原題:PLACE VENDOME

運命を狂わせたダイヤモンドが、女を再び輝かせる・・。

1998年ヴェネツィア映画祭最優秀女優賞受賞

1998年フランス映画/117分/カラー/スコープサイズ/ドルビーSRD/配給:コムストック

2000年3月24日よりDVD発売 2000年3月24日よりビデオレンタル開始 1999年9月3日よりBunkamuraル・シネマにて公開

公開初日 1999/09/03

配給会社名 0028

解説

ストーリー

かつて有能な宝石ディーラーだったマリアンヌは、パリのヴァンドーム広場の老舗高級宝飾店マリヴェール社の社長夫人として、恵まれた生活を送っているはずだった。しかし、結婚前に、すべてを捧げて愛した男バティステリに仕事で裏切られたことで心に深い傷を負い、アルコールに溺れて、入退院を繰り返す日々だった。そんなある日、夫が自動車事故で突然命を落とす。
葬式の数日後、マリヴェール社の取締役会が開かれ、マリアンヌは初めて、会社の経営が思わしくなく、経営権を他社に譲渡せざるを得ない状況であることを知る。そこで、死の数日前、夫に見せてもらった最高級のダイヤモンドの原石を思い出し、隠し金庫から取り出すと、その魅力にすっかり引き込まれたマリアンヌは、かつてのディーラーとしての感覚を取り戻し、周囲の反対を押し切って、昔の顧客に接触し始める。一方、夫の死を自殺と確信していたマリアンヌは、夫の遺留品にあった写真の女性が、マリヴェール社のトップディーラー、ナタリーであることを知り、彼女に夫の死の原因を問いただす。
その場で、ナタリーの昔の恋人で、今でも彼女に未練がある差押人のジャン=ピエールとも知り合い、二人の間には不思議な関係が芽生え始めていた。マリアンヌは、精力的に昔の顧客とあったが、ダイヤの話は思うように進まない。逆に、不審な顧客が彼女の周囲に現れたことによって、このダイヤには何か裏が隠されていることを直感する。そこで、アントワープに出向き、旧友のダイヤモンド商に、問題のダイヤを売り込んだが、そのダイヤはロンドンのデ・ビアス本社からの盗難品であったことが判明。さらにその盗難に関わったのは、マリアンヌを裏切ったあの男、バティステリだった。動揺を隠しきれないマリアンヌは、ジャン=ピエールからナタリーの新しい恋人はバティステリであることを聞かされる。マリアンヌは、自らの若い頃を彷彿とさせるナタリーに会い、バティステリに騙された経緯を説明し、バティステリに会いたい旨を本人につたえるように頼む。
マリアンヌとバティステリの因縁の再会。その運命の日は、避けられないものとなった・・・。

スタッフ

監督:ニコル・ガルシア
製作代表:アラン・サルド
製作総指揮:クリスティーヌ・ゴズラン
台本・台詞:ニコル・ガルシア+ジャック・フィエスキ
音楽:リチャード・ロビンス
撮影:ロラン・ダイヤン
録音:ジャン=ピエール・デュレ+ドミニク・エヌカン
編集:リュック・バルニエ+フランソワーズ・ボノ
美術:ティエリー・フラマン
衣裳:ナタリー・デュ・ロスコー+エリザヴェート・タヴェルニエ
宝石及び宝石商に関する技術顧問:エリック・ランドー

キャスト

マリアンヌ:カトリーヌ・ドヌーヴ
ナタリー:エマニュエル・セニエ
バティステリ:ジャック・デュトロン
ジャン=ピエール:ジャン=ピエール・バクリ
ヴァンサン・マリヴェール:ベルナール・フレッソン
エリック・マリヴェール:フランソワ・ベルレアン
クレセール:フィリップ・クレヴノ
チャーリー・ローゼン:ラズロ・サボ
ヤノス:ドラガン・ニコリッチ
サミー:オットー・タウシヒスタッフ

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