原題:Chrysalis

フランス新鋭クリエイター発、“記憶のデジタル化”を精巧に描いた近未来SFサスペンス

2007年/フランス/カラー/90分/ 配給:クロックワークス

2009年3月7日(土)より、渋谷シネクイントにてレイトショー

© 2007 GAUMONT-TF1 FILMS PRODUCTION

公開初日 2009/03/07

配給会社名 0033

解説

連続殺人事件の捜査中に公私ともにパートナーであった妻を殺され、休職していたユーロボール(欧州警察機構)の刑事ダヴィットは、奇妙な若い女性の遺体が発見されたことがきっかけで捜査に戻る。その女性の眼から犯人の手がかりを得るため網膜スキャンを試みるが、なぜか記憶が消されていた。それはダヴィットが取り逃がした凶悪犯ニコロフの犯行に間違いなかった。捜査が進むにつれ、ニコロフが軍の秘密研究所によって作り上げた人間の記憶を消去したり自由に書き換えることができる“クリサリス”と呼ばれる機会を窃盗し、記憶の改竄、さらに、犯罪組織に転売しようとしていることを知るが──

ストーリー

完璧な仮想世界を求め、ベテランキャスト&スタッフが集結!!

最新鋭の医療技術によって、人間の記憶を眼から読み取る網膜スキャンが開発された。犯罪捜査では、被害者の眼から犯人を知ることができる重要なアイテムだが、もし狂信者の手に渡り、記憶が操られることになったら──

本作が初の長編映画となる監督のジュリアン・ルクレール。全編を通して統一された色網やディティールに拘り徹底的に作り上げた近未来に、カンヌ国際映画祭で上映後、世界各国の映画人たちが熱狂。その若手監督の世界観を支えるのは、主演の寡黙な刑事ダヴィットに、フランス映画界を代表するベテラン俳優アルベール・デュポンテル、冷酷な犯人ニコロフに個性派俳優アラン・フィグラルツをはじめ、編集のティエリー・オス、音楽のジャン=ジャック・ヘルツなど一流のスタッフたち。新たな映像への挑戦は観客を“記憶のデジタル化”という見たことのない世界へと誘う。

スタッフ

監督・脚本:ジュリアン・ルクレール
脚本:フランク・フィリッポン、ニコラ・プファイイ、アウディ・ピイ
撮影:トマ・ハードマイアー
美術:ジャン=フィリップ・モロー
衣装:ファビエンヌ・カタニー
編集:ティエリー・オス
音楽:ジャン=ジャック・ヘルツ

キャスト

アルベール・デュポンテル
マリー・ギラール
マルト・ケラー
メラニー・ティエリー
エステル・ルフェビュール
アラン・フィグラルツ

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