第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門

2016年/日本/カラー/??分/ 配給:ギャガ

2016年11月25日よりDVDリリース 2016年5月21日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他 全国ロードショー

(C)2016フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ

公開初日 2016/05/21

配給会社名 0025

解説


阿部寛と是枝監督がタッグを組むのは、映画では『歩いても 歩いても』(08)、『奇跡』(11)に続き3作目となり、今回阿部が演じるのは、小説家を目指すも一向に才能が開花せず、生活費のために探偵事務所に勤める男。バツイチでギャンブル好き、夢ばかり追いかけ続けるダメ中年なのに、なんとも愛おしく憎めないキャラクターを、阿部独特の持ち味で魅力的に演じます。
そしてその母親役に樹木希林。劇中で、阿部の身長に掛け「大器晩成…って時間かかり過ぎですよ」と言ったり、「ミカンの木、花も実もつかないんだけど、あんただと思って毎日水やってんのよ」と歯に衣着せぬ物言いの親子の会話には、思わず笑いが漏れだします。
阿部の別れた元妻役を真木よう子が演じるほか、探偵業務の相棒役に池松壮亮、探偵事務所社長役にリリー・フランキー、阿部の姉役に小林聡美、樹木の憧れのクラシックの先生役に橋爪功など、豪華キャストが名を連ねます。
 また、樹木演じる母親が暮らす団地のシーンは、実際に是枝監督が9歳から28歳までの19年間住んでいた東京都清瀬市の旭が丘団地で撮影されており、是枝監督の思い入れも強い作品になっています。

ストーリー






団地に一人住まいの母・淑子(樹木希林)。苦労させられた夫を突然の病で亡くしてからは、気楽な独り暮らしを送っている。長男の良多(阿部寛)は、15年前に文学賞を一度とったきりの売れない作家。今は探偵事務所に勤めているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳している。そんな良多に愛想を尽かして離婚した元嫁、響子(真木よう子)。
11歳の息子・真悟(吉澤太陽)の養育費も満足に払えないくせに未練たらたらの良多は、探偵技で響子を“張り込み”し、彼女に新しい恋人ができたことに一人ショックを受けている・・・。
そんなある日、たまたま母・淑子の家に集まった良多と響子と真悟は、台風のため翌朝まで帰れなくなり、一つ屋根の下で一晩を過ごすことに。こうして、偶然取り戻した、夜が明けるまでの束の間の“家族”が始まるが——。

スタッフ

原案・監督・脚本:是枝裕和
製作:フジテレビジョン 、バンダイビジュアル、AOI Pro.、ギャガ 
配給:ギャガ

キャスト

阿部寛 
真木よう子 
小林聡美 
リリー・フランキー 
池松壮亮 
吉澤太陽 
橋爪功 
樹木希林

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