原題:Cats & Dogs

あなたは、犬派?あなたは、猫派? 世界はどっちの肉球に!

2001年3月25日全米公開

2001年/アメリカ/87min/ビスタ/SRD/DTS/SDDS 配給:ワーナーブラザース

2011年07月20日よりDVDリリース 2010年08月25日よりDVDリリース 2009年07月08日よりDVDリリース 2007年12月07日よりDVDリリース 2005年04月22日より特別版〈期間限定価格〉DVDリリース 2004年12月03日よりDVD発売開始 2002年4月5日よりビデオ&DVD発売 2001年10月20日より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー公開

(C)2001 Warner Bros.All Rights Reserved.

公開初日 2001/10/20

公開終了日 2001/11/22

配給会社名 0085

公開日メモ 人間の知らないところで、実は世界征服を狙っている猫と、それを何とか阻止しようとする犬たちの壮絶な戦いが繰り広げられていた!CGをふんだんに使った実写版傑作映画!

解説



天地創造の日から続いてきた、地球の存亡を賭けた壮絶バトル
その戦場は、実はあなたのリビングルームだったのだ!!

地球の平和はいま、まさにかき乱されようとしていた。気まぐれな侵略者、猫たちによってである。そう、知らなかったのは人間ばかり。やつらは本当に、猫をかぶっていたのだ。世界征服を企む猫たちの恐るべき野望を知って、人間にとっての最良の友、犬たちが立ち上がる!実は天地創造以来、地球の支配をめぐって犬と猫は熾烈な闘いを繰り広げていたのである。そしていま、イカレた邪悪猫、ミスター・ティンクルズの宣戦布告で熾烈な犬猫戦争の火ぶたが切って落とされた。このままでは地球は、“猫の惑星”になってしまうかも!?『キャッツ&ドッグス』をかわいい無邪気なアニマル・ムービーだと思ったら大間違い。これは人間の想像を絶する能力とキャラクターを秘めた犬&猫たちが、そのすべてをかけてバトルを繰り広げる、まったく新しいタイプの痛快アニマル・スパイ・アクション・エンターテイメントなのだ。なんといっても我らが犬たちは、地下に巨大なハイテク諜報組織を持っている。コンビュータのスペシャリスト犬、スパイとしての訓練を受けたエリート諜報犬などなど、もう人間顔負けだ。そんな犬たちのなかで、人間を守るという特別ミッションを与えられたのは、スパイ初心者マークの幼いポケット・ビーグル、ルーだった。経験こそないけれど、冒険心と人間への愛情は犬一倍。仲間たちのサポートを得て、犬アレルギーの新薬を研究しているブロディー教授一家を、ミスター・ティンクルズの魔の手から守るのだ。
しかしミスター・ティンクルズが送り込んでくるスペシャリスト猫ときたら、手強いったらない。カンフー&マーシャル・アーツの達人ならぬ達猫であるニンジャ猫たちの、目にもとまらぬ大アクション。かわいらしいスウィート・フェイスに超憎たらしい策略を秘めたロシアの暗殺猫。ずる賢い傭兵猫、諜報猫たちを相手に、めまぐるしいワンにゃん戦争は続く。果たしてルーたちはこのバトルを切り抜け、人間たちに平和をもたらすことが出来るのだろうか……?
いまや動物たちがしゃべる映画なんてめずらしくもない。だが、これほど犬&猫たちが大挙出演してそれぞれのユニークな個性を発揮し、しかも、めまぐるしくも華麗な大アクションを披露しまくる映画があっただろうか?その上、彼らは優秀なスパイとしての顔を持っているのだ。狙撃エージェントに二重スパイ、ハイテク機器と、ワクワクする要素満載。その趣向を凝らしたバトル・シーンは、『M:I−2』や『マトリックス』も真っ青だ。どう見ても本物の犬&猫が演じているとしか思えないのだが、これも最先端技術を駆使した特殊効果チームによるこだわりの賜。動物たちの名演に、かってない高精度のアニマトロニクス・モデルとCGを合成。つなぎ目がまったくわからないという快挙を成し遂げたのである。
もちろん、犬&猫のかわいらしさも満載だし、ファミリームービーして誰もが心から楽しめる映画であることは間違いない。全米ではアメリカ独立記念日の7月4日という激戦区に公開され、興行成績第1位に踊り出たことでも明らかだ。
この人間業とは思えない一大イベント・ムービーを監督したのは、『アンツ』のローレンス・グーターマン。CGを駆使した特殊効果チームには、『グリンチ』の特殊効果でアカデミー賞を受賞したリズム&ヒューズ、アニマトロニクス製作の老舗ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップ、『スター・ウォーズ』のフィル・ティペット率いるVFXの達人集団ティペット・スタジオ、リドリー・スコット、トニー・スコットを抱える英国の老舗ミル・フィルムから、文字通りのスペシャリストが参加している。
忘れちゃいけないのが、人間キャストの魅力。実写部分の人間役では、ブロディー教授にジェフ・ゴールドブラム、夫人に『ビッグ』のエリザベス・パーキンズ、一人息子には11歳のアレクサンダー・ボラック。犬&猫の声を演じる俳優陣も豪華だ。小さなヒーローであるビーグル犬ルーには『サイダーハウス・ルール』の若手No.1トビー・マグワイア。諜報組織のリーダー、シェパードのブッチには『レッド・オクトーバーを追え!』のアレツク・ボールドウィン。悪玉凶悪ペルシャ猫、ミスターティンクルズは人気コメディアンのショーン・ヘイズ。ワケありのやさしい野良猫アイビーはスーザン・サランドン。シープドッグのサムはグリーン・マイルのマイケル・クラーク・ダンカン。諜報部の最高司令官マスチフには『猿の惑星』のチャールトン・ヘストンが当たっている。

ストーリー




 のどかな住宅街に訪れた、いつもと変わらない平和な朝……のはずだった。ところがこの朝、とんでもないことが起こった。ブロディー教授一家の愛犬、バディが猫どもに誘拐されてしまったのだ。
 実は天地創造以来、地球ではその支配権をめぐり、2大勢力による闘いが繰り広げられていた。犬VS猫。腕っぷしも知能も引けを取らないライバル同士。そう、知らないのは我々人間だけなのだ。長い歴史を持つこの闘いは一時的な休戦状態が保たれていたのだが、この朝、ついに平和な静寂は破られる。世界征服を企むイカレた邪悪猫、ミスター・ティンクルズが人間にとって最良の友である犬たちに対し、宣戦布告を行ったのである!
 猫たちがブロディー家にターゲットに定めたのには、理由があった。ブロディー教授は人間の犬アレルギーを解消するための新薬を完成させようと、日々研究にいそしんでいる。そんな薬が出来てしまったら、人間の犬びいきに拍車がかかってしまうじゃないか。ニャンたることだ!この家を突破口に、支配を我がものにしてやる、というわけだ。人類を守るため、地下にハイテク機器を駆使した秘密諜報機関を擁していた犬たちは、怒り狂ったミスター・ティンクルズの野望を知って驚愕。なんとか悪賢い猫に対抗しようと奔走する。まずはブロディー家に諜報機関のトップ・エージェント犬を送り込もうとするのだが、ちょっとした手違いから一家のペットに選ばれたのは、冒険心旺盛だが何の知識もないポケットビーグルの子犬、ルーだった。
 こうなったらルーに任務を遂行させるしかない。秘密諜報組織のトップ・エージェント犬ブッチ、コンピュータの達犬ピーク、慎重でやさしい諜報犬のサム、謎めいたホームレスの雌犬アイビーらがサポートに回り、勇敢なルーは次第にたくましく成長していく。ブロディー家の一人息子スコットとの間にも、かけがえのない絆が生まれつつあった。しかし、敵はガンガン攻撃を仕掛けてくる。送り込まれたニンジャ猫やロシアの暗殺猫と、壮絶なバトルを繰り広げるルーたち。
 そんなとき、ルーのイタズラをきっかけに、ブロディー教授がついに新薬を完成させる。だがそのブロディー一家に、立ち上がったミスター・ティンクルズの恐ろしい魔の手が迫っていた……。
 果たして犬たちは、人間を守りきることが出来るのか?勝利は犬と猫、どちらの肉球がつかむのだろうか……!?

スタッフ

監督:ローレンス・グ一ターマン
脚本:ジョン・レクア&グレン・フィカーラ
製作:ウォーレン・ザイド、クレイグ・ベリー、アンドルー・ラーザー、クリス・デファリア
製作総指揮:ブルース・バーマン、クリス・ベンダー、J・C・スピンク
撮影:フリオ・マカット
美術:ジェイムズ・ビッスル
編集:マイケル・A・スティーブンソン,A.C.E.、リック・W・フイニー
共同製作:ジョン・レクア、グレン・フィカーラ
視覚効果監修:エド・ジョ一ンズ
アニマトロニクス効果監修:デイビッド・バークレ一
音楽:ジョン・デブニー
動物調教:ブーン・ナー

キャスト

ブロデイ教授:ジエフ・ゴールドブラム
ブロデイ夫人:エリザベス・パーキンズ
スコット・ブロディー:アレクサンダー・ボラック
ソフイー:ミリアム・マーゴリーズ

【声の出演】
ルー:トビー・マグワイア
ブッチ:アレック・ボールドウィン
ミスター・ティンクルズ:ショーン・ヘイズ
アイビー:スーザン・サランドン
ピーク:ジョ一・パントリアーノ
サム:マイケル・クラーク・ダンカン
キャリコ:ジョン・ロービッツ
コリー:サローミ・ジェンス
マスチフ:チャールトン・ヘストン
ロシア猫:グレン・フィカーラ
忍者猫:ダニ一・マン、ビリー・ウェスト

LINK

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