ブルース・リーinグリーンホーネット
原題:The Green Hornet
1975年3月21日日本初公開
1967年/アメリカ/84分/ 発売元:アクセスエー、ドリームスピナーズ 販売元:ビームエンタテインメント
2002年4月25日ビデオ&DVD発売
1974 20th Century Fox Film Corporaition_Green Hornet is the Trade Mark of GreenHornet Inc
解説
『G.O.D死亡的遊戯』『ドラゴン危機一髪』『ドラゴン怒りの鉄拳』などのリニューアル版、及び関連ドキュメンタリー作品、と凄まじい勢いで連続リリースされているブルース・リー作品中、マニア垂涎、最もリリースが待たれていた作品が『グリーン・ホーネット』だ。
本作品は、『燃えよドラゴン』の世界的大ヒットでスターとなったブルース・リーの作品として、1967年アメリカで初のTVドラマのレギュラーとして出演した記念すべき作品『グリーン・ホーネット』を、劇場用に再編集した映画である。昼は新聞社の若き社長、夜は黒衣に身を包んだ正義の怪人“グリーン・ホーネット”の活躍を描いた本作は、探検家クラブとは名ばかりの殺人結社、宇宙人を装うマッド・サイエンティスト、チャイナタウンを舞台にした中国人同士の抗争を描く3つのエピソードで構成されている。グリーンホーネットは『ローン・レンジャー』の原作者でもあるジョージ・トレンドルが草案したもので、1936年〜1952年にかけて人気を博したラジオドラマが基となっている。原作ではレンジャーことダン・リードの孫がブリッド・リードといった設定で、カトー青年はただの日系人で雑用係の配役だった。
製作はウィリアム・ドザイヤー、監督はノーマン・フォスター、脚本はジェリー・トーマス、撮影はカール・ガズリー、原作はジョージ・W・トレンドル、音楽はビリー・メイが各々担当。そしてテーマ音楽のトランペット演奏をアル・ハートが担当した。出演はブルース・リー、バン・ウイリアムズ、ウェンディ・ワグナー、マコ岩松などが共演している。日本では1975年に東和配給で劇場公開され、大ヒットしている。
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ストーリー
デイリー・センチネル新聞の若き二代目社長ブリット・リード(V・ウイリアムズ)は、テレビ局も経営する有能な青年だが、それも、助手のカトー(B・リー)、美人秘書のケース(W・ワグナー)というよき協力者がいればこそだった。そのブリットとカトーこそ、黒マスクに素顔を隠し、黒衣をまとい、この世の悪を罰する正義の怪人“グリーン・ホーネット”の二人なのだ。科学の粋をこらした愛車“ブラック・ビューティ”を駆って、善良な市民を守る彼らの武器は、血を見ることを避けるための“ホーネット・ガス銃”と“ホーネット・ステッキ”、それにカトーのカラテだ。今日もまた、“ブラック・ビューティ”に乗ってブリットとカトーは出動する。このところ、毒矢や槍による殺人事件がしきりに起きていたが、そのことで話がしたいという通報があったためだ。通報主はハークと名のったが、二人の面前で何者かに毒矢で殺されてしまう。手掛りを失った二人は、ハークの身辺から浮び上ったバッドなる男をしめ上げ、“探検家クラブ”のボスであるクレーンを探ることにした。彼らの組織は、街のヤクザ者を抹殺すると称して、実は冷然と人殺しをする恐るべき殺人結社だった。ハークはその一員だったが、身の危険を感じ、秘密をもらそうとして殺されたのだ。一方、クレーンは邪魔な存在であるホーネットを次の殺人目標に定め、“探検家クラブ”におびき寄せた。ブリットとカトーは次々に相手をうちのめし、彼らの野望を粉砕した。
ある日、ブリットの事務所に、中華街で日増しにつのる暴力事件を記事にしろという不審な電話がかかってきた。ブリットは、ジミー・キーとロー・シン(マコ岩松)の結社が対立、それにはマフィアがからんでいるらしいことを知った。さっそく二人はジミーが経営するレストランに出かけたが、店は既にロー・シンの手によってこわされていた。さらにロー・シンはジミーの恋人を誘拐し、ジミーに、結社を引き渡すことを迫った。古い寺院が取り引きの場所に決められた。カトーは同じ拳法を身につけながら、悪に用いるロー・シンが許せず、一対一の対決を挑んだ。鋭いおたけびが緊迫した空気を引き裂き、ついにカトーはシンを倒した。
スタッフ
製作:グリーン・ウェイ・プロ
監督:ノーマン・フォスター
原作:ジョージ・W・トレンドル
脚本:ジェリー・トーマス
撮影:カール・ガスリー
音楽;ビリー・メイ
キャスト
バン・ウィリアムズ
ブルース・リー
ウェンディ・ワグナー
ロイド・ガフ
ウォルター・ブルック
マコ岩松
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