しあわせがじんわりと体中にしみわたる 哀しみを乗り越えてよみがえる父と娘の美しい絆に、 しあわせの涙が頬をつたう愛と命の物語。

2006/日本/112分/アメリカン・ヴィスタ/ドルビーデジタル 配給:松竹、キネティック

2007年10月03日よりDVDリリース 2007年3月24日(土)、全国ロードショー

(C) 2006 「アルゼンチンババア」 製作委員会

公開初日 2007/03/24

配給会社名 0003/0026

解説



母が亡くなったその日に父が失踪!?
とんでもない事態に直面してしまった高校生みつこ(堀北真希)。
半年後、ようやく発見された父、悟(役所広司)は謎の“アルゼンチンババア””(鈴木京香)と恋に落ちていた!

よしもとばななが2002年に発表した「アルゼンチンババア」は、人の生と死をテーマにしながらも幸福の姿を心優しい文体で描き出した傑作小説。

人気アーティスト、奈良美智とコラボレーションした表紙や中面の挿画になったドローイングは映画のオープニングやエンド・クレジットにも使われ、和やかな空気感、やさしい雰囲気。

そんなバックグラウンドに、洋画の雰囲気が漂う
大人の童話のような名画が誕生しました。

撮影の拠点になった、アルゼンチンババアの住む通称“アルゼンチンビル”は、栃木県那須の町営牧場に敷地を借りて建設されました。
そんなアルゼンチンビルで繰り広げられる、ストーリーとは。

小さな田舎町の外れに住むおかしなババア。
妻を亡くしたばかりの悟が関わり合いになるとは誰一人思いも寄らなかった。
気のいい町の人々を巻き込んで、父親をまともな世界(?)に取り返そうと奮闘するみつこが目にした屋敷の内部の光景は、温かな陽だまりのように気持ちよく、不思議にしあわせな空気が満ちていた。
悟は屋上で毎日こつこつと奇妙なものを制作しながら、少しずつ妻の死の痛手から回復しているようだった・・・。

心が洗われ、温まるストーリーの主人公は3人。
演技力には定評のある役所広司、鈴木京香、堀北真希が熱演。
さらに森下愛子、手塚里美、岸部一徳、田中直樹(ココリコ)、きたろうなど名脇役が物語にコミカルな味を加えます。

タイトルやストーリーだけを聞くと、突拍子のない話に思えますが、本作は哀しみを乗り越えてよみがえる父と娘の美しい絆に、しあわせの涙が頬をつたう愛と命の物語。

ストーリー



草原に流れるタンゴのメロディが、情熱の風を運んでくる哀しみを乗り越えて、輝きを増していく美しい愛の物語。行方不明の父が見つかったのは、私の町のはじっこに建つ、古い遺跡のようなビルでした・・・。母が亡くなったその日に父が失踪!?17歳の青春の入り口で、とんでもない事態に直面してしまった高校生みつこ。半年後、ようやく発見された父、悟は、こともあろうに、謎の“アルゼンチンババア”と恋に落ちていた!よしもとばななの傑作小説「アルゼンチンババア」を原作に、哀しみを乗り越えて本当のしあわせの姿を見つけていく、美しい愛の名作が誕生した。昔から町外れの廃墟のようなビルで暮らしている噂の人物、アルゼンチンババア。父親が何故、そんな女と恋仲に!?みつこは勇気を奮い起こし、誰も足を踏み入れたことのない“アルゼンチンババア”へ父親奪還に向かうのだが・・・。墓石を手彫りする時代遅れの石屋の父、悟役に、役所広司。冷蔵庫に晩酌用のビールを冷やし、父の帰りを待ち続ける健気な娘みつこ役に、堀北真希。そして鈴木京香が演じるアルゼンチンババアが、愛のドラマに情熱の火を灯す。草原に流れるアルゼンチン・タンゴのメロディに、心が踊り出す。

スタッフ

原作:よしもとばなな「アルゼンチンババア」
 文庫:幻冬舎文庫 
 単行本:ロッキング・オン刊
製作:バップ、双日、キネティック、Yahoo! JAPAN、
   トムス・エンタテインメント、TOKYO FM、
   読売広告社、OLM、WOWOW、読売新聞東京本社
制作プロダクション:Grasshoppa!、Cine Bazar
特別協力:全国優良石材店の会(全優石)
配給・宣伝:松竹/キネティック
プロデューサー:岡本東朗、滝田和人、和田倉和利
ラインプロデューサー:鶴賀谷公彦
脚本:長尾直樹
脚本協力:金子ありさ
撮影:松島孝助(JSC)
美術:池谷仙克
照明:石田健司
録音:橋本康夫
編集:高橋幸一
音楽:周防義和
音楽プロデューサー:武田秀ニ
主題歌:タテタカコ(バップ)

キャスト

役所広司
堀北真希
森下愛子
手塚理美
岸部一徳
きたろう
田中直樹
小林裕吉
菅原大吉
渡辺憲吉
桜井裕美
有坂来瞳
唯野未歩子
石垣光代
真下有紀
石井光三
佐伯新
川屋せっちん
愛実
古田大虎
河口瑛将
橋本くるみ
福土大貴
玉山蒼
猪俣莉帆
井上肇
澤山薫
天野れい子
丸山歩乃佳
高橋昌
鈴木京香

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す