人と食を巡る、 映画のかたちをした、ごはん。

第33回 モントリオール世界映画祭2009 正式出品作品

2008年/日本/カラー/78分/35mm/アメリカンヴィスタサイズ/DTSステレオ 配給:スタイルジャム

2009年10月10日より恵比寿ガーデンシネマほかにて全国順次ロードショー 2009年6月6日(土)〜26日(金)まで、恵比寿ガーデンシネマにて先行プレミア上映

(c)2009 スタイルジャム

公開初日 2009/06/06

公開終了日 2009/06/26

配給会社名 0650

解説


ごはんのじかんです。
人は、食べる。それは生きるためだ。
でも、食べるとは、摂取や補給だけじゃない。
「最近こんなことあって」とか。「このごろどう?」とか。
誰かとつながりたくて。誰かといっしょに、人は食べたいと思う。
食べる。それは、自然とつながることでもある。
肉。野菜。果物。穀物。様々な命とつながっていくこと。
人生が旅であるなら。食べることも、きっと旅なのだろう。
また、こういう言い方もできるかもしれない。
人生とは、ごはんのじかん。
人がなにかを糧として、栄養とし、成長していく、時間なのだと。
人と食を巡り、人と食を考えるひととき。
eatrip-あなたにとっての、いいごはんのじかん、になれたらうれしいと思う。
eatrip 人と食を巡る、映画のかたちをした、ごはん。

フードクリエイティブ・チーム「eatrip」を主宰し、テレビ、ラジオ、雑誌などで幅広く活躍するフードディレクター野村友里が本作品で、初めて映画監督に挑戦しました。全編フィルム撮影を敢行し、”人”と“食” との関係や、形や言葉には表現しきれない空気感や流れる時間をピュアに描いた手づくりの作品です。食を生業とする野村友里が描きだす本作品は、誰もが共有できる“食べる”ということを通して、複雑な時代をシンプルに生きる人達と出会い生きるということを知る為の旅にでることからはじまります。年齢や職業、環境を問わず、毎日を生き生きと生きる人たちへ、その人たちの“食”との向き合い方についてのインタビューを通して、過去と未来をつないでいる、今の時代性や日々の生活を描き、 ”人”と“食”とがつながる儚くも尊い瞬間をみつめます。

ストーリー

◆監督:野村友里(のむらゆり) フードディレクター

東京生まれ。おもてなし上手の母のおかげで、いつも来客の絶えない家庭に育ち、自然に料理の道へ。
料理研究のための渡英。帰国後、調理、メニュー開発をはじめ、カフェやパーティのディレクションを手がける。
カフェブームの先駆者的存在として、カフェの作り方を一冊にまとめた「make your caffe」を出版。
現在は、おいしく楽しい食で、人と人をつなぐフードクリエイティブ・チーム「eatrip」を主宰。
統廃合となった中学校を再生するプロジェクトである「IID世田谷ものづくり学校」にアトリエを構える。
ファッションや大使館をはじめとするレセプションパーティなどのケータリングや、食で表現するアートのほか、
テレビ、ラジオ、雑誌などの連載や、専門学校の講師、食育のメニュー開発など幅広く活動中。
「食」というコミュニケーションツールによってつながり、共鳴する人たちのネットワークは、俳優、歌手、アーティスト、
クリエイターなどカルチャーシーンをはじめ、企業経営者から生産者など、年齢や職業、そして国内外を問わず幅広い。
「食」で「人」とつながり、クリエイティブに楽しく生き生きと生きる姿は、同世代の都心に暮らす20-30代女性を中心に注目を浴びている。

【連載】(2009年7月時点)
・テレビ BS朝日「しあわせロハス」
・ラジオ J-WAVE「LOHAS SUNDAY」
・雑誌「Hanako」「装苑」 ほか

スタッフ

監督:野村友里
プロデューサー:甲斐真樹 
音楽:青柳拓次
写真:高木由利子
詩:内田也哉子         
撮影:今井孝博 
照明:鈴木康介
録音:菊池信之 
編集:大重裕二 
助監督:大橋祥正    
ラインプロデューサー:金森保 
メイキング スチール:福田喜一
制作協力:キリシマ1945

キャスト

?橋皖司(丸十?橋/築地魚河岸市場鮮魚仲買)
秋山鐘一郎(秋山商店/鰹節問屋)
森岡尚子(主婦/沖縄やんばるにて自給自足を目指す) 
UA(歌手)
千 宗屋(武者小路千家・15代家元後嗣) 
浅野忠信(俳優)
酒井日慈(大本山池上本門寺住職)
下田昌克(画家)
首藤康之(ダンサー) 
ヨーガン レール(デザイナー)
コトリンゴ(シンガーソングライター)
青柳拓次(アーティスト/音楽活動)
浅野順子
内田也哉子(文筆/音楽活動)

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