別離

本年度アカデミー賞＆ゴールデン・グローブ賞で、外国語映画賞 Ｗ受賞達成！!
ベルリン国際映画祭史上初の３冠！オスカー獲得で８３冠目の映画賞に輝く話題作
アカデミー賞外国語映画賞受賞作『おくりびと』、『瞳の奥の秘密』などに続き、本年度は、世界６３ヵ国からエントリーされた珠玉の作品の中から、イラン代表作品『別離』が頂点に輝いた。イラン映画のアカデミー賞ノミネートは実に13年ぶり（しかも2部門）、受賞はイラン映画史上初となります。
本作は、イラン映画界の新鋭アスガー・ファルハディ監督の、前作『彼女が消えた浜辺』（ベルリン映画祭銀熊賞（監督賞）受賞）に続く長編5作目。離婚の危機を迎える夫婦の物語を軸に、つなぎとめようとする娘、そして、彼らの問題に巻き込まれていくもう一つの家族の姿を通して、単に善悪では割り切れない複雑な人間の心理を、見事な脚本と緊張感溢れる演出で紡ぎ出した濃密な人間ドラマ。
アメリカなど欧米での高評価はイラン映画としては近年稀にみるほど。映画評論家として有名なロジャー・エバート氏は「今後数十年にわたって観られるべき不朽の名作の１本！」と年間映画トップ20の第1位に本作を選び激賞、多くの海外メディアが早くから「アカデミー最有力！」と太鼓判を押していました。アカデミー発表前にもセザール賞、インディペンデント・スピリット賞と、外国語映画賞を立て続けに受賞いたしました。