原題:SIBERIAN EXPRESS 2

映画評論家・水野晴郎が監督2作目 あの「シベリア超特急」が山下将軍が帰ってくる

2000年/日本/1時間46分/カラー/シネスコ 共同配給:水野晴郎事務所 配給:アルゴ・ピクチャーズ

2006年09月20日よりDVDリリース 2002年02月22日よりDVD発売&レンタル開始(劇場公開版) 2002年02月22日よりビデオ発売開始(劇場公開版) 2001年1月13日より銀座シネ・パトスほかにて新世紀ロードショー公開

公開初日 2001/01/13

公開終了日 2001/03/02

配給会社名 0090

公開日メモ 二作目である本作でも、そのコンビはもちろんレギュラーとして登場。謎の鉄道爆破で、<満州菊富士ホテル>に宿泊を余儀なくされたシベリア超特急の一等乗客たち。

解説


3年前に作られた前作「シベリア超特急」は、映画評論家・水野晴郎氏が映画誕生100年、戦後50年、そして自身の映画生活40年を飾り、初監督にして、製作・原作・脚本・主題歌の作詞・主演と6役をこなした恐るべき「スーパーサスペンス・アクション・ロマン」として、公開から3年経つ現在も、話題が絶えることなく根強い人気を誇っている。
特に、ラストのどんでん返しは観るものをあっと驚かせ、映画ファンのみならず芸能界(浅草キッドなど)、まんが界(みうらじゅん氏など)まで巻き込み、カルトな「シベ超」ファンを生み出した。
本作は、その待望の続編であり、また日本映画界待望のスーパーエンターテイメント作品として、21世紀に心を込めて贈る大作の誕生である。
軍人でありながら徹底した戦争反対、平和主義者であった山下奉文陸軍大将に扮するは、前作に続いて我らが水野晴郎閣下。かつてにっかつの「落陽」(1992)に同役で出演以来、遺族の方との交流を通してこの役は生まれた。
山下大将は、2.26事件で若き将校たちを死刑からかばおうとしたために天皇陛下の逆鱗にふれ、支那に左遷された、不遇の軍人であった。
彼が、第二次世界大戦前夜の1941年にヒットラー・ムッソリーニとの会見を終え、シベリア超特急で帰国した事実を元に「シベリア超特急」シリーズは作られている。
一作目では、様々な国の人々が乗り合わせたシベリア超特急の中で起こった連続殺人事件を、山下大将役の水野晴郎とその側近の佐伯陸軍大尉(前作では西田和昭)らが謎解きしていくという展開であった。
二作目である本作でも、山下大将/佐伯大尉(本作では竹田高利)のコンビはもちろんレギュラーとして登場。
謎の鉄道爆破で、<満州菊富士ホテル>に宿泊を余儀なくされたシベリア超特急の一等乗客たち。猛嵐の中で起きる謎の密室殺人。今回はどんな名推理で解決してくれるのか。
そしてずらり揃ったビックスターは、水野晴郎が直接くどいてお願いし、その意気をくんでの出演である。

ストーリー



第二次世界大戦直前、戦雲うずまく亜細亜の魔都・マンチューリ。
ヨーロッパ情勢を視察した山下奉文陸軍大将は、モスクワから帰国すべくシベリア鉄道に乗車していたが、謎の鉄道爆破で、急遽<満州菊富士ホテル>に宿泊を余儀なくされる。そこに同宿することになったシベリア超特急の一等乗客たち。
伯爵夫人、芸者の女将、ドイツ帰りの女医、亜細亜の舞姫、戦争成金とその若き愛人、プレイボーイのスペイン大使館員と、何やらいわくありげな連中と山下陸軍大将。
吹きすさぶ豪雨の一夜、赤い文字でつづられた”226″の不気味な脅迫状が予告する中、戦争成金が鍵の掛かった部屋で何者かに殺される。
犯人は?動機は?しかも、山下将軍以外、全員にアリバイがある。第一容疑者は山下将軍なのか?果たして大いなる罠が!?
陰謀駆け巡る満州のホテルに繰り広げられる壮大なミステリー。史上最大
のトリック。驚愕の逆転劇。そして、銃弾に倒れる山下将軍!愛と感動のフィナーレ!
今、水野晴郎が日本映画の歴史を変えるカルトスーパーエンターテイメントが新世紀に誕生する!

スタッフ

製作:水野晴郎/ 岡田裕
原作:水野晴郎
プロデューサー:伊藤直克
脚本:北里宇一郎
脚色:水野晴郎
撮影:鈴木耕一
美術監督:木村威夫
美術:丸山裕司
照明:湯脇房雄
キャスティング:大畑信政
助監督:荒川栄二
監督補:吉原勲
製作協力:アルゴ・ピクチャーズ 水野晴郎事務所
監督:MIKE MIZNO

キャスト

淡島千景
草笛光子
光本幸子
寺島しのぶ
二宮さよ子
加茂さくら
中村福助
竹田高利
須藤温子
尾上松也
油井昌由樹
安井昌二
長門裕之
水野晴郎

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