原題: Powidoki

★2016年トロント国際映画祭マスター部門上映作品 ★2017年アカデミー賞ポーランド代表作品

2016年/ポーランド/99分/配給:アルバトロス・フィルム

2017年6月10日

(C)2016 Akson Studio Sp. z o.o, Telewizja Polska S.A, EC 1 – Lodz Miasto Kultury, Narodowy Instytut Audiowizualny, Festiwal Filmowy Camerimage- Fundacja Tumult All Rights Reserved.

解説


アンジェイ・ワイダはワルシャワ蜂起など史実に材を取った作品を撮り続け、レジスタンスの体験を基にした『世代』(54)、対ソ連の地下抵抗運動を描いた『地下水道』(56)、第2次大戦前後のポーランド社会の流転を描いた『灰とダイヤモンド』(58)など、「抵抗3部作」で国際的な評価を獲得。カンヌ国際映画祭で1981年、最高賞パルムドールを受賞し、2000年には米アカデミー賞名誉賞を受賞したポーランド映画の巨匠。

本作は、第二次世界大戦後のソヴィエト連邦下におかれたポーランドで、社会主義政権による圧制と闘い続けた実在の前衛画家、ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキの生涯を描く。ワイダの死の一か月前、トロント国際映画祭マスター部門で世界初上映され、2017年アカデミー外国語映画賞ポーランド代表作品に選ばれている。撮影監督と務めるのは、『戦場のピアニスト』(03)でアカデミー賞にノミネートされたパヴェウ・エデルマン。ワイダとのコンビは、『パン・タデウシュ物語』(99)以後の全作品に渡る。

スターリンによる全体主義(個人の全ては全体に従属すべきとする思想または政治体制の1つ)に脅かされながらも、カンディンスキーやシャガールなどとも交流を持ち、情熱的に創作と美術教育に打ち込んだストゥシェミンスキ。しかし、作品に政治を持ち込むことを拒み、党規則に反する独自の芸術の道を進んだため迫害され、やがて芸術家としての名声も、尊厳も踏みにじられていく。全体主義に対するアーティスティックなレジスタンスのシンボルとなった画家の晩年の姿は、ワイダが生涯を通して追求し続けたテーマを凝縮させたかのようであり、まさしく“遺言”と呼ぶにふさわしい作品に仕上がっている。

ストーリー

第二次大戦後、ソヴィエト連邦の影響下におかれたポーランド。スターリンによる全体主義に脅かされながらも、カンディンスキーやシャガールとも交流を持ち、情熱的に創作と美術教育に打ち込む前衛画家ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキ。しかし芸術を政治に利用しようとするポーランド政府が要求した社会主義リアリズムに真っ向から反発したために、芸術家としての名声も尊厳も踏みにじられていく。しかし彼は、いかなる境遇に追い込まれても芸術に希望を失うことはなかった…。  

スタッフ

監督:アンジェイ・ワイダ 製作:ミハウ・クフィェチンスキ 脚本:アンジェイ・ムラルチク アンジェイ・ワイダ 撮影:パベウ・エデルマン 美術:インガ・パラチ 編集:グラジナ・ガルドン 音楽:アンジェイ・パヌフニク

キャスト

ボグスワフ・リンダ ゾフィア・ビフラチュ ブロニスワバ・ザマホフスカ クシシュトフ・ビチェンスキー シモン・ボブロフスキ アレクサンデル・ファビシャク トマシュ・ブウォソク アレクサンドラ・ユスタ マリア・セモチュク マグダレナ・バジェハ エバ・バンツェル

LINK

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