原題:The Kentucky Fried Movie

伝説の秘密がいま、明かされる! 禁断と幻のパロディ・スペクタクル巨編、ついに甦る!!

1980年3月16日ドイツ公開

1977年/アメリカ/83分/ 配給:アルバトロスフィルム

2002年11月22日よりDVDレンタル開始 2002年6月29日よりシネ・アミューズにてレイトショー公開

公開初日 2002/06/29

配給会社名 0012

公開日メモ 伝説の秘密がいま、明かされる!禁断と幻のパロディ・スペクタクル巨編、ついに甦る!!

解説


1971年、ウィスコンシン州の州都マディスンにあるマディスン書店の裏手に、ちっぽけな仮設の劇場が誕生し、「ベジタブルズ」という名のヘンテコな芝居がはじまった。映画、テレビ、CMなどをパロディの材料とし、ナンセンスに笑わせるスケッチ集とでもいったものだったが、人工17万の小都市にもかかわらず、11ヶ月も続演するほどの人気を呼んだ。台本を書き、演出し、主演したのはデヴィッドとジェリーのザッカ−兄弟、ジム・エイブラハムズの3人の若者であったが、この成功に気を大きくすると、ロサンゼルスへと進出し、20世紀フォックス撮影所に近いピコ大通りにある倉庫を改装し、「ケンタッキー・フライド・シアター」と銘うち、「ベジタブルズ」をさらに発展させた芝居をオープンさせた。ベトナム戦争が終わり、平和と、ついでに退屈さも戻ってきた時代で、アメリカの若者たちはパロディやナンセンスを愛好するようになっていた。テレビと映画の「モンティ・パイソン」、あるいはテレビ番組やCMをパロディにした映画「グローブ・チューブ」「トンネルビジョン」などが話題になり、「ケンタッキー・フライド・シアター」も4年間に15万人を集めるほどのロングランとなった。1976年に若者3人は、劇場を閉じると、いよいよ映画化に乗り出した。監督にはテレビの「ジョニー・カースン・ショー」にたまたま出演していた27歳のジョン・ランディスに白羽の矢を立てた。もとビデオテープ・プロダクション重役のロバート・K・ワイスがプロデュースをひきうけてくれることになったので、とりあえず4つのスケッチからなる10分間のパイロット・フィルムをつくると、資金集めを開始した。

さいわい、パララックス劇場チェーンの社長で、ユニークな番組を組むことで知られているキム・ジョーゲンセンが100万ドルの製作費を投資し、「雨のロサンゼルス」をつくったシネ・アーチスツ・インターナショナルの製作部長ネッド・トパムがユナイテッド・フィルム・ディストリビューションを通 じて全米配給をすべく段取りをつけてくれた。シナリオは、「ケンタッキー・フライド・シアター」の3人が、舞台でやったものを3割残し、残り7割は映画オリジナルとして書き上げ、1977年のはじめ、28日間で撮影された。当時のハリウッドにあっては破格の低コスト、短い撮影日数でつくられた作品がこれほど話題を呼ぶとは、もちろん誰一人信じていなかった。

ストーリー



衝撃の22のエピソード!

01.タイトルバック〜曲「カリオカ」
02.CM『アルゴン石油』
03.A.M.トゥデイ
04.ニュー・カー
05.「カトリック女子高校生の災難」
06.感じる映画
07.頭痛薬「ナイテクス」
08.ハイ・アドベンチャー
09.頭痛クリニック
10.芳香剤のパロディ
11.セックス・レコード
12.ドラゴン イカレの鉄拳
13.ウィラー・ビール
14.ゲーム「スコット・フリー」
15.『ザッツ・アルマゲドン』
16.『死者の権利を守る会』
17.大法廷
18.ネッスン・オイル
19.『クレオパトラ・シュワルツ』
20.酸化亜鉛とあなた
21.危険を求める男
22.ニュースの焦点

スタッフ

監督:ジョン・ランディス
製作:ロバート・K・ワイス
製作総指揮:キム・ジョーゲンセン
脚本:デヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー、ジム・エイブラハムズ
撮影:スティーヴン・M・カーツ
音楽:イゴー・カンター

キャスト

ジョージ・レーゼンビー
ドナルド・サザーランド
ヘンリー・ギブソン
ニヴァン・キム
トニー・ダウ
コリン・メイル
ジャニス・ケント

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す