ローラー・ボール

鬼才マクティアナンと新生クラインが放つ衝撃のバイオレンス・アクション

デビュー以来、単なるエンターテインメント作にとどまることなく、絶えず時代に警鐘を与える問題作を発表し続けるハリウッドの鬼才ジョン・マクティアナン監督が、新たなるメシセージを込めた衝撃作を世界に送りつけて来た！！
『ダイ・ハード』(88)でマクレーン刑事を、『レッド・オクトーバーを追え！』(90)ではラミレス艦長とジャック・ライアンを、そして『プレでター』(87)と絶えず闘う男の美学を追い求めるだけではなく、『トーマス・クラウン・アフェアー』(99)ではスタイリッシュな男の姿を描いてみせたマクティアナン監督。新たなステップを目指すアクション映画の天才は、クリス・クラインという未知の輝きを秘めたスターの原石を得て、斬新なアクションとストーリー展開で驚愕のシーンをスクリーンに現出していく。それはかって観たことも無いバイオレンス・ライブ・アクションである。
マクティアナンが近未来を舞台にした本作のメッセンジャーに選んだのは、今、ハリウッドで話題を一身に集める若き俳優クリス・クライン。ヴァラエティ紙などマスコミから“ゲイリー・クーパーの再来”と絶賛されたクラインが、今までのイメージを一新し、いよいよスターダムを駆け上がる。初めて挑むハードなアクションだけでなく、死を背にした状況での切なく燃えるような愛のシーンなど、マクティアナンのシャープな演出のもと、今までにない魅力を随所に見せつけたクライン。ポスト＜キアヌ・リーブス＞と言われる彼は、“本作での熱演を皮切りに大ブレイクし、新たなスター伝説を生む”と、世界のマスコミと映画ファンは固唾を飲んで見守っている。本作で一躍、時の人となったクラインのもとには出演依頼が殺到。ベトナム戦争の実話の映画化てある『ワンス・アント・フォーエパー』(02)でも出色のキャラクターの兵士役を熱演している。

クリス・クラインＶＳジャン・レノ
ふたりの闘いはバーリトゥードの世界へ！！

1975年に製作されカルト的人気を誇ったノーマン・ジュイソン監督の同名映画の設定をもとに、21世紀の視点とストーリー展開で原題に蘇った本作は、伝説の映画のアップデート版と早くから話題となっている。
そんな注目の超大作に相応しく、マクティアナンのもとに集まった俳優は個性派ばかり。チームオーナーのペトロビッチには『グラン・ブルー』(88)『レオン』(94)のジャン・レノ。クリス・クライン演じるジョナサンの前に立ちふさがる存在感は圧倒的であり、クライマックスに至るまでの熾烈な駆け引きのドラマを盛り上げている。チームメイトのリドリーにミュージック・シーンのスーパースターで、『ディープ・ブルー』(99)『エニイ・ギブン・サンデー』(99)とスクリーンでも活躍が続くＬＬクールＪ。ジョナサンと恋に落ちる若く美しいチームメイトのオーロラ役には『オースティン・パワーズ：デラックス』(99)でデビュー、『Ｘ−メン』(00)で目に映る物なら難易でも自由に姿を変えられる青い肌のミスティーク役を演じて一躍注目を浴びたレベッカ・ローミン＝ステイモスが扮し、オールヌードの体当たりの演技も披露してくれる。