さよなら、ぼくのモンスター
原題:CLOSET MONSTER
2015年/カナダ/90分/配給:ポニーキャニオン
2017年 7/15(土)より開催[カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017]にて上映
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解説
2015年のトロント国際映画祭で若干26歳にして最優秀カナダ長編映画賞を受賞し話題になった映画『CLOSET MONSTER』が、『さよなら、ぼくのモンスター』という邦題で、7月15日から新宿シネマカリテで行われる「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション 2017」にて公開することが決定いたしました。
2015年のトロント国際映画祭で、その瑞々しい才能で話題を呼んだ作品-それが若干26歳(当時)のステファン・ダンが監督した『さよなら、ぼくのモンスター』。大人になる一歩手前で自分自身を探しもがく主人公を繊細な映像とスタイリッシュな音楽で描いたこの作品は観客を一瞬で虜にし、見事その年のトロント国際映画祭で最優秀カナダ長編映画賞を受賞。さらにアトランティック映画祭では監督賞、脚本賞、マイアミ・ゲイ&レズビアン映画祭審査員賞、メルボルン・クイア映画祭審査員賞を受賞するなど一躍若手有望監督の仲間入りを果たしました。
自身もゲイであることを公言しているステファン・ダン監督の半自伝的な要素を持った本作は「作品に対する自信に満ち溢れ、アイデンティティへの反抗と成長が新鮮に描かれている」(THE HOLLYWOOD REPORTER)、「ほかの映画には無い、優雅な真実味」(INDIEWIRE)と大きな評価を受け、同じくカナダ出身で鮮烈なデビューを果たし、今や世界中の映画ファンが新作を待ち望む監督グザヴィエ・ドランに次ぐ才能として期待されています。
「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」への出品が決まっている本作ですが、公開に伴い、日本版のビジュアルが完成いたしました。まだどこか所在なさげで幼い表情の中に、不安や迷い、葛藤を感じさせる主人公オスカー(コナー・ジェサップ)が大きく配され、視線の先には、「恋だと、気付きたくなかった」の文字。子供から大人に変わる日々に自身のセクシャリティも絡み合い、誰にも言えない思いを抱え悶々とするオスカーの心理を表現したビジュアルになっています。
ストーリー
メイクアップアーティストを目指す高校生のオスカーは、怒りっぽいが愛情深い父と暮らしながら、女優志望の友人ジェマとともに作品作りに没頭する日々を送っている。ジェマとはなんでも話せるけれど、恋人ではない、微妙な関係。ある日、バイト先にワイルダーという青年が入ってくる。つかみどころがなく、どこかミステリアスで自由気ままに季節を謳歌するワイルダーを目にするたび、オスカーの中に生まれる鈍い痛み。それは彼が誰にも言えず、そして認めないようにしてきたある“気持ち”だった―
スタッフ
監督:ステファン・ダン(長編初監督)
配給:ポニーキャニオン
キャスト
コナー・ジェサップ、アーロン・エイブラムス、イザベラ・ロッセリーニほか
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