2019年/日本/配給:東宝

2019年 全国東宝系にてロードショー!

©2019「来る」製作委員会

解説

『嫌われ松子の一生』や『告白』で人間の闇をエンターテインメントに昇華させてきた、日本映画界の鬼才・中島(なかしま)哲也(てつや)。2010年に公開された『告白』では異例の大ヒットを記録。日本アカデミー賞の最優秀監督賞、最優秀脚本賞、そして最優秀作品賞と3部門を制し、大きな話題となりました。

そしてこの度、中島監督の最新作が、『渇き。』以来5年の時を経て遂に製作決定!

そのタイトルは・・・『来る』。

最新作の題材に選んだのは、「第22回日本ホラー大賞」にて宮部みゆきらの大絶賛コメントを浴びて大賞を受賞した、澤村伊智による小説「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)。“得体のしれない脅威”が忍び寄る、王道の恐ろしさを持ち合わせながらも、「今まで正義だと思っていた人間が、角度を変えてみた時に全くの別人に変わる」という“人間の怖さ”も持ち合わせ、それが見事にリンクした二重の恐ろしさを持つ作品として高い評価を受けました。中島監督は、原作小説を読んですぐに「映画化したい」と快諾し、1年以上にわたり脚本を執筆。劇団「ハイバイ」を主宰し、岸田國士戯曲賞、向田邦子賞をW受賞した気鋭の劇作家・岩井秀人も共同脚本として参加。原作の魅力はそのままに、中島監督でしか撮ることのできない映画の企画が立ち上がりました。

この怪作の主演を託されたのは、『海賊とよばれた男』(16)で第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞、近年数多くの映画に出演し、名実ともに国民的俳優となった岡田(おかだ)准一(じゅんいち)。中島監督とのタッグは、本作で初となります。

そして、妻夫木扮する【田原秀樹】の妻役に黒木(くろき)華(はる)。岡田扮する【野崎】と共に“それ”と戦うことになった女性に小松菜奈(こまつなな)。さらに、映画『告白』の主人公としても記憶に新しい松(まつ)たか子(こ)が、最強の霊媒師役で参加。

そして正体不明の“それ”に狙われるきっかけとなった重要な役どころを演じるのは、『悪人』(10)と『怒り』(17)でそれぞれ日本アカデミー賞最優秀主演男優賞と最優秀助演男優賞を受賞し、俳優としてますますその動向が注目される妻夫(つまぶ)木(き)聡(さとし)。中島作品への参加は、『パコと魔法の絵本』、『渇き。』(14)に続き3回目。

日本アカデミー賞常連の主役級キャストが、一同に集結しました!

企画・プロデュースは、『悪人』『モテキ』『君の名は。』等、数々のヒット作を世に放ち続ける川村(かわむら)元気(げんき)。中島監督と川村プロデューサーは、『告白』(10)以来、2回目のタッグとなります。

ストーリー

愛する妻・香奈(かな)(黒木(くろき)華(はる))と結婚式を終え、幸せな未来に胸を膨らます田原(たはら)秀樹(ひでき)(妻夫(つまぶ)木(き)聡(さとし))。そんな彼の会社にある日、謎の訪問者が。取り次いだ後輩いわく、「チサさんの件で」とのことだが、秀樹の脳裏に疑問がよぎる―。チサとは、妊娠した香奈と喜び勇んでつけたばかりの娘の名=知紗。まだ二人しか知らないはずの名がなぜ―。訪問者の正体はわからぬまま。“それ”と会話した後輩は謎の死を遂げる―。

2年の月日が流れ、「イクメンパパ」として知紗を溺愛する秀樹の周囲で不可解な出来事が起こりだす…。

“何かに狙われているのでは?”と恐れた秀樹は、知人の伝手でフリーライターの野崎(のざき)(岡田(おかだ)准一(じゅんいち))と、その恋人で強い霊感を持つ真(ま)琴(こと)(小松菜奈(こまつなな))を紹介してもらうことに。だが、真琴も“それ”を感知した途端、その強大さを思い知るのだった。

そしてついに “それ”にカタをつけるため、真琴の姉で、国内一の霊媒師・琴子(ことこ)(松(まつ)たか子(こ))をはじめとした神社の神職、沖縄のユタなど、全国から猛者達が次々に集結してくる。

クリスマスの夜。「…来る」、琴子が告げ、遂に“それ”との戦いが幕を開けるー。

スタッフ

監督・脚本      中島哲也
撮影スケジュー    2018年2月上旬~4月中旬頃
製作プロダクション  東宝映画 ギークサイト
配給         東宝

キャスト

岡田准一 黒木華 小松菜奈 / 松たか子 / 妻夫木聡

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