原題:Herencia

「ここには、優しい人々がいる——例えば、それはあなた(オリンダ)だ」

2001年 アミアン国際映画祭(フランス)主演女優賞、観客賞 2001年 モスクワ国際映画祭 最優秀作品賞 2003年 アルゼンチン映画批評家協会賞/監督賞、主演女優賞、助演女優賞

2001年/アルゼンチン/カラー/96分/ 配給:(株)パイオニア映画シネマデスク

2008年11月1日(土)より、シネマ・アンジェリカにて全国順次公開

公開初日 2008/11/01

配給会社名 0147

解説


人生はまだ終わっていない—
地球の裏側から届いた心温まるヒューマンドラマ

ブエノスアイレスの小さなリストランテを舞台に、女主人とドイツ人青年の出会いを通して、人生の意味を問うヒューマンドラマ。南米の根本的なテーマである「移民」「郷土愛」を背景にしながらも、第2の人生を見つめ直す中年女性の姿を、女性監督パウラ・エルナンデスが、温かい眼差しで描いたアルゼンチン映画の傑作。
モスクワ国際映画祭・最優秀作品賞受賞をはじめ、数々の国際映画祭で上映され、またオリンダを演じたベテラン女優リタ・コルテセは、本作でアミアン国際映画祭(仏)・主演女優賞を受賞した。
また、本作が製作された2001年は、アルゼンチンが経済破綻を起こした年にあたり、そうした状況下でも、劇中の人物たちは、つねに明るく、賑やかに生きている。この「人間愛」に充ち溢れた南米の物語は、きっと観客の心を温めてくれるだろう。

ストーリー



ブエノスアイレスの小さなリストランテ。女主人オリンダは、女手ひとつで店を守り、毎日訪れる常連客たちに美味しい料理をふるまい、忙しい毎日をおくっていた。ある日、昔の恋人を探しているドイツ人青年ピーターと出会う。ブエノスアイレスの家を訪ね歩き、彼女を捜す続けるペーター。オリンダは、そんなペーターを無視できず、食事を振る舞い、宿を与えた。そんな日々が、いつしかオリンダの心に、ある変化をもたらす。

「自分の人生は、このままでいいだろうか——」

忘れていた故郷のこと、自分の夢、そしてこのお店・・・オリンダの人生はまだ終わっていない。そう決心した時、オリンダの人生が再び動き出した・・・

スタッフ

監督:パウラ・エルナンデス

キャスト

リタ・コルテセ
アドリアン・ウィツケ
マルティン・アジェミアン
エクトオール・アングラーダ
フリエタ・ディアス

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