原題:Strange Circus

2005年/日本/1時間48分/35mm/ビスタサイズ/ドルビーSR/R-18 配給:セデックインターナショナル

2006年02月24日よりDVDリリース 2005年12月24日、新宿トーアにてロードショー

©2005 セディックインターナショナル/中央映画貿易

公開初日 2005/12/24

配給会社名 0143

解説


監督は「自殺サークル」「夢の中へ」など、常に実験的野心作を発表し、海外でも高い評価を得ている鬼才・園子温。主演は、本作で女優復帰となる宮崎ますみ。罪深い”女の業”を情感豊かに、時にエキセントリックに演じあげていく。また、脇を固めるのは「インディアン・サマー」のいしだ壱成、「北の零年」の大口広司、「妖怪大戦争」の高橋真唯や、名バイプレイヤー・田口トモロヲなど。

ストーリー



美津子と小百合
実の父親・剛三(大口広司)に抱かれる小学生の美津子(桑名里瑛)。美津子はそれを忌むべき近親相姦とは知らず、ただ心が病んでいる。母・小百合(宮崎ますみ)は美津子を女として嫉妬し始め、剛三を奪われまいと今まで以上に剛三とのセックスに耽る。その歪んだ関係は次第にエスカレートし、美津子は剛三に抱かれている間、母・小百合の心を宿すようになる。

妙子と雄二
変態的なエロスの世界を描く車椅子の人気女流作家・三沢妙子(宮崎ますみ。二役)は、自叙伝かと思わせる小説を執筆していた。その小説の執筆中、妙子の担当編集者が代わることになる。無口だが、何でも言うことを聞くその新しい担当者・田宮雄二(いしだ壱成)を気に入る妙子。どこか影のある雄二はまるでロボットの様に妙子に従う。ある日、雄二は妙子に質問する。「これ先生の自叙伝ですか?」即座に否定する妙子。しかし、妙子自身も小説を執筆していく間に、自分が何者で、ここが小説の架空の世界ではないかとすら思い始める。
一方雄二は、編集長(田口トモロヲ)から直々に、プライベートが全く謎である妙子の素性を調査するよう命じられる。妙子の私生活を暴こうとする雄二は、妙子が実は歩けること、妙子の家には誰も入れない秘密の部屋があることを知るのだが…

スタッフ

監督・脚本・音楽:園子温
製作:中沢敏明/星野晃志
撮影:大塚雄一郎
照明:前田淳
美術:大庭勇人
配給:セディックインターナショナル

キャスト

宮崎ますみ
いしだ壱成
桑名里瑛
高橋真唯
不二子
田口トモロヲ
大口広司

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