
4 月 1 日から始まった沖縄地上戦がうりずんの季節に重なり、戦後 70 年たった現在も、この時期になると戦争の記憶が甦り、体調を崩す人たちがいることから、沖縄を語る視点のひとつとして、本作のタイトルを『沖縄 うりずんの雨』とした。

ストーリー






スタッフ

監督:ジャン・ユンカーマン
企画・製作:山上徹二郎
製作:前澤哲爾 前澤眞理子
撮影:加藤孝信 東谷麗奈
Chuck France Stephen McCarthy
Brett Wiley
整音:若林大記
音響・効果:中村佳央
編集協力:大重裕二
協力プロデューサー:東谷麗奈
プロダクション マネージャー:佐々木正明
音楽:小室 等
演奏:鬼怒無月 高良久美子 田中邦和 谷川賢作
音楽録音スタジオ:Sound City Annex
Sunrise Studio
スタジオ・エンジニア:阿南恵介
アシスタント・エンジニア:中山太陽
音楽協力:フェイス・ミュージック
オフィス・キーズ
録音スタジオ:syncwire
リサーチ:鏑木亜樹 Edward Engel
翻訳:中野真紀子 桜井まり子 大竹秀子
取材協力:佐藤千代子

キャスト

安里英子
池田恵理子
石川真生
稲福マサ
大田昌秀
近藤 一
高嶺朝一
玉城洋子
知花カマド
知花昌一
Douglas Lummis
Leonard Lazarick
Donald Dencker
David Crew
Bruce Lieber
Cynthia Enloe
Rodrico Harp
Morton Halperin

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