原題:Beautiful Islands

第14回釜山国際映画祭アジアの風出品作品

2009/日本/カラー/1時間46分/HD&35mm 配給:ゴー・シネマ

2010年7月10日(土)、恵比寿ガーデンシネマほか全国順次ロードショー

© 海南友子

公開初日 2010/07/10

配給会社名 0943

解説


本作は、気候変動をテーマに描かれた作品であるが、よくあるドキュメンタリーの様な、気候変動における被害だけを大げさに編集したものとは異なり、それによって失われる切なく、美しいものをあえてフューチャー致しました。2009年プサン国際映画祭でアジアシネマ基金AND賞を受賞し、全米、そして韓国での公開も決定しております。

そして今回、UAが2007年にリリースした、自らが自然、人への愛に気付いた瞬間を丁寧に紡いだ「黄金の緑」が、本作のイメージソングに決定しました。この映画の舞台であり、世界で最初に沈むと言われているツバルのことを歌詞に織り込んだ本楽曲は、現地の温暖化が原因の海面上昇による島の被害を伝えるだけではなく、「自分の作品を聴いた人が、自然や人間、地球を愛おしく思うことのきっかけに少しでもなれば嬉しい」という “自然への愛や人間へ愛を気づくことの大切さ”を伝えたもので、本作のテーマと一致したことにより打診したところ、快諾していただき決定致しました。

ストーリー


舞台は、南太平洋のツバル、イタリアのベネチア、アラスカのシシマレフ島。気候も文化も異なる島で生きる人々の普通の“暮らし”に焦点を当て3年がかりで撮影。絆を育む祭りや、長年受け継がれる伝統工芸、水辺の暮らし。そのすべてが気候変動で失われゆくものです。

監督は「気候変動で、私たちが一体何を失うのか?を“感じる”作品を作りたい」と、ナレーションやBGMを排して、波や風の音、島の人々の美しい歌声や子供の笑顔と旅する作品に仕上げました。

撮影には詩的な映像で知られる南幸男を迎え、現場で1カットずつ話し合いながら作った渾身作。

エグゼクティブプロデューサーには、海南の20年来の友人で恩師でもある是枝裕和が、企画に参加しています。デジタルな世界で生きる私たちの本質的な感性がよみがえります。

スタッフ

監督・プロデューサー・編集:海南友子
エグゼクティブプロデューサー:是枝裕和
撮影 南幸男/VE 河合正樹/整音:森英司
アソシエイトプロデューサー・編集:向山正利

キャスト

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