チェ 28歳の革命
原題:The Argentine
20世紀最大のカリスマの誕生を描く超大作! 本気で世界を変えようとした男の、熱き〈生〉がここにある。
2008年度カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞
2008年/スペイン・フランス・アメリカ/カラー/132分/ 提供:日活 配給:ギャガ・コミュニケーションズ、日活 Powered by ヒューマックスシネマ
2009年06月12日よりDVDリリース 2009年4月11日(土)より、シネマート新宿にてロードショー 2009年4月4日(土)より、シネカノン有楽町1丁目にてロードショー 2009年1月10日(土)より、日劇PLEX他にて全国連続公開
(C)2008 Guerrilla Films, LLC-Telecinco Cinema,S.A.U. All Rights Reserved
公開初日 2009/04/04
配給会社名 0025/0006
解説
かつて、本気で世界を変えようとした男がいた。 これは、チェという旅人と共に海を渡り、チェという英雄と共に革命を追体験する、世紀の2部作。
・革命家の人生を描く、革命的な映画の誕生!
『JFK』、『ジャンヌ・ダルク』、『エリザベス』、さらにはキリスト(『パッション』)。ここ近年だけでも数多くの英雄や偉人が映画を通して姿を蘇えらせ、その功績と苦悩、謎と真実が、スクリーンに映し出されてきた。
そして2008年、生誕80周年の期に、“ある男の半生”を描く1本の作品が、カンヌ国際映画祭を「悲鳴と喝采」で沸かせた。愛と情熱の革命家、チェ・ゲバラの生と死を描く『CHE』2部作である。
総上映時間は約4時間30分。20分の休憩時には特例の「キットカット」と水が配給された。上映会場は、PART1『チェ 28歳の革命』で若き革命家のヒロイズムに酔いしれ、PART2『チェ 39歳 別れの手紙』では、その革命家の劇的な死の瞬間に悲鳴があがる─。
そしてスティーヴン・ソダーバーグ監督とチェ・ゲバラを演じたベニチオ・デル・トロの、「チェを映画化する」ことに対する一切の妥協もない姿勢と、他に類を見ないスタイルによって完成した「新しい映画の誕生」に、惜しみのない拍手が贈られたのだ。
・すべては“体験する”ためにある。
「僕がどうしても観客に伝えられなかったもの、それは臭いだけだ」そんなウィットに富んだ発言を交えつつ、ソダーバーグ監督は「チェという人間と一緒にいること、それはどんな感覚だったのかを味わってほしい」と語る。
チェ・ゲバラ本人同様、ソダーバーグ監督も己の信念にブレることなく、ストイックなスタイルを貫き通した。『チェ 28歳の革命』はシネマスコープサイズで上映、『トラフィック』に代表されるソダーバーグ流“計算しつくされた構成”により、支配するものと支配されるものとの間の苦闘を表現する。
『チェ 39歳 別れの手紙』はビスタサイズで上映、死の2日前まで日記をつけ続けたチェ・ゲバラの旅の、“いつ何が起こってもおかしくない”極限の緊張状態をスクリーン上に維持し続ける。
25kgもの減量と7年間に及ぶリサーチにより、まるで生き写しのようなチェ・ゲバラ像を演じきったベニチオ・デル・トロの熱意、臨場感を突き詰めた最新鋭の革命的カメラ「RED」による撮影など、本作のために準備されたすべての要素は「チェを知り、チェと共に 彼の半生とゲリラ活動を体験する」ために不可欠なものであった。
・「いま、あなたが必要なのだ」
カンヌ国際映画祭の衝撃的なお披露目の後、9月にはスペインで世界初の『チェ 28歳の革命』一般公開が始まり、大ヒットを記録。
“敵国”アメリカでもアカデミー賞有力の声があがり始め、12月に公開が決定。その他ヨーロッパ、アジア、オセアニアなどの主要各国では、「キューバ革命50周年」のメモリアルイヤーとなる2009年1月から2部作を連続公開する形で準備を進めている。
正義の見えない現代において、今なお世界中の人々に愛され続ける“正義のアイコン”が、かつてない巨大なスケールと共に蘇える。 アルゼンチン生まれの青年が南米大陸を旅し、革命家として生まれ変わり、そして39歳で死に至る。
2部作として描かれる生と死、成功と失敗、光と影。あなたはどちらを目撃するか? どちらを体験しても確実なことはただひとつ、あなたはもう、あなたのままではいられない。
彼が2度もすべてを捨てて他人のために命をかけたことに、 ものすごく心動かされるものを感じるんだ。
──スティーヴン・ソダーバーグ
ストーリー
革命家誕生。世界はその日、光を得た──
1964年、ニューヨーク。一人の男が語る。
「バカらしいと思うかもしれないが、真の革命家は偉大なる愛によって導かれる。人間への愛、正義への愛、真実への愛。愛のない真の革命家を想像することは、不可能だ」
アメリカ人ジャーナリストの、“革命家にとって重要なことは?”という問いに答える、キューバの“影の実力者”チェ・ゲバラである。
アルゼンチン人医師だった彼は、何故、キューバに革命をもたらし、20世紀最大のカリスマとなったのか。
1955年7月、メキシコ。持病の喘息を抱えながらも、ラテン・アメリカの貧しい人々を救いたいと南米大陸の旅を続けるアルゼンチン人の医師エルネスト・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)と、独裁政権に苦しむ故国キューバの革命を決意するフィデル・カストロ(デミアン・ビチル)は、フィデルの弟ラウル・カストロ(ロドリゴ・サントロ)を介して出会う。
わずか82人で海を渡り、2万人に及ぶキューバ政府軍と戦うというカストロの正気を疑う作戦に、参加を決意するゲバラ。 チェという愛称で呼ばれ、軍医としてゲリラ軍に加わったチェ・ゲバラは、平等社会のために戦い、日々心身を鍛え、厳しい規律を守り、農民たちには礼を尽くした。
また、女性と子供には愛情をもって接し、若き兵士に読み書きを教え、裏切り者には容赦ないが、負傷兵には敵味方の区別なく救いの手を差し伸べた。
やがてその類まれなる統率力を認められ、司令官として部隊を率いるチェ・ゲバラ。
後に妻となる女性戦士アレイダ・マルチ(カタリーナ・サンディノ・モレノ)にも支えられながら、チェ・ゲバラの部隊はカストロからキューバ革命の要となる戦いを任せられる。
それは「大都市サンタクララを陥落し、キューバを分断せよ」という指令だった…。
スタッフ
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
プロデューサー:ローラ・ビックフォード、ベニチオ・デル・トロ
製作総指揮:アルバロ・アウグスティン、アルバロ・ロンゴリア、ベレン・アティエンサ、フレデリック・W・ブロスト、グレゴリー・ジェイコブズ
脚本:ピーター・バックマン
撮影:ピーター・アンドリュース、スティーヴン・ソダーバーグ
美術:アンチョン・ゴメス
衣装:サビーヌ・デグレ
音楽:アルベルト・イグレシアス
提供:日活、博報堂DYメディアパートナーズ、ティー・ベーシック
キャスト
ベニチオ・デル・トロ
デミアン・ビチル
サンティアゴ・カブレラ
エルビラ・ミンゲス
カタリーナ・サンディノ・モレノ
ロドリゴ・サントロ
ジュリア・オーモンド
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