原題:A idade da terra

シネマ・ノーヴォの誕生を告げた グラウベル・ローシャの代表作5本連続上映 グラウベル・ローシャ ベスト・セレクション

1980年ヴェネツィア国際映画祭出品

1980年/ブラジル・エンブラフィルム製作/カラー/ 151分/日本初公開 配給:日本スカイウェイ/アダンソニア 配給協力:コミュニティシネマセンター 協力:ブラジル大使館

2011年6月18日(土)よりユーロスペースにてロードショー

公開初日 2011/06/18

配給会社名 0107/1104

解説


1981年に死去したグラウベル・ローシャの遺作である。
鮮やかな色調のシーンが次々に続く。夜明けの山並み、バイーアの祭、リオのカーニヴァル ダンス、ブラジルの政治状況の総括、ブラジリアでの工事現場、バイーアの海岸で行われる歴史劇といった具合に、バイーア、ブラジリア、リオ・デ・ジャネイロを舞台にし、過去と現在を往還る映像と音によるシンフォニー。観光案内や第三世界の定番のような、あるいはテレビで見慣れた映像は現れることがない。人々のエネルギーが画面にみなぎる。映像に稀な力があり、ヴィデオアートとも違う映像詩が展開する。ローシャ自身は「ブラジルの肖像の脇に置かれた私の肖像画」という言葉を遺した。映画の解体を先取りするかのようなこの試みを、あるいは反シンフォニーと呼ぶべきだろうか。ポストモダンを経た現代にこそ、その真の意味が理解されるべき作品である。30年以上の時を経て再びファンの眼に触れる条件は整った。ヴェネツィア国際映画祭で上映された際、作家のアルベルト・モラヴィアやミケランジェロ・アントニオーニ等が絶賛した事でも話題になった作品。

ストーリー

スタッフ

製作:キム・アンドラーデ
監督・原案・脚本:グラウベル・ローシャ
撮影:ロベルト・ピレス、ペドロ・モラエス、ロケ・アラウホ
美術・衣裳:パウラ・ガエタン・、ラウル・ウィリアム
編集:カルロス・コックス、ラウル・ソアレス、リカルド・ミランダ
音楽:ロジェリオ・デゥアルテ、ビラ=ロボス

キャスト

ブラームス:マウリシオ・ド・バッレ
インディオのキリスト:ジェス・バラダン
黒人のキリスト;アントニオ・ピタンハ
軍人のキリスト:タルシシオ・メイラ
革命的なキリスト:ジェラルド・デル・へイ
オーロラ・マダレーナ:アナ=マリア・マガリャーエス
アマゾンの女王:ノルマ・ベンゲル
悪魔:カルロス・ペトロヴィッチョ

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