原題:MISS CONGENIALITY

21世紀の女の心はここにある! これぞ、新世紀の美人道!

2000年12月22日全米公開

2000年/アメリカ/110分/ビスタビジョンサイズ/SRD,DTS,SDDS/字幕翻訳:栗原とみ子 配給:ワーナーブラザース

2010年07月14日よりDVDリリース 2005年06月10日よりデラックス版DVDリリース 2001年6月9日より丸の内ルーブル、松竹・東急系にて全国ロードショー公開

(C)2000 Warner Bros.All Rights Reserved.

公開初日 2001/06/09

公開終了日 2001/06/29

配給会社名 0085

公開日メモ ミス・コンテンストの会場に爆弾を仕掛けようとする犯人を阻止する為、FBI女性捜査官が、自ら出場者として潜り込む。

解説


アメリカで、ヨーロッパで、オセアニアで、アジアで、この1本の映画が女心をわしづかみにして放さない。
「もう5回見ました!」「こんなに元気をくれる映画は初めて」「友達みんなに薦めたい」
——そんな声が世界中から続々と聞こえてくるのだ。
本国アメリカでほ、昨年のクリスマス・シーズンに公開されるやいなや、女性の間で話題が沸騰。6週連続で興収ランキングのトップ10入りを果たし、1億ドルを突破する大ヒットを記録した。その評判ほ今世紀に入ると海外まで響き渡り、イギリス、スイス、オーストラリア、香港を初めとする各国で次々と初登場1位をマーク。シンガポールやプエルトリコでは公開と同時にトップに踊り出たばかりか、『ハンニバル』『キャスト・アウェイ』のオープニング成績を簡単に塗り替えてしまったのである。
世界中の女性がここまで熱狂する理由——それは他でもない。サンドラ・ブロックの新しい魅力が詰まったヒロイン”グレイシー・ハート”のキャラクター性にある。

《新世紀のヒロイン、グレイシー・ハート。新しいサンドラの魅力が詰まった、突き抜けた女っぷりがここにある!》
グレイシーは、やり手で通るFB1捜査官。仕事への情熱なら余るほどあるが、口紅はおろか、ドライヤーさえ持っていない。男勝りで色気ゼロ、そんな彼女が潜入捜査のためとはいえ、美人コンテストへ出場することになったのだ!美容のプロによって、ニュージャージー州代表に変身したグレイシーは、別人かと思うほどの艶やかさ。以前の彼女を知る同僚刑事たちに溜息をつかせる程、ゴージャスな変身を遂げる。しかし、この”デンジャラスビューティー”ことグレイシー・ハートは、マイ・フェア・レディのオードリーのように、美に目覚め、女を磨いた上で、自分の生き方さえも変えてしまう今までの銀幕のシンデレラたちとは、全く違う。というのも男勝りの行動力、胸のすくような歯切れの良さ、型破りなユーモアセンスなど、彼女独自の持ち味は、しっかり持ったままだから。自分の個性を大事にしてるからこそ外見を磨けば、ケタ違いに魅力的になる———。そんな突き抜けた女っぷりこそ、世界中の女心を次々と魅了している新しい美のカタチ。これぞ、新世紀の美人道なのである。
そんな新世紀のヒロイングレイシーは、同性に圧倒的な人気を誇るサントラ・ブロックなくしては、決して誕生しなかっただろう。コメディ、ドラマ、アクションと一作ごとに違う輝きを見せてきたサンドラだが、今回の役で、その多面体の魅力が一度に開花。全世界にグレイシー旋風を巻き起こして、この作品を主演作最大のヒットに押し上げている。また、マスコミや批評家からも「最高の当たり役!」と絶賛を浴び、今年度のゴールデン・グローブ賞ではミュージカル/コメディ部門の主演女優賞にノミネートされた。
そのサンドラをサポートしているのが、実力派揃いの共演陣だ。グレイシーの同僚エリック・マシューズに、オスカー候補作トラフィックで鮮烈な印象を残したベンジャミン・ブラット。美容コンサルタントのビクター・メリングに、2度のアカデミー賞に輝く名優マイケル・ケイン。コンテストの理事長キャシー・モーニングサイドに、テレビシリーズ「マーフィー・ブラウン」でおなじみのキャンディス・バーゲン。さらに、スタートレックのカーク船長こと、ウィリアム・シャトナーがコンテストの司会進行役で登場。今年のミスUSA大会でMCに抜擢された彼の、意外な名司会ぶりも話題を呼んでいる。

ストーリー



色気なし、しゃれ気なし、化粧っ気なしと三拍子揃ったグレイシー・ハート(サンドラ・ブロック)は、仕事一筋のFBI捜査官。男勝りの腕カと能力で捜査の第一線に立ってきたが、ある晩、現行犯逮捕のさなかに判断を誤って、同僚に重傷を負わせてしまう。自責の念にかられたうえ、上司からはデスクワークを命じられて、ますます肩を落とすグレイシー。そんな折、手配中の連続爆弾魔”シチズン”から、FBI宛てに爆破予告が届く。”シチズン”の次のターゲットは、アメリカ最大の美の祭典、ミス・アメリカ・コンテスト。エリック・マシューズ(ベンジャミン・ブラット)率いる特別捜査チームは女性捜査官を出場者として送り込むことに決
めグレイシーに白羽の矢を立てた。ミスコンを軽蔑してきたグレイシーは一度はつっぱねたものの、マシューズに現場復帰のチャンスと説得されて、仕方なく潜入捜査を引き受ける。コンテスト理事長キャシー・モーニングサイド(キャンディス・バーゲン)に協力を取りつけ、ベテラン美容コンサルタントのビクター・メリング(マイケル・ケイン)を紹介されたグレイシー。ガニ股で歩き、鼻を鳴らして笑う彼女に、さすがのメリングも唖然とするが、ベテランの知恵と美容のエキスパートを総動員して、”女性ホルモン皆無”のFBI捜査官を、見事に”ニュージャージー州代表”に変身させる。
慣れないハイヒールで何度もコケながら、グレイシーはコンテスト開催地のテキサス州へ向かい、各州の代表たちと合流。そのミスらしからぬ言動に冷ややかな視線が集まるなか、ロード・アイランド州代表のシェリル(ヘザー・バーンズ)だけは、ウィットに富んだグレイシーに好感を持ち、頼もしさを感じるのだった。
こうして、第75回ミス・アメリカ・コンテストの予選がスタート。グレイシーの怒濤の日々が始まった。昼は不審人物に目を光らせながら、水着審査や特技審査をこなし、夜はメリングから特訓を受けなくてはならない。途中でくじけそうになっても、正体がバレそうになっても、持ち前のユーモア精神とガッツでクリア。他の出場者たちとも次第に打ち解け、その個性でコンテスト会場を徐々に魅了していく。
そんな折に、”シチズン”が別の州で逮捕されたという報告が入り、特別捜査チームは解散することに。しかし、グレイシーは納得がいかない。真犯人はきっと別にいる、仲間の身が危ない……そう確信した彼女は、最終日まで警備を続けるよう上司に訴えるが、聞き入れてもらえない。頼みのマシューズもメリングも引き上げていくなか、グレイシーは仲間を守るため、一人居残ることを決意。
そして、いよいよ大会のクライマックスを飾る本選の日がやってきた——。

スタッフ

監督:ドナルド・ピートリー
脚本/製作総指揮:マーク・ローレンス
製作総指揮:ジンジャー・スレッジ、ブルース・バーマン
脚本/共同製作:ケイティー・フォード
脚本:キャリン・ルーカス
撮影:ラズロ・コヴァックス,A.S.C
美術:ピーター・ラーキン
編集:ビリー・ウィーバー
音楽:エドワード・シャーマー
衣装:スージー・デ・サント
音楽監修:スティーブ・シュナー

キャスト

グレイシー・ハート:サンドラ・ブロック
ビクター・メリング:マイケル・ケイン
エリック・マシューズ:ベンジャミン・ブラット
スタン・フィールズ:ウィリアム・シャトナー
マクドナルド:アー二一・ハドソン
クロンスキー捜査官:ジョン・ディレスタ
キャシー・モーニングサイド:キャンディス・バーゲン
シェリル"ロードアイランド":ヘザー・バーンズ
カレン"ニューヨーク":メリッサ・デ・スーザ
フランク・トービン:スティーブ・モンロー
メアリー・ジョー"テキサス":ディアドリー・クイン
レズリー"カリフォルニア":ウエンディー・ラケル・ロビンソン
アラナ"ハワイ":エイシャ・デマーコス
ハリス捜査官:ケン・トーマス
グラント捜査官:ゲイブリアル・フォールス
ジェンセン捜査官:クリストファー・シェイ

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