正しく忘れる
2011年第5回 田辺・弁慶映画祭正式出品作品 東京国際映画祭チェアマン奨励賞 2013 年第11回 プネー国際映画祭正式出品作品
2010年/日本/カラー/90分/ 配給:TOブックス
2014 年 5 月 24 日(土)より渋谷アップリンクにてレイトショー公開!
© Breath
公開初日 2014/05/24
配給会社名 1216
解説
主演に奥秀太郎監督作品『USB』の小野まりえ、園子温監督作品『ヒミズ』の染谷将太を迎え、PFF アワード 2009 にてグランプリ&観客賞のダブル受賞を果たした、『一秒の温度』の井上真行監督の野心作がついに公開!
自殺したはずの父親が今にも死にそうな夢をみて目が覚めた。
五回忌の朝だった。
振り返ると過去五年間の記憶にうまく向き合えず、ただ記憶に蓋をして生きて来た。
父の死、弟の借金。家族との関係。
ただ所属するトラウマを抱える人々が集う“安住の会”という団体。
傷をなめ合うだけの恋人との関係。滞積する日常。
夢をみた朝、ついに過去の蓋が開いた。次々に起こる試練のような事象。
しかしそれは忘れる事を忘れた過去とうまく向きあい、再び忘れる為の、“再生”だったのだー
ストーリー
春子(小野まりえ)は五年前に自殺して死んだ父の今にも死にそうな夢を見た。
一年前のある日、春子は宝くじで大金を当てる。手遅れの大金。それがきっかけで父親への罪悪感に苛まれ、実家を出た。その大金があれば父は自殺しなくてもよかったからだ。
様々なトラウマを持った人達が集まる会「安住の会」に通う春子。そこで出会う知人の中に幸雄(染谷将太)がいた。彼は母が苦しみながら病死した現実が忘れられず父ともがき苦しんでいた。幸雄はただ一方通行に過ぎ行く、不条理で沈黙を貫く世の中に鉄槌を下そうと歪んだ正義感から事件を起こし、春子は巻き込まれていく━━
スタッフ
監督:井上真行
企画:井上真行
エグゼクティブプロデューサー:狩野善則
プロデューサー:井上真行、中村無何有、長澤豊
宣伝プロデューサー:小山倫良
脚本:井上真行
撮影:平澤哲
録音:落合大介
編集:井上真行
音楽:吉田亮
ヘアメイク:森田由華
助監督:片山雄一
スチール:内堀義之
制作協力:緒方昌孝
キャスト
小野まりえ
篠田光亮
染谷将太
矢島康美
なかみつせいじ
平川行弘
河田義市
石川紗彩
藤真美穂
長澤太一
愛葉みゆう
勇泰人
鈴木洋之
桝木亜子
新井秀幸
橘陽
江村胡桃
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