2011年/日本/カラー/ビスタサイズ/ドルビーステレオ/109分 製作・配給:カリーナプロジェクト/配給協力:パル企画

2011年11月19日〜シネマート六本木 2011年11月大阪・梅田ガーデンシネマ 2011年12月福岡・KBCシネマ、(時期調整中)熊本・Denkikan以降順次。

公開初日 2011/11/19

配給会社名 1272

解説


チェルノブイリ原発事故が風化しつつあった2003年に、映画監督の今関あきよしが、いまだ原発事故の爪痕が残るベラルーシで現地ロケを行い、撮影した劇映画。綿密な現地取材を元に、原発事故後の小さなひとつの家族の悲劇を描いた物語です。

2010年にチェルノブイリで追加撮影し、原発事故から25年の今年、劇場公開にむけて動き出していました。その矢先の3月11日東日本大震災。
現在も原発事故の影響が日本中へ広がり続けていますが、25年経った自然の美しいベラルーシにもいまだに目に見えない放射性物質で侵された大地があります。
空想的でまるでおとぎ話のように優しく描かれるひとりの少女とその家族の物語の中に、生まれ育った土地を離れ、家族がバラバラにならざるを得なかった人たち、危険と分かっていながらもその古里への愛着からそこに残って生活せざるを得ない人々の悲痛な思いが込められています。

ストーリー


チェルノブイリ原発のあるウクライナの隣国ベラルーシに暮す少女カリーナは、母が入院し、父はロシアに出稼ぎにいったため親戚の家に預けられる。都会の生活になじめないカリーナは、原発周辺の居住禁止区域に近い田舎の村で暮す祖母の家へ思いをはせるが、やがて祖母も病気になり、母の症状も悪化。そしてついに自身も病に倒れてしまう・・・。

スタッフ

監督・脚本:今関あきよし
脚本:いしかわ彰
撮影・編集:三本木久城
音楽:遠藤浩二
録音:浜口文幸
助監督:瀧野征一郎
制作担当:中野亜紀子
字幕監修:三ツ井和子
字幕翻訳:樟山由美
製作・配給:カリーナプロジェクト
配給協力:パル企画

キャスト

ナスチャ・セリョギナ
タチアナ・マルヘリ
リュディミラ・シドルケヴィッチ

日本語ナレーション:大林宣彦

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