この町で僕は生まれた。

2007年/日本/カラー/123分/ 配給:護縁

2010年10月14日よりDVDリリース 2010年6月26日(土)大阪なんばパークスシネマにて2週間限定ロードショー 2008年11月29日(土)より、シアター・イメージフォーラムにてロードショー 2008年5月17日より松江SATY東宝にて先行ロードショー

(C)2007「うん、何?」製作委員会

公開初日 2008/05/17

配給会社名 0969

解説


ゆっくり流れる、かけがえのない時間。あるくはやさで生きていく。

島根県・雲南市。川沿いの桜並木が朝陽に染まるころ、この町の新しい一日がはじまる。
主人公の鉄郎(橋爪遼)は高校3年生。彼の日課は、父(菅田俊)の工場で作られる新鮮な牛乳を入院中の母(宮崎美子)に毎朝届けること。目下の悩みは、卒業後の進路と、幼馴染で同級生の多賀子(柳沢なな)への想い……。

ヤマタノオロチ伝説など、出雲神話の原風景が残る地を舞台に、そこで生きる人たちの日々の営みを豊かなドラマに紡いでみせたのは『白い船』『ミラクルバナナ』の錦織良成監督。
ゆっくり流れる瞬間が丹念に描かれ、浜田真理子の旋律がゆったりとした時を奏でる。少年の煮え切らない恋心、寡黙な父の不器用な愛情、ここではすべてが瑞々しい。

100%天然素材、島根の素敵なシネマです。

『白い船』に続き、島根3部作の第二弾としての完全バックアップのもと制作された本作は、全編雲南ロケを敢行。手作りならではのあたたかさはそのままに、うつりゆく季節の光を35mmフィルムに焼き付け、川のせせらぎ、木々のざわめきは5.1chデジタルサラウンドの音響に。とびきり贅沢な映画に仕上がった。地元・島根をはじめ、広島、岐阜の劇場で好評を博し、現在2万人以上を動員。「やばい、マジに感動した/18歳・男性」「息子にこの映画をぜひ見てもらいたいものです/48歳・女性」「神話の中に今私達が80年もいたことを感じた/81歳・女性」そんな声に後押しされて、東京での緊急公開が決定した。

そして、本作の最大の魅力は、登場人物たちのなんとも豊かな表情だ。3000名を超えるオーディションを経て、初主演を飾った橋爪遼のえもいわれぬ存在感。ヒロイン・多賀子を演じる柳沢ななの凛とした眼差し。二人の親友役で松澤傑と平田薫がコミカルで爽やかな演技を披露。そして一般からも岡太一と加藤侑紀が選ばれ、堂々の映画初出演を果たした。そして、ベテラン勢が瑞々しい若手たちの好演を支える。鉄郎の母親・奈美役に宮崎美子。父親役に菅田俊。郷土を愛する熱血教師役に甲本雅裕。さらに、長谷川初範、中村麻美、黄川田将也といった錦織作品の常連が華を添え、地元キャストやエキストラと融合し見事なアンサンブルを奏でる。

ストーリー


スタッフ

原案・脚本・監督:錦織良成
音楽:浜田真理子(テーマ曲:アンダンテ 挿入曲:風の音(c)美音堂)
撮影:はやしまこと
照明:吉角荘介、田辺浩  
録音:小松将人、白取貢 
美術:太田喜久男 
編集:関口勇哉  
制作法務:児玉譲  
題字:若月響子
音楽プロデュース:ノグチアツシ  
音楽協力:美音堂
エグゼクティブプロデューサー :林昭夫  
プロデューサー:宇都宮睦登、佐藤唯史

キャスト

橋爪遼
柳沢なな
松澤傑
平田薫
岡太一
加藤侑紀
菅田俊
宮崎美子
伊藤幸純
大方斐紗子
虎牙光揮
中村麻美
黄川田将也
甲本雅裕
長谷川初範
田山涼成
栗田よう子
細川智三
氏家恵
荒谷清水

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