原題:A STORY BEGINS AT THE END(ARIMPARA)

第5回NHKアジア・フィルム・フェスティバル::http://www.nhk.or.jp/sun_asia/index.html カンヌ国際映画祭 ある視点部門出品作品

2003年/インド=NHK/90min/カラー/マラヤーラム語 主催:NHK、NHKエンタープライズ21、NHKプロモーション

2003年12月13日(土)〜21日(日) 第5回NHKアジア・フィルム・フェスティバルにて上映 (会場:東京都写真美術館ホール)

(c)NHK 2003

公開初日 2003/12/13

公開終了日 2003/12/21

配給会社名 0262/0263/0261

解説


インドの有力若手監督ムラリ・ナイールの最新作。
故郷の南インド・ケララヘの想いを、鋭く寓話的手法で描いた野心作は、今年のカンヌ国際映画祭「ある視点部門」に招待され、高い評価を得ました。

《監督:ムラリ・ナイール》
インド南部のケララ州にある、小さな村に生まれる。1993年インド・ナショナル・アワードを受賞した短編映画『Tragedy of an Indian Farmor』を初監督後、1995年に『Coronations』、1996年にはカンヌ国際映画祭の短編映画部門に招待された『A Long Journey』を監督。
1999年に製作した初長編監督作品『Throne of Death』で、カンヌ国際映画祭にて新人監督賞を受賞。2本目の長編『ドッグズ・デイ』も、2001年同映画祭の「ある視点」部門に招待される。両作品とも、その他数々の映画祭にて賞を獲得。2002年のカンヌ国際映画祭では、新人監督賞の審査員も務める。

ストーリー

クリシュナヌニは由緒ある裕福なナイール家の末喬だが、今ではかつての栄華を見るかげもない。だが、まだ妻や幼い息子と3人でのんびりと生活する余裕は残っていた。この地方で起こっている社会的政治的変化にもかかわらず、クリシュナヌニは平穏な家庭生活を送っている。
クリシュナヌニはある朝、唇の下に黒いホクロを見つける。妻はそのホクロを幸運の印だと言い、ホクロを愛撫する。だがある晩、伝染するのではないかと思い始め、夫にホクロの除去手術を勧める。しかしクリシュナヌニは手術を拒否する。先祖代々誰も手術など受たことがないからだ。
妻から再三再四手術を勧められ、そのプレッシャーに耐えかねたクリシュナヌニは、ホクロを取り陰く薬草治療を施すことにする。屋根裏部屋の書物の山から、民間医療の写本を見つけ出し、写本に書いてある通りに、丘から薬草を探し出し、ホクロに塗りはじめるクリシュナヌニ。ところがホクロは消えるどころか、大き<、大きく、なっていく…。

スタッフ

監督:ムラリ・ナイール

キャスト

ネドゥムディ・ヴェヌ
ソナ・ナイール
パラタン・ナーラッカル

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