原題:Рай

2016 年/ロシア/131 分/主催:ロシアンシーズンズ/公益財団法人ユニジャパン 協力:マーメイドフィルム/VALERIA ロシアンシーズンズ

2017年6月5日(月)TOHO シネマズ六本木ヒルズにて一夜限りのプレミア上映!

解説

本作は、第 73 回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞し、現在も世界中の映画祭で 12 の賞に輝き、13 部門にノミネートされ、注目を浴びています。

舞台は第二次世界大戦下のフランスとドイツ。立場の違う 3 人の男女、それぞれの視点で物語は描かれていき、やがて交差していきます。3人それぞれが、自身の直面していく過酷な現実をスクリーンに向かって語り出し、そのあまりにも強烈なメッセージは、観る者に時代を生き抜く強さとたくましさを教えてくれます。監督は、ロシアを代表する監督アンドレイ・コンチャロフスキー。監督作『暴走機関車』(85)は、黒澤明が執筆した脚本を元に製作され、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞、日本にゆかりの深い監督です。

ストーリー

ナチスによるユダヤ人迫害から子供たちを逃がした罪で警察に捕まったロシア人のオルガは、処罰を受けるため刑 務所に送られる。そこで彼女は、事件を調査するために任命されたフランス人のジュールと出会う。オルガを気に入 ったジュールは、ふたりきりでの逢瀬と引き換えに彼女の処罰を軽減しようとほのめかす。オルガは厳しい刑務所での 生活から逃れるために、必要なことは何でも行う覚悟で同意するが、予期しない出来事が起こり、自由への希望 はすぐに消える。強制収容所に運ばれ、オルガは地獄のような生活を強制される。そんな中、かつて彼女と恋に落 ち、まだ気持ちを抱いているドイツ兵ヘルムートと運命的な再会を果たす。ヘルムートはオルガを救済しようと決心 し、収容所からの脱走を試みる…。

スタッフ

監督:アンドレイ・コンチャロフスキー『暴走機関車』、『シベリアーダ』、『白夜と配達人』
脚本:エレナ・キセレヴァ

キャスト

ユリア・ヴィソツカヤ、
ピーター・カース、クリスチャン・クラウス

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