2018年/日本/配給:東映

2018年3月

解説

吉永小百合の120本目の出演作となる映画『北の桜守』。『おくりびと』(08年)で米国アカデミー賞で日本初の外国語映画賞を受賞した名匠・滝田洋二郎監督がメガホンをとる本作は2月16日に網走市にてクランクインし、厳しい冬ロケを無事終え、いよいよ4月末より、都内近郊のロケ、セットでの撮影を行い、その後、稚内市を中心とした北海道縦断でのロケーションを桜の咲く美しい春、そして夏に敢行する予定です。そんな本作に、日本の映画界、演劇界、音楽界が誇る才能が集結。豪華キャスト、スタッフが続々、参戦致します。

まず、堺雅人演じる江蓮修二郎の妻・を演じるのは篠原涼子。数々のドラマ、映画などで様々な表情を見せる篠原だが、今回、吉永とは初共演。吉永とは義理の母と娘という間柄の役に挑みます。また、闇米屋として、貧困に喘ぐ江蓮親子に仕事を与え、生活を手助けするを演じるのは佐藤浩市。佐藤も本作が吉永とは初共演。第40回日本アカデミー賞で2度目の最優秀主演男優賞を獲得し、近年、さらに円熟味を増した演技を本作でも見せます。加えて、吉永演じる江蓮てつの夫・を演じるのは阿部 寛。2014年公開で吉永と共演した『ふしぎな岬の物語』では、甥っ子役を好演したが、今回は吉永演じるてつの夫を演じます。
さらに、かつて網走で江蓮家の隣人であった女性、島田光江を高島礼子、江蓮真理の父親で修二郎の義父となる岡部大吉を中村雅俊が演じます。また、てつと修二郎が思い出の地を二人で巡る道中、立ち寄る居酒屋たぬきの主人を笑福亭鶴瓶が演じます。そして、樺太で生活していた頃からの友人で、長年、てつたちを手助けしてくれる山岡和夫を岸部一徳が演じるなど、日本映画界を代表する豪華キャスト陣が揃いました。

また、本作では主人公てつの心象風景を象徴的に舞台で表現致します。悲惨な現実をファンタジックに昇華するケラリーノ・サンドロヴィッチの舞台演出にご期待下さい。   

さらに、音楽は小椋 佳、星 勝が担当。美しい日本の情緒をメロディで表現し、本作の世界観に更なる彩りを加えます。

ストーリー

スタッフ

監督:滝田洋二郎
脚本:那須真知子
撮影監督:浜田毅
音楽:小椋佳
星勝
舞台演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

キャスト

吉永小百合
堺雅人
篠原涼子
佐藤浩市
阿部寛
高島礼子
中村雅俊
笑福亭鶴瓶
岸部一徳

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