原題:FINAL FANTASY

全米2001年7月13日公開

2001年/アメリカ映画/カラー/ビスタ/ドルビーSR、ドルビーデジタル、SDDS/上映時間106分/ ギャガ=ヒューマックス共同配給 製作:スクエア・デジキューブ・ギャガコミュニケーションズ・電通・日本テレビ 字幕翻訳:林 寛治 監修:戸田 奈津子

2002年2月22日DVD発売&レンタル開始 2002年2月22日ビデオ発売&レンタル開始 2001年9月15日より日本劇場ほか全国東宝洋画系にて公開

(C)2001 FFFP

公開初日 2001/09/15

配給会社名 0025

公開日メモ 日本人監督作で初の全米2500館以上の公開。 次世代のエンターテインメント、スーパーリアリスティックCG映像に人類は初めて出会う。

解説



日本人監督作で初の全米2500館以上の公開。
次世代のエンターテインメント、スーパーリアリスティックCG映像に人類は初めて出会う。

『タイタニック』『マトリックス』『フィフス・エレメント』を手がけたハリウッド最高峰のスタッフが、日本人監督・坂口博信のもとに集結し、3年半の歳月をかけて進められてきたプロジェクト。
ーーーコロンビア・ピクチャーズが世界配給を決定し、まず7月に全米2649館(2933スクリーン)以上という日本人監督の映画では過去最大の規模で公開される映画『ファイナルファンタジー』だ。
『ファイナルファンタジー』は、不可能と思われていたスーパーリアリスティックCG映像に人類が初めて出会う、次世代エンターテインメント。
人間を、その表情や感情までもフルCGで表現するという、ハリウッドのどんな著名CGスタジオも実現できなかった夢をついに実現した作品だ。

テーマは“愛”。一人の女性の愛と意志に地球の未来は託された。

 地球の滅亡を目前にした極限状況の中、アキという名のひとりの女性が、
武力によってではなく、命あるものを信じ、許し、包み込むことによって人類を救おうとする。
それは、武器によるたたかいよりももっと厳しく困難な、愛という名の“たたかい”だった。
アキは確かに「選ばれた存在」だが、特別な力を与えられて生まれてきたわけではない。
弱さや迷いも持つ、普通の女性である彼女のもつ力はただひとつ。
敵味方の区別なく、命をいとおしく思う心だけだった。そしてそのことが、滅亡と存続との瀬戸際で、思わぬ結果に人類を導く。そしてやがて気づくのだ、未来へと命をつないでいくための“鍵”は、すでにアキ自身の中にあることを……。

東西の文化を融合するために建設された理想郷、ホノルルスタジオ。
ひとつの意志のもと、「タイタニック」「マトリックス」「フィフス・エレメント」を手掛けた
ハリウッド最高峰のスタッフが集結!!

新作が発表されるたびに、世界中に、社会現象ともいえる熱狂的なムーヴメントを巻き起こしてきた
『ファイナルファンタジー』シリーズ。国内で2060万本、全世界で3100万本を売り上げ、ゲームの世界にとどまらず、広義のエンターテインメントの最先端を走り続けてきたこの作品が、ハリウッドからの熱いラブコールに応え、フルCGの映画となって登場した。
ゲームシリーズを手掛けた坂口博信がみずからメガホンを取ったこのプロジェクトは、理想的な環境を求めてハワイに開設したスタジオで進められ、そこには世界22カ国から160人を超える最高峰のアーティストが集結。
『タイタニック』『マトリックス』『フィフス・エレメント』『アポロ13』などを手掛けたビジュアリストやエンジニアによって、本場ハリウッドのCGスタジオをはるかに凌駕するレベルの映像が生み出された。
東京−ホノルル−ハリウッドという、太平洋をはさんだトライアングルで、映画の歴史を変えてしまう作品が誕生したのだ。
 あらゆる先端映像を見慣れたハリウッドの首脳陣を圧倒し、製作段階において全米における拡大公開が合意に達するという異例の事態を引き起こしたのは、人間の“動き”だけでなく、その“表情”を完璧なまでに表現したCG映像だ。「生命というものをもう一度見つめなおし、心がなぜ存在するのかを映像で語りたい」という坂口監督の熱い思いが作り上げた「アキ」という名のデジタルヒロインは、史上初の仮想女優(ルビ:ヴァーチャル・アクトレス)と言える。その繊細な心の揺れと強靭な意志を表現し、人間の心の中にしか存在しない生命力を目に見えるものとして表現するには、フルCGという手法以外にありえなかった。
 驚異的な映像に、さらにリアリティを吹き込む声優陣は、『ムーラン』のミン・ナ(アキ)、『レッド・オクトーバーを追え!』『マーキュリー・ライジング』のアレック・ボールドウィン(グレイ)をはじめ、ドナルド・サザーランド、スティーブ・ブシェミ、ジェームズ・ウッズほか、ハリウッド映画ならではの豪華な顔ぶれだ。 

エンターテインメントでありながら、生命というものをもう一度見つめ直すメッセージを。
生命あるすべてに捧げるヒューマン・アドベンチャーの誕生!!

 
 もちろん素晴らしいのは映像だけではない。
究極の神秘である「生命」の意味を問う多面的なストーリーは、映画のために生み出された完全なオリジナル。
坂口監督が、『アポロ13』でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたアル・ライナーとともに作り上げたこの物語は、胸をワクワクさせるアドベンチャーであるとともに、閉塞感あふれる現代を生きるすべての人の胸を撃ち抜く衝撃的な感動に満ちている。
映画館を後にする時、私たちは、たったひとつの小さな生命が地球の未来を変えるという“究極の寓話(ルビ:ファイナルファンタジー)”を信じる気持ちになっているに違いない。
この秋、日本でもいよいよヴェールを脱ぐ『ファイナルファンタジー』。
これまで誰も作りえなかった、映画の定義を超えるヒューマン・アドベンチャーを、われわれは衝撃とともに目撃することになる。

ストーリー



2065年、人類の滅亡は間近。
闘うのか。愛するのか。
生命あるものを護るため……。

そして人類は“彼女”に出会う。滅亡と存続との瀬戸際で。
彼女は生まれた。人類にたったひとつ残された生命の灯を護りぬくために。
彼女はそこにいる。争いと絶望の果てにわれわれがたどり着く場所に。
ーーー彼女の名はアキ。生と死がせめぎあうその時に人々が知る、最後の希望。

 2065年の地球。人類の滅亡は間近に迫っていた。隕石とともに飛来した”ファントム”と呼ばれる地球外生命体が次々と都市を破壊。人間が住めるエリアはごくわずかとなり、人々はファントムの脅威にさらされて暮らしている。ハイン将軍率いる政府軍は、武力で地球を守ろうとしていた。
 しかし、絶滅の危機に瀕した地球を救う方法を模索している科学者アキは、武力によって人類が救われるとはどうしても思えない。対ファントム・ソルジャーである「ディープ・アイズ」のメンバーたちと行動をともにしながらも、ファントムを全滅させれば人類が生き残れるとは信じることができないでいた。
 彼女は繰り返し、不思議な夢を見ていたのだ。どこかわからない惑星。そこにいる人間は彼女一人だけで、なぜかファントム同士が闘っている。しかしある時彼らは突然、恐怖に凍りついて立ちすくむ。”何か”が遠くからやってくることに気づいて…。
 しかしその正体が何なのかアキには見えない。あまりにもリアルなこの幻視(ヴィジョン)は警告なのか、それとも予言なのか。いったい何を自分に告げようとしているのか——。
 アキと彼女の師である偉大な科学者シドは、強力な武器でファントム一掃を目論むハイン将軍と対立する。そんなアキを心配するかつての恋人グレイ。ディープ・アイズの一員であるグレイは、軍の方針に背を向けて、命をかけて彼女を守ろうとする。
 そんなグレイへの思いに揺れながら、アキは人類が生き残る方法を探して奔走する。そして次第に気づいていく。本当のたたかいとは、命あるものすべてをいつくしむことなのではないか。たとえそれが敵であったとしても…。
 やがて、人類の存亡がかかった恐るべき事態が起こる。愛し、許し、癒すことで未来へと命をつないでいこうとする意志を、アキは貫くことができるのか。地球にとって、人類にとっての最終局面が、ついにやってこようとしていた・・・!

スタッフ

原作・監督・製作:坂口 博信
製作:会田 純/クリス・リー
COディレクター:榊原 幹典
脚本:アル・ライナー「アポロ13」
アニメーション・ディレクター:アンディー・ジョーンズ「タイタニック」
ステージング・ディレクター:タニ・クニタケ「マトリックス」「ファイトクラブ」
VFXスーパーバイザー:レモ・バルセルス「マトリックス」「フィフス・エレメント」

キャスト

ミン・ナ「ジョイ・ラック・クラブ」「ワン・ナイト・スタンド」「ムーラン」(声の出演)
アレック・ボールドウィン「レッド・オクトーバーを追え!」「マーキュリー・ライジング」
スティーブ・ブシェミ「ファーゴ」「アルマゲドン」「コン・エアー」
ヴィング・レイムス「パルプフィクション」「ミッション・インポッシブル」「M:I-2」
ドナルド・サザーランド「JFK」「バックドラフト」「スペース・カウボーイ」
ジェームズ・ウッズ「コンタクト」「トゥルー・クライム」「サルバドル 遥かなる日々」

LINK

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