原題:WHERE THE HEART IS

ナタリー・ポートマン主演のヒューマンドラマ

全米2000年04月28日公開

2000年/アメリカ映画/上映時間130分/ドルビーSR/配給:20世紀フォックス

2011年09月07日よりDVDリリース 2007年12月21日よりDVDリリース 2003年04月11日よりDVD発売&レンタル開始 2001年2月24日よりシャンテシネほか全国東宝洋画系にてロードショー公開

(C)2000 TWNTETH CENTURY FOX

公開初日 2001/02/24

公開終了日 2001/04/06

配給会社名 0057

公開日メモ ナタリー・ポートマンがなんと未婚の母になった! 「スター・ウォーズ」新 シリーズのクイーン・アミダラに選ばれたナタリー・ポートマン。ティーン俳優 の中で人気・美貌・才能のどれをとってもトップレベルにある彼女が今回演じる のは、ボーイフレンドに置き去りにされる世間知らずの若い妊婦ノヴァリー。

解説


「スター・ウォーズ」新シリーズのクイーン・アミダラに選ばれたナタリー・ポートマン。ティーン俳優の中で人気・美しさ・才能のどれをとっても最高ランクにある彼女が、なんと未婚の母になった!厳格な作品選びで知られるナタリーが今回選んだキャラクターは、ボーイフレンドに置き去りにされる世間知らずの若い妊婦ノヴァリー。彼女がホームレスのティーンエイジャーから毅然とした一人の女性へと内面的に成長していく過程を、ユニークな”疑似家族”とのアンサンブルの中でチャーミングに力強く演じている。
製作・監督はこれが劇場映画デビューとなるマット・ウィリアムズ。数々のテレビ・シリーズで高い評価を受けている彼は、ビリー・レッツのベストセラー小説を読んだ途端、強く心を動かされたという。ちょっとヘンテコだけれど実在感のある登場人物と、全編に漂うユーモアたっぷりの人間味。彼らを見ていると、どんな困難もユーモアのセンスさえあればきっと切り抜けられる!と、元気が湧いてくる。そして、そこには”家族とは必ずしも血縁関係にある必要はない”という新しい家族観が力強く語られている。
ウイリアムズは原作に登場する”家族”をスクリーンに息づかせるために、「シティ・スリッカーズ」や「パックマン家の人々」などコミカルな昧で定評のある脚本家コンビ、ローウェル・ガンツとババルー・マンデルに脚色を依頼。”アメリカの家族讃歌”を独特のユーモアを交えて綴っている。
そもそも原作は群像劇として書かれたものだけに、ノヴァリーを取り囲む人々もユニークでありながらリアリティを備えた深みと巾のあるキャラクター。そして、監督たちはナタリーと相性がよく、互いに強く響き合う俳優で”家族”を構成することを第一条件にキャスティングを始めた。まず、ノヴァリーの友人かつ姉代わりとなる5人の子持ちのレクシーには、「ダブル・ジョパディー」「氷の接吻」のアシュレー・ジャド。ノヴァリーを家に引き取る母親のような存在シスター・ハズバンドに「私に近い6人の他人」の演技派ストッカード・チャニング。ウィリー・ジャックの面倒をみる変わり者の音楽エージェント、ルース・マイヤーズに「プリティ・ブライド」「クレイドル・ウィル・ロック」のジョーン・キューザック。また、ノヴァリーに学ぶことの大切さを教え、恋の可能性に目覚めさせるフォーニーには「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」でエミリー・ワトソン扮するタイトル・ロールの夫役を演じたジェームズ・ワレイン。ノヴァリーの人生を一変させ、最後には自らツケを払うことになるいいかげんなボーイフレンド、ウィリー・ジャックには「プライベート・ライアン」のディラン・ブルーノ。そして、ノヴァリーを写真という新しいキャリアヘと導くカメラマン、モーゼスに「メリーに首ったけ」「アルマゲドン」のキース・デイヴィッド。素晴らしいアンサンブル・キャストが、映画を重層的に彩って奥行きのあるドラマにしている。
また、アメリカ中西部の雰囲気を見事に捉えた撮影は、「恋におちたシェイクスピア」でアカデミー賞にノミネートされたリチャード・グレイトレックス。「母の眠り」のポール・ピーターズがプロダクション・デザインを、「ブラックアウト」などアベル・フェラーラ監督とのコラボレーションで知られるメリンダ・エシェルマンが衣裳を、「フィールド・オブ・ドリームス」や「戦場の小さな天使たち」のイアン・クラフォードが編集を担当。ジョン・セイルズ監督の11作品を手がけているメイソン・ダーリングが、土地の匂いのするスコアを提供している。

ストーリー



17歳にして出産を間近に控えたノヴァリーは、家庭の温かみを知らずに育った。彼女にとって家族らしき者といえば、ミュージシャン志望の身勝手なボーイフレンド、ウィリー・ジャックだけ。二人はオンボロのプリマスに乗ってテネシーからカリフォルニアを目指して旅立った。けれど、オクラホマでノヴァリーがトイレ休憩のために立ち寄ったウォルマートから出てきたとき、ウィリー・ジャックはプリマスもろとも消えていた……。
傷つき、独りぼっちになったノヴァリーは内緒でウォルマートの店内に住み着き、数週間後にフロアで出産のときを迎える。一躍有名人になったノヴァリーと”ウォルマートベビー”。ノヴァリーはそれから数年の間に、少々エキセントリックだけれど素晴らしい人々と出会い、彼らとの温かくいたわりに満ちた関係の中に”家族”を見出していく。彼女はもうホームレスのティーンエイジャーではない。ノヴァリーは運命が彼女を放り出したオクラホマの小さな町に、自分の居場所を見つけたのだ———。

スタッフ

監督:マット・ウィリアムズ
脚本:ローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル
製作:デイビッド・マックファジーン、スーザン・カートソニス、パトリシア・ウィッチャー

キャスト

ナタリー・ポートマン
アシュレー・ジャッド
ストッカード・チャニング

LINK

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http://www.wheretheheartismovie.com/html/index.html
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