モンサントの不自然な食べもの
原題:Le monde selon Monsanto
未来を生きるために 知っておきたい多国籍企業のこと
2008年/フランス・カナダ・ドイツ合作映画/カラー/108分 協力:作品社、大地を守る会、食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク 配給:アップリンク
2012年9月1日より渋谷アップリンクほか全国ロードショー
公開初日 2012/09/01
配給会社名 0009
解説
《農業大国フランスで150万人が観た「食」、ひいては「いのち」をめぐるドキュメンタリーヨーロッパ各国のGMO(遺伝子組み換え作物)政策にも大きな影響を与えた話題作!》
私たちに身近な食品、豆腐や納豆、ポテトチップなどのラベルにかならずある「遺伝子組み換えでない」という表記。
当たり前のように食卓にのぼる遺伝子組み換え作物、「不自然な食べもの」。
果たしてそれはどこから来るのだろうか?
世界の胃袋を握ること—それがモンサントのビジネス戦略。
アメリカに本社を構えるアグロバイオ企業「モンサント社」、世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を誇るグローバル企業の、クリーンなイメージに隠された裏の姿をカメラは追う。
遺伝子組み換え作物から、過去に発売された枯葉剤、農薬、PCB、牛成長ホルモン。
1世紀にわたるモンサント社のヴェールに包まれた歴史を、貴重な証言や機密文書によって検証していく。
自然界の遺伝的多様性や食の安全、環境への影響、農業に携わる人々の暮らしを意に介さないモンサント社のビジネス。
本作は、生物の根幹である「タネ」を支配し利益ばかりを追求する現在の「食」の経済構造に強い疑問を投げかける。
《経済のグローバル化にゆれる食の安全と、不自然なたべもの=遺伝子組み換え作物》
農業、食の安全、医療、あらゆる分野で影響があるとされるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)など、急速に進む経済のグローバル化。
作中に登場する各国の深刻な状況は、経済のグローバル化が進んだ、明日の日本の姿かもしれません。
そして、不自然な食べもの(遺伝子組み換え作物)が環境、人体に与える影響は誰にも分かりません。
それは、まるで目に見えない放射能のよう。
毎日の食べ物は生き方を選ぶこと。
そして、知ることで守れる未来があること。
42カ国で公開されGM政策に大きな影響を与えた、「食」ひいては「いのち」めぐる世界の構造を暴く、今見るべきドキュメンタリー。
ストーリー
スタッフ
監督:マリー=モニク・ロバン
キャスト
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