子供は、見ちゃいけません

1982年/アメリカ/カラー/??分/ 配給:トランスフォーマー、スローラーナー

2009年04月03日よりDVDリリース 2009年04月03日よりDVDリリース 2008年8月2日、渋谷ユーロスペースにて夏休みレイトショー 2008年8月23日、吉祥寺バウスシアターにて、“フェアリーテール・シアターin吉祥寺”も同時開催

(C)1982-1987 Platypus Productions.lnc and Gaylord Production Company

公開初日 2008/08/02

配給会社名 0248

解説





ティム・バートン、コッポラ、ミック・ジャガー、フランク・ザッパ……。
みんなでヤッてしまいました!!

アメリカで1982年から87年まで全26タイトルが放送されたキッシュなコメディ“FAERIE TALE THEATRE/フェアリーテイル・シアター”が、スクリーンに帰ってくる!! 『シャイニング』のシェリー・デュヴァル製作総指揮。古今東西の名作童話をティム・バートン、コッポラをはじめとするそうそうたる映画監督たちと、ムダに豪華でカルトな俳優たち、ミック・ジャガー、ザッパなどのミュージシャンたちが映像化したから、さぁ大変。クラシックホラーへのオマージュを盛り込んで、スタジオ撮影ながら毒気たっぷり、トホホ感満載。これって本当に子供向けの番組だったんでしょうか?
(今回は厳選4タイトルでお送りします)

ストーリー

『ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ』
(1986年/アメリカ/48分/原題:ALADDIN AND HIS WONDERFUL LAMP)
笑う魔人に、注目!!
ご存知『アラビアン・ナイト』の最も有名な物語「アラジンと魔法のランプ」を『ビートルジュース』で注目を集める以前のティム・バートン(!!)が抜擢されて映像化。銀色に塗られたランプの精など、スタジオ撮影ながら凝りに凝った衣装やビジュアル設計が『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を思わせる傑作。出演は、サミュエル・フラー監督『最前線物語』のロバート・キャラダイン、「スター・トレック」のMr.スポック役レナード・ニモイ、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーの“声”を担当しているジェームズ・アール・ジョーンズ。そして、『フェアリーテール・シアター』の製作総指揮であるシェリー・デュヴァルがナレーターだけでなく、ちょい役で出演。シーズン5のエピソード1としてオンエアされた。

『フランシス・フォード・コッポラのリップ・ヴァン・ウィンクル』
(1987年/アメリカ/49分/原題:RIP VAN WINKLE)
さすがコッポラ、手抜きなし!
コッポラ監督は、小説家ワシントン・アーヴィングによって書かれた『スケッチ・ブック』から、“アメリカ版浦島太郎”「リップ・ヴァン・ウィンクル」を映像化。木こりのリップ・ヴァン・ウィンクルは、森の奥で不思議な男たちに出会う。酔っぱらって寝ているうちに…。音楽はカーマイン・コッポラ、アーティスティック・コンセプトは石岡瑛子と手抜きなし。主演は、ヴィム・ヴェンダース監督『パリ・テキサス』や『ストレイト・ストーリー』『インランド・エンパイア』などデヴィッド・リンチ監督作品への出演でも知られる名優ハリー・ディーン・スタントン。出演はほかに、『ロッキー』のヒロイン、エイドリアンことタリア・シャイア、コッポラ監督『ランブルフィッシュ』がデビュー作となるクリス・ペン(ショーン・ペンの実弟!)。ソフィアもチョイ役で出演。シーズン6のエピソード1としてオンエアされた。

『ミック・ジャガーのナイチンゲール』
(1983年/アメリカ/55分/原題:THE NIGHTINGALE)
ミックが、中国の皇帝!?
中国の皇帝の望みで宮殿に呼ばれたナイチンゲールは、歌の上手な小さな小鳥。美しい声で歌うと皇帝は、本当に大切なものが何かを知る…。監督は、チェコスロバキアからアメリカに渡ったチェコ・ヌーヴェルヴァーグのひとりアイヴァン・パッサー。主演は、なんとローリング・ストーンズのミック・ジャガー(!)。しかも、中国の皇帝役(!!)。出演はほかに、ウッディ・アレン監督『ハンナとその姉妹』のバーバラ・ハーシー、ウェス・アンダーソン監督『ライフ・アクアティック』の名傍役バッド・コート、リドリー・スコット監督『ブレードランナー』のエドワード・ジェームズ・オルモス。日系人俳優であり、06年の死去の際には『コナン・ザ・グレート』で共演したシュワルツネッガーが“伝説的名優の死を悼む”と声明を発表したマコ岩松が出演している。シーズン2のエピソード2としてオンエアされた。

『クリストファー・リーとフランク・ザッパのこわがることをおぼえようと旅に出た男』
(1984年/アメリカ/53分/原題:THE BOY WHO LEFT HOME TO FIND OUT ABOUT THE SHIVERS)
古典ホラーへのオマージュ溢れる傑作!
グリム童話からは、名作「こわがることをおぼえようと旅に出た男」が映像化。「こわい」と感じたことがないマーティンは、恐怖を求めて旅をする。彼は、幽霊退治を頼まれ、城に招かれる。しかし、そこで見たものは…。監督は、『女優フランシス』のグレーム・クリフォード。出演は、ドラキュラ伯爵をはじめ怪奇映画の大スターとして名を馳せ、80歳を超えた今なお現役で活躍する名優クリストファー・リー、「アリー・myラブ」のピーター・マクニコル。ティム・バートンが熱愛する『ハエ男の恐怖』『アッシャー家の惨劇』の大スター、ヴィンセント・プライス(『シザーハンズ』が遺作となった)がナレーションを担当するなどクラシックホラーへのオマージュもたっぷり。妖怪達のバカ騒ぎが楽しいホラー・コメディ。ロック界の鬼才フランク・ザッパの怪演にも注目! シーズン3のエピソード5としてオンエアされた。

スタッフ

『ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ』
監督:ティム・バートン

『フランシス・フォード・コッポラのリップ・ヴァン・ウィンクル』
監督:フランシス・フォード・コッポラ

『ミック・ジャガーのナイチンゲール』
監督:アイヴァン・パッサー

『クリストファー・リーとフランク・ザッパのこわがることをおぼえようと旅に出た男』
監督:グレーム・クリフォード

キャスト

『ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ』
ロバート・キャラダイン
レナード・ニモイ
ジェームズ・アール・ジョーンズ
シェリー・デュヴァル

『フランシス・フォード・コッポラのリップ・ヴァン・ウィンクル』
ハリー・ディーン・スタントン
タリア・シァイア
クリス・ペン
ソフィア・コッポラ

『ミック・ジャガーのナイチンゲール』
ミック・ジャガー
バーバラ・ハーシー
マコ岩松
バッド・コート
エドワード・ジェームズ・オルモス

『クリストファー・リーとフランク・ザッパのこわがることをおぼえようと旅に出た男』
クリストファー・リー
ピーター・マクニコル
フランク・ザッパ
ヴィンセント・プライス(ナレーター)

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