原題:団圓/APART TOGATHER

ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀脚本賞)受賞作

中国映画/2009年/96分/ビスタサイズ/ドルビーSR、ドルビーデジタル 配給:ギャガ

2011年2月5日(土)より、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマ他全国順次公開ロードショー

公開初日 2011/02/05

配給会社名 0025

解説


ベルリン国際映画祭で2度の栄冠に輝く
今、世界が最も注目するワン・チュエンアン監督最新作
前作『トゥヤーの結婚』が、第57回ベルリン国際映画祭にて金熊賞(グランプリ)を受賞したことが記憶に新しいワン・チュエンアン監督の最新作『再会の食卓』が、再び同映画祭にて銀熊賞(再有賞脚本賞)を受賞するという快挙を成し遂げた。監督が今回焦点をあてたのは、上海のある家族の食卓。何気ない家族の風景の中に、中国と台湾の間の別れと再会の物語が映し出されたとき、その食卓を囲む家族一人ひとりの、さまざまな想いがスクリーンを通して描き出される。 
台湾の老兵が上海の妻を訪ねるというニュースを元に、監督が、若手女性脚本家ナ・ジンと脚本を書き上げ、二人の夫と妻、そしてその家族に、中国と台湾を隔てる悲しい歴史を映し込んだ本作。中国と台湾の複雑な関係を背景にしながらも、食卓を“舞台”に、家族の在り方、家族で語り合うことの大切さを深く問いかけている。

ストーリー

40年後の再会も、いつもこの食卓からはじめよう。
ある日、上海で暮らすユィアーのもとに届いた一通の手紙。そこには、1949年に生き別れた夫イェンシェンが40数年ぶりに台湾から帰ってくると記されていた。しかしユィアーには、既に新しい夫ラオルーと家族がいた。戸惑いながらも元夫を食事に招き、精一杯もてなす一家。しかし、彼には元妻に対する密かな願いがあった。「これからの人生、私と一緒に台湾で暮らしてほしい」。イェンシェンの予期せぬ告白に「生き延びるだけで精一杯だったわ。幸せだったのはあなたと過ごした日々だけ」と、ユィアーの心は揺れ動く。
猛反対する娘、自分には関係ないとうそぶく長男、金銭で解決しようとする娘婿。円満だったはずの一家がにわかに揺れ始める。はたして、ユィアーが下した決断とは…。中国と台湾を隔てる悲しい歴史に翻弄された二人の夫と妻、そしてその家族。共に食卓を囲む彼らのそれぞれの思いが、溢れ出していく—。

スタッフ

監督:ワン・チュエンアン『トゥヤーの結婚』 
脚本:ワン・チュエンアン/ナ・ジン

キャスト

リン・フォン
リサ・ルー
シュー・ツァイゲン
モニカ・モー

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