ファウスト

ある情熱的な博士が権力と知識を得るのと引き換えに悪魔に魂を売り渡すという「ファウスト伝説」。そのファウストが今の世に蘇り、伝説の悪夢が繰り返される。
21世紀の都会を舞台に、幻覚的狂気、堕落、邪悪そして想像を絶する暴力が繰り広げられる。古代さながらの鋭いブレードを武器に持つ暗殺者、ジョン・ジャスパーズ。この男は凶暴な精神異常者なのか、それとも物事の実体を見抜く唯一の人間なのか。ハンド・コ一ポレーション会長Ｍはこの世の悪魔。ジャスパーズを治療する精神科医ジェイド・デ・キャンプ博士は彼の中に潜む怪物を見抜く唯一の人物。キャプテン・ダン・マルゴリエスはジャスパーズを追跡する。この世で繰り広げられる地獄絵図——これは現実なのか、それとも幻影なのか？

『FASUT:LOVE OF THE DAMNED』＆ファンタスティック・ファクトリー

『FAUST:LOVE OF THE DAMNED』はフリオ・フェルナンデスが設立したファンタスティック・ファクトリーの手がける劇場用映画の第1号作品である。ファンタスティック・ファクトリーはバルセロナを拠点とする世界発信型企業として、設立時点から3年の間に、世界のマーケットをターゲットにして、英語を言語にしたファンタスティック映画を、7本製作することを目標に掲げている。
ファンタスティック・ファクトリーは、ファンタスティック映画のジャンルで、既存の流れと競合できるだけのパワフルな1つの流れを確立することを基本概念にしてこのジャンルにおける世界的レベルのスタッフを集め、独自のスタイルで最新トレンドを追い、世界マーケットでの競合を目指す。
ファンタスティック・ファクトリーの共同代表を務めるブライアン・ユズナが、今回の作品『FAUST:LOVE OF THE DAMNED』のメガホンを取る。この映画は、悪魔に魂を売り渡すという「ファウスト伝説」をベースにしたコミック・シリー・ズ(レベル・スタジオ作品)が原作。ユズナはこの作品の映画化にあたり、撮影にジャックス・ハイトキン、特殊効果にスクリーミング・マッド・ジョージ＆ポリ・カンテ一ロといった最高の技術陣を揃えた。出演者にはベテランのアンドリュー・ディボフとジェフリー・コムズ、若手のマーク・フロスト、イザベル・ブルック、モニカ・ヴァン・キャンペンを配した。彼らの総力を結集して、この野心作は完成を見たのである。
ファンタスティック・ファクトリーは第1号作品『FAUST:LOVE OF THE DAMNED』の後に、『DAGON』『ARACHNID』『BEYOND REANIMATOR』と次々に作品を予定している。また、有望な若手、エリオ・クイロガ、ティニエプラス・ゴンザレスおよびハウメ・バラグエロの作品3本も映画化の予定。