原題:RED PLANET

火星地球化計画

2000年11月10日全米公開

2000年/アメリカ映画/106min/6巻/2,409m/カラー/シネマスコープサイズ SRD、DTS、SDDS/字幕翻訳:菊地浩司/ノベライズ:新潮文庫 オリジナル・サントラ盤:ユニバーサル ンターナショナル 配給:ワーナー・ブラザース映画

2007年11月02日よりDVDリリース 2005年04月22日より特別版〈期間限定価格〉DVDリリース 2001年1月13日より渋谷東急他全国松竹東急系にて新春第一弾ロードショー! 2001年5月18日DVD発売/2001年5月18日ビデオ発売

公開初日 2001/01/13

公開終了日 2001/02/02

配給会社名 0085

公開日メモ 「これは、火星でロケを行った映画である」—— そう言われても違和感を感じないほどに『レッドプラネット』の映像はリアルで圧倒的だ。ナイキのTVコマーシャルで一躍時代の寵児となり、現代におけるもっともクールな映像作家といわれるアントニー・ホフマンの初監督作は、火星に降り立った最初の人類の気分を味あわせてくれる、最上級のエンターテインメントだ。

解説


「これは、火星でロケを行った映画である」——
そう言われても違和感を感じないほどに『レッドプラネット』の映像はリアルで圧倒的だ。ナイキのTVコマーシャルで一躍時代の寵児となり、現代におけるもっともクールな映像作家といわれるアントニー・ホフマンの初監督作は、火星に降り立った最初の人類の気分を味あわせてくれる、最上級のエンターテインメントだ。

2050年。地球環境の破壊は加速度的に進行中。
カエルさえも住まなくなったこの惑星で、次に絶滅するのは、たぶん——人類。残された希望は、古代ギリシャの人々が“戦いの星”と呼んだ、小さな赤い惑星だけだった。太陽系の第4惑星、火星。かって何らかの生命体が存在したといわれるこの惑星を“地球化”して移住する以外、人類が生き延びる道はない。そしてスペース・シャトルは飛び立った。しかし、着陸の失敗でシャトルは火星の地表に激突。一切の交信は絶たれ、脱出の手段も奪われた。人類滅亡のタイムリミットが迫る中、クルーが見たものは、予想もしなかった光景だった———!

主演は『ヒート』『バットマン フォーエバー』のヴァル・キルマーと『マトリックス』のキャリー=アン・モス。もはや伝説的といっていい名優、テレンス・スタンプの共演も話題だ。そして、注目の的となっているのが、美術・衣装・音響を担当するのが、あの『マトリックス』のスタッフであること。一筋縄ではいかないこの天才たちを統率するアントニー・ホフマン監督は、ナイキのほかに、バドワイザー、ボーイング、アメリカン航空、マルボロなどのTVコマーシャルを手がけ、その未来的な感覚と革新的な手法で絶賛された鬼才。この贅沢でユニークなコラボレーションが、従来のSF映画とはまったく違う、スタイリッシュで斬新な映像を生みだした。

注目すべきは、謎また謎の中、主人公たちが命がけでサバイバルしていく、最後まで先が読めないストーリーや、リアルな火星の情景だけではない。たとえば、もっとも身近な友であるはずが、もっとも凶暴な敵と化すロボット“AMEE”その豹のようになめらかな動きは、これまでの映画で描かれたどんなロボットにもなかったものだ。また、人類の命運を握る宇宙船の船長を当然のように女性が演じるのも新しい。キャリー=アン・モスが演じるヒロインは、自分や愛する人の命だけでなく、人類の滅亡がかかっている局面でさえ、きわめてクールで自然体。表面の静かさの奥に秘められたその強さは、男の視点から描かれた従来のヒロイン像を軽々と超え、新時代のミューズを見事に提示した。

カッコよすぎる映像で21世紀の映画界に革命を起こす男、アントニー・ホフマンが作り上げたのは、スリル、興奮、サスペンス、カタルシス、感動のすべてが堪能でき、かつ、それ以上のsomethingがある21世紀型エンターテイメント。SF映画の新しい地平を切り開く作品が、ここに生まれた。

ストーリー



2050年。環境破壊によって多くの種が滅び、人類の絶滅も時間の問題となっていた。生き残る可能性は、地球からもっとも近く、地球と似た環境を持つ火星に移住することだけ。各国の合同科学チームは火星の環境整備計画を進めていた。

「火星地球化計画」……それは、火星で“藻”の一種を大量に栽培し、その光合成によって酸素を確保して人類が住める環境を作ること。無人の宇宙船によって火星に移植された藻は、当初は順調に生育していた。しかし、ある日突然、火星の酸素の観測数値を伝える通信が途絶えてしまう。科学者たちは、宇宙飛行士と科学者からなるチームを火星に派遣し、原因を突き止めて対処させることにした。

人類で初めて火星に着陸することになる有人宇宙船の船長は、ボーマン (キャリー=アン・モス)。彼女は、その飛びぬけた優秀さによって、女性でありながら人類を滅亡の危機から救う任務を担うチームのトップとなった。著名な科学者が集まったクルーたちの中、ボーマンは、宇宙船の整備士であるギャラガー (ヴァル・キルマー) に信頼と愛情を寄せるようになる。技術者である彼は、野心も必要以上のプライドも持たないかわりに、本質的なタフさと正直さを備えていた。

その他のクルーは、メンバーの尊敬を一身に集めるベテラン宇宙飛行士のシャンティラス (テレンス・スタンプ)、化学分析チームのリーダーであるバーチナル (トム・サイズモア)、環境整備計画のプロだが、この火星探索ミッションにあまり乗り気でないペテンギル (サイモン・ベイカー)、この宇宙船の副船長を務める空軍大尉のサンテン (ベンジャミン・ブラット)。

火星への長い飛行の終わり頃、太陽フレアの放射線によって宇宙船は大きなダメージを受け、緊急着陸を迫られる。ボーマン船長だけが損傷を受けた宇宙船に残り、他のクルーたちの乗った着陸船は赤い地表にたたきつけられるようにして着陸する。
そこで彼らが見たのは、信じられない光景だった。地球人が移植した藻以外には生命体が存在しないはずの火星に、無数の甲虫たちがうごめいていたのだ——!さらに、火星での活動を助けるはずのロボットAMEEがクルーに攻撃を仕掛けてくる。
一体なぜ? 地球化計画の過程で、火星で何が起こったのか?

任務どころか火星でサバイバルすることさえ絶望的なクルーを見放して地球へ帰還するようにとヒューストンからの指示されるボーマン船長。しかし彼女は、火星の上空にとどまって彼らを支援することを決意する。最悪の状況の中、果たしてクルーたちは生き残り、任務を果たすことができるのか?

人類滅亡のタイムリミットは、刻一刻と迫っていた…!

スタッフ

監督:アントニー・ホフィマン
脚本:チャック・ファーラー、ジョナサン・レムキン
原案:チャック・ファーラー
製作:マーク・カントン、ブルース・バーマン、ジョージ・サラレギー
製作総指揮:チャールズ・J・D・シュリッセル、アンドルー・メイソン
撮影:ピーター・サシツキー
美術:オーウェン・パターソン
編集:ロバート・K・ランバートA.C.E、ダラス・S・ビュエット
音楽:グレイム・レベル
衣装:キム・バレット
視覚効果監修:ジェフリー・A・オークン

キャスト

ギャラガー:ヴァル・キルマー
ボーマン:キャリー=アン・モス
バーチナル:トム・サイズモア
サンテン:ベンジャミン・ブラット
ペテンギル:サイモン・ベイカー
シャンティラス:テレンス・スタンプ

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