原題:Safe House

アカデミー俳優デンゼル・ワシントン主演、元CIAの凄腕エージェントの逃亡劇を描くハード・アクション大作。

2012年/アメリカ/カラー/115分/ 配給:東宝東和

2012年12月19日よりDVDリリース 2012年9月7日(金)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国公開

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公開初日 2012/09/07

配給会社名 0002

解説


世界から狙われる男と逃げる、危険すぎる32時間

全米騒然!7週連続トップ10 ランクインを果たした逃亡劇の 新たな金字塔!

 オープニング3日間で4000万ドルをたたき出し、歴代1位の新記録を樹立。 全米公開後2週目でヒットチャートの首位に立ち、7週連続トップ10に入るなど、記録づくしのロングヒットとなった『デンジャラス・ラン』。 世界36カ国に指名手配をうける世界的犯罪者にして、史上最高といわれる伝説の元CIAエージェントと、最果ての地での任務にくすぶっている新米CIA職員。 隠れ家(セーフハウス)と呼ばれる機密の尋問場所で出会ってしまった2人が、正体不明の敵に追われながら次の隠れ家を目指して逃げ続ける32時間の逃避行。 「CIAが追われて逃げる」「迫り来る追手よりも、一緒に逃げている奴の方が恐い」という特徴的なシチュエーションの面白さと、息もつかせない緊迫感あふれる展開、そしてド迫力のカー・チェイスで全米を熱狂させた本作は、過去さまざまな名作を生んだ逃亡劇のジャンルに新たな金字塔を打ち立てたサスペンス・アクション大作だ。

アカデミー賞 スター、 デンゼル・ワシントンが魅せる 【極上の悪】

 主演は、『トレーニング デイ』と『グローリー』で二度のアカデミー賞 に輝くデンゼル・ワシントン。 近年も『アメリカン・ギャングスター』や『アンストッパブル』など「ハズレなし」の良作が続く彼が、製作総指揮も兼ねた本作で挑んだのは、デンゼル史上最強の悪人トビン・フロスト。 歴代のCIA諜報員の中で最高と謳われ、数々の伝説を築いてきたが、10年前、ある出来事をきっかけに立場を反転。国家機密を敵国に売り捌く情報密売人として、世界36カ国に指名手配される最も危険な国際犯罪者となった。 彼は暗殺の腕も凄まじいが、最大の武器は人の心を操る天才的な頭脳と話術。 敵にまわすのはもちろん、味方にするにも危険きわまりない掛け値なしの悪役— それを、今回のデンゼルはスーパークールに怪演。 百戦錬磨の修羅場を生き抜くことで迫力と貫禄を増していった本物の悪のかっこよさを、存分に見せつける。 そんなフロストを隠れ家から隠れ家へ連行する新米のCIA職員、マット・ウェストンを演じるのは、『グリーン・ランタン』のライアン・レイノルズ。 隙あらば逃走を図ろうとするフロストと、彼が隠し持つ情報を狙う正体不明の敵。 二重の脅威にさらされながら、生き残りの能力と忠誠心を試されるマットの役どころに、持ち前のナイスガイの魅力を発揮。 マットの視点で描かれるドラマに、観客の共感をぐいぐいひきつけていく。 

ジェイ・Z×カニエ・ウェストの 刺激的な主題歌が 逃亡劇を加速する

共演陣にもゴージャスな顔ぶれが揃った。 CIA支局長のキャサリン・リンクレーターを演じるのは、『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞 候補になったヴェラ・ファーミガ。マットの上司のデヴィッド・バーローには、『ハリー・ポッター』シリーズのブレンダン・グリーソン。 CIA作戦本部副部長のハーラン・ホイットフォードには、劇作家のサム・シェパードが扮し、作品に深みを与える重厚な演技を見せる。 ヒットメーカーのプロデューサー、スコット・ステューバーに発掘され、本作でデビューを飾る脚本家はデヴィッド・グッゲンハイム。 新人でありながら米国の映画関係者が未公開の脚本にランク付けをする「ブラック・リスト賞」で五指に数えられるなど、その質の高さは折り紙つき。 次回作の『Stolen』がニコラス・ケイジ主演で映画化されたのに続き、新作が続々とメジャーに買いあげられている逸材だ。 そんなグッゲンハイムとハリウッドの注目を分け合っているのが、監督をとつめた新鋭ダニエル・エスピノーサ。 母国スウェーデンで製作したクライム・サスペンスの『イージマネー』が、『アバター』超えのヒットを記録。 その手腕を見染められて監督に抜擢された彼は、本作でも期待通りのダイナミックな演出力を発揮している。 そのエスピノーサーを支えるのは、撮影監督のオリヴァー・ウッド(“ボーン”シリーズ)、プロダクション・デザイナーのブリジット・ブロシュ(『バベル』)、編集のリチャード・ピアソン(『ユナイテッド93』)、音楽のラミン・ジャヴァディ(『アイアンマン』)といったベテランのスタッフたち。 さらに、主題歌の『No Church In The Wild』を、ビヨンセの夫としても知られるグラミー賞アーティストのジェイ・Zと同じくグラミー賞アーティストのカニエ・ウェストが担当し、大きな話題を呼んでいる。

ストーリー





悪に染まった伝説のCIAエージェントと 運命を共にする、あまりに危険な32時間の逃避行!

最果ての地にあるCIAの隠れ家に連行されてきた超大物犯罪者。 完璧に秘匿された隠れ家のはずだったが、彼の収容と共に正体不明の敵が襲来する。 隠れ家の管理人である新米CIAのマットは一筋縄ではいかない犯罪者を引きつれ必死の脱出を試みるが—。 今、あまりに危険な男と運命を共にする32時間の逃避行がはじまる!

襲撃された隠れ家、 世界的犯罪者を引き連れた決死の脱出!

 南アフリカのケープタウン。 諜報活動の最前線から遠く離れたこの地で、CIAの新米職員マット・ウェストン(ライアン・レイノルズ)は、退屈な毎日を送っている。 任務は、めったに使われることのない隠れ家の管理人。 その仕事を一刻も早く卒業し、情報工作員として活躍したいと望んでいるマットだが、自分の実力を証明するチャンスはなかなかめぐってきそうになかった。 そんなある日、思いがけなく隠れ家に大物犯罪者が護送されてくる。 男の名はトビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)。 CIA史上最高と謳われた元エリート諜報員だが、10年前に国家を裏切り、悪に染まった。 今では、国家機密を密売する危険人物として世界36カ国から指名手配を受けている。 そんな想像を超えた伝説の人物を目の当たりにして、驚きを隠せないマット。 「いったい、何故?」  しかし本当の驚きは、フロストの尋問開始直後に訪れた。 完璧に守られていたはずの隠れ家が、武装した男たちに襲撃されたのだ。 味方が壊滅状態に陥るなか、「お前は俺を守る義務がある」というフロストの言葉にうながされ、無我夢中で彼を隠れ家から連れ出すマット。 激しいカーチェイスのすえに敵を振り切った彼は、フロストと共にモーテルに身を潜め、CIA本部からの指示を待った。そんな張りつめた緊張状態の中、フロストが静かに牙を剥く。 「なぜ隠れ家がバレたと思う?」人の心を操る天才と言われるフロストの言動にマットは激しく翻弄される。

指令 : 「犯罪者フロストを、次の隠れ家へ、すみやかに連行せよ」

CIA本部と連絡を取ったマットは、上司のデヴィッド・バーロー(ブレンダン・グリーソン)から次の行動を指示される。 まずサッカー・スタジアムと直結する駅へ行き、ロッカーに隠されたGPSで新たな隠れ家を確認、その場所へフロストを連行すればいいのだ。 さっそく駅へ向かったマットたちの背後には追っ手の気配もなく、物事は順調に運ぶかに思われた。 が、サッカー観戦の群衆がひしめくスタジアムの前に来たとき、突如フロストが「俺は誘拐された。 助けてくれ! 」と絶叫。 周囲にパニックを引き起こし、逃走を図った。 それを食い止めようとしたマットは、警備員と撃ち合いになり、警察から追われる身となる。 この事態をCIA本部に報告した彼は、支局長のキャサリン・リンクレーター(ヴェラ・ファーミガ)から任務解任を申し渡された。  しかし、マットは本部の命令に従わなかった。自分の手でフロストを捕らえる決意を固めた彼は、恋人のアナ(ノラ・アルネゼデール)に危害が及ばないようパリへ送る手筈を整えたあと、スラム街地区に住む偽造のスペシャリスト、カルロス・ヴィジャール(ルーベン・ブラデス)の元へ向かう。 国外脱出に必要な書類をフロストが買いに行くとにらんだからだ。 予測は的中。 フロストはカルロス宅にやって来た。 すると、そこに再び武装した敵が出現、フロストに向かって激しい銃弾の雨を降らせた。 家々の屋根をつたって必死に逃げるフロスト。 その現場に駆け付けたマットは、トラックの助手席にフロストを拾い上げると、新しい隠れ家に向けて逃走を開始した。

敵の黒幕は誰か? 何故フロストは世界から狙われるのか?

逃走の途中、追っ手のひとりを捕らえたマットは、敵の黒幕がCIA内部の人間であることをつきとめる。 彼らが狙っているのは、フロストが密売するために入手したマイクロチップ。 そこには、世界中の諜報機関の中にいる汚職職員の名前が記されていた。 CIAに対する絶対的な信頼を裏切られ、ショックを受けるマット。  そんな彼に、フロストは、自分が国に背くきっかけになった出来事を話し、CIAの仕事がきれいごとだけではすまないことを教える。 その話に心かき乱されるマットだったが、フロストの護送任務をやり遂げる覚悟は変わらなかった。やがて2人は郊外の隠れ家に到着。 そこにはさらなる驚きと裏切りが待ち受けていた……。

スタッフ

監督:ダニエル・エスピノーサ
製作:スコット・ステューバー
製作総指揮:スコット・アバーサノ、デンゼル・ワシントン、アダム・メリムズ、アレクサ・ファイゲン、トレバー・メイシー、マーク・C・エバンス
脚本:デビッド・グッゲンハイム
撮影:オリバー・ウッド
美術:ブリジット・ブロシュ
編集:リチャード・ピアソン
衣装:スーザン・マシスン
音楽:ラミン・ジャバディ

キャスト

デンゼル・ワシントン
ライアン・レイノルズ
ベラ・ファーミガ
ブレンダン・グリーソン
サム・シェパード
ルーベン・ブラデス
ノラ・アルネゼデール
ロバート・パトリック
ファレス・ファレス
リーアム・カニンガム
ジョエル・キナマン

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