あの夏、私の隣にはヨーコさんがいた。

2007年/日本/カラー/94分/ 配給:ビターズ・エンド、CDC

2007年12月21日よりDVDリリース 2007年6月23日(土)、シネスイッチ銀座、アミューズCQNロードショー 2006年6月30日(土)全国ロードショー 

(C)2007『サイドカーに犬』フィルムパートナーズ

公開初日 2007/06/23

配給会社名 0071/0821

解説


竹内結子のカッコよさに惚れぼれ!

2年ぶりとなる映画出演で竹内結子が演じるのは、煙草をスパスパ吸って、性格はさばさば、大らかで気の強い女性、ヨーコ。
ドロップハンドルの自転車を颯爽と走らせ、お上品なルールとは無縁、自由な精神にあふれた女性だが、繊細な優しさも併せ持っている。この男勝りで懐の深いヨーコを、竹内結子は惚れぼれするほどのカッコよさで演じて、まったく新しいイメージを表出。
ぶっきらぼうな物言い、ときどき見せる少女のような笑顔、凄みのきいた睨み顔、そして心打たれずにはいられない泣き笑いのシーン──どの表情も、人の心の痛みを知る女性ならではの深みある輝きに満ちて、女優としての、そして大人の女性としての、竹内結子の格段の成長を観客の心に刻みつけるのだ。
芥川賞作家・長嶋有のデビュー作を、名匠・根岸吉太郎監督が映画化

原作は、「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞した長嶋有のデビュー作にして、第92回文學界新人賞に輝いた「サイドカーに犬」。
監督は、前作『雪に願うこと』で第18回東京国際映画祭史上初の4冠を獲得し、キネマ旬報ベスト・テン、毎日映画コンクール、報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞など、多くの映画賞で監督賞を総ナメ、2006年度の日本映画界の話題をさらった根岸吉太郎。
ヨーコと、ヨーコによって自分の世界を広げる10歳の少女・薫、そして彼女たちを取り巻く人々の心の機微を、繊細なタッチでていねいに掬いあげていく、味わい深い傑作の誕生だ。
絶妙なキャストが次から次に登場

家族の中でも遠慮がちな少女、薫。
表面的には喜怒哀楽に乏しいが、心の中ではいろいろな考えをめぐらせている、その内面の豊かさを松本花奈はごく自然に表現して、抜群の演技力を披露。高峰秀子をも髣髴させる名子役の誕生を確信させてくれる。
薫の父親の、頼りないようでいて自分らしい生き方を貫いている誠には古田新太。掴みどころのない男の優しさを独特の魅力で際立たせている。さらに、ミムラ、鈴木砂羽、トミーズ雅、山本浩司、寺田農、温水洋一、松永京子、伊勢谷友介、樹木希林、そして椎名桔平などの絶妙なキャストが各シーンを楽しませてくれる。出演場面が少ない面々も、それぞれに役の人物が歩んできた人生を垣間見せて、ヨーコと薫の世界を豊かに彩っていく。

ストーリー



スタッフ

監督:根岸吉太郎
原作:長嶋有
主題歌:YUI「Understand」
脚本:田中晶子、真辺克彦

キャスト

竹内結子
ミムラ
古田新太
鈴木砂羽
松本花奈
谷山毅
椎名桔平
トミーズ雅
山本浩司
温水洋一
樹木希林
川村陽介
伊勢谷友介
松永京子
寺田農

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