蘇る伝説 絢爛華麗な大ロマン、 完全ニュープリント一挙公開!

日本アカデミー賞・最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀助演女優賞(大楠道代)、最優秀美術賞、 ブルーリボン賞・最優秀監督賞、特別賞 ベルリン映画祭・審査員特別賞(銀熊賞)等受賞、

1980年/日本/144分/スタンダード/ 製作:シネマ・プラセット 配給:リトルモア

2012年1月14日より、渋谷ユーロスペースほか全国順次リバイバル公開 2007年03月21日よりDVDリリース 2006年10月7日(土)〜12月17日(日)、一角座にてthe IKKAKU Festival上映! 2001年9月21日DVD発売&レンタル開始 2001年9月21日ビデオ発売&レンタル開始 2001年4月28日から5月11日までシネセゾン渋谷にてロードショー (新春第二弾より公開がのびました) 3月24日より名古屋:シネマスコーレ、GW大阪:シネ・リーブル梅田、6月下旬福岡:シネ・リーブル、 博多駅1・2、札幌:シアターキノ、仙台:仙台フォーラム、京都:みなみ会館、ほか全国順次ロードショー

公開初日 2001/04/28

公開終了日 2001/05/11

配給会社名 0093

公開日メモ 日本アカデミー賞・最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀助演女優賞〈大楠道代〉、最優秀美術賞、ブルーリボン賞・最優秀監督賞、特別 賞(『ツィゴイネルワイゼン』の映画製作・上映活動)、ベルリン映画祭・審査員特別 賞(銀熊賞)等を受賞。キネマ旬報1980年代ベスト・テンでは第1位に輝いた。

解説


1980年、東京タワーの足元に銀色のドーム型テントが現れた。今や伝説になりかかっているこの移動映画館・シネマプラセットの初製作・上映作品が『ツィゴイネルワイゼン』である。単館上映としては異例の96000人を動員した。  内田百聞の「サラサーテの盤」を、生と死、時間と空間、現実と幻想のなかを彷徨う物語として田中陽造が見事に脚色。他のスタッフにも清順映画の名作を手掛けてきたいわば清順組の面 々が顔を揃えている。  日本アカデミー賞・最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀助演女優賞〈大楠道代〉、最優秀美術賞、ブルーリボン賞・最優秀監督賞、特別 賞(『ツィゴイネルワイゼン』の映画製作・上映活動)、ベルリン映画祭・審査員特別 賞(銀熊賞)等を受賞。キネマ旬報1980年代ベスト・テンでは第1位に輝いた。

ストーリー

大学教授の青地(藤田敏八)と元同僚の友人中砂(原田芳雄)は旅先で、弟の葬式帰りだという芸者・小稲(大谷直子)に会う。一年後、結婚したという中砂の家を訪ねた青地は、その妻・園が小稲に瓜二つであることに驚く。二人はすき焼きをつつき酒を酌み交わすが、園はこんにゃくを千切り続ける。食後、書斎でサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」のSP盤を聴く二人。演奏中、サラサーテが何やら呟いているが、何を言っているのかは聞き取れない。  青地が妻・周子(大楠道代)の妹の見舞いに病院に行くと、義妹は、周子と中砂が一緒に来て、中砂の目に入ったゴミを周子が舌で舐めとったと言う。  中砂と園のあいだに娘が生まれ、青地の名をとって豊子と名付けられるが、翌年、園はスペイン風邪にかかり幼い豊子を残して死ぬ 。新しい乳母がきたという中砂邸を訪ねた青地は、園が赤ん坊を抱いているので驚くが、それは小稲であった。  中砂が死んで数年後、美しい少女に成長した豊子を連れて小稲が青地の家に突然やってきて、中砂が貸した辞書を返して欲しいという。連日、小稲は青白い顔をして中砂が貸してあるものを返してほしいという。そしてサラサーテのレコードを貸してあるはずだから奥様に聞いてほしいと……。

スタッフ

プロデューサー:荒戸源次郎
企画:伊東謙二
脚本:田中陽造
撮影:永塚一栄
美術:木村威夫、多田佳人
照明:大西美津男
宣伝美術:木村恒久
音楽:河内紀
スチール:荒木経惟
録音:岩田広一
編集:神谷信武
記録:内田絢子  
監督:鈴木清順

キャスト

原田芳雄
大谷直子

真喜志きさ子
麿赤児
樹木希林

大楠道代
藤田敏八

板東玉三郎

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