原題:WELCOME

2009年/フランス/1時間50分/フランス語=英語=クルド語 配給:ロングライド 宣伝:アステア

2010年12月18日(土)ヒューマントラストシネマ 有楽町他にてロードショー!

(C)2009 Nord-Ouest Films-Studio37-France 3 Cinema-Mars Films-Fin Aout Productions.

公開初日 2010/12/18

配給会社名 0389

解説


クルド人難民とフランス人とのふれあいを描いた本作は、フィリップ・リオレ監督の、カレ警察をヴィシー政権時のそれに例えた発言をめぐって市長や移民担当大臣をも巻き込む論争を引き起こし、いまだ物議を醸しています。
ドキュメンタリーの体を取らずに難民の現状を浮き彫りにした監督は、人種や年齢を越えて芽生えた絆や登場人物それぞれが愛する者と真摯に対峙する姿に光を当て、本作を感動の人間ドラマへと昇華させました。

ストーリー



ドーバー海峡を泳いで渡る——対岸のイギリスに暮らす恋人に会うために。

17歳のクルド人難民ビラルは、イラクからフランス最北端のカレにたどり着く。恋人の住むイギリスへ密航を試みるも失敗。ビラルには、英仏海峡を泳いで渡る手段しか残されていなかった。一方、フランス人のシモンは、かつては水泳選手として名を馳せたもののいまではコーチの職に甘んじ、妻とは別居中の身だ。
そんな二人が市民プールで出会う。ビラルにクロールを指導することは、シモンにとって、難民を支援する団体に属する妻の心を取り戻すためにすぎなかった。しかし次第に二人の間には父子にも似た感情が流れ始める。果たして、ビラルは海峡を泳ぎ切り、イギリスの地を踏むことができるだろうか。

スタッフ

監督・共同脚本:フィリップ・リオレ(『灯台守の恋』『マドモワゼル』『パリ空港の人々』)

キャスト

ヴァンサン・ランドン(『すべて彼女のために』『女はみんな生きている』『パパラッチ』)

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