第53回シカゴ国際映画祭、第22回釜山国際映画祭

2018年/日本/カラー/??分/配給:アスミック・エース

2018年 2月3日(土)全国ロードショー

(C)2018『羊の木』製作委員会 (C)山上たつひこ いがらしみきお/講談社

公開初日 2018/12/予定

配給会社名 0007

解説

■漫画界が驚嘆した問題作を映画化
原作「羊の木」(講談社イブニングKC刊)は、山上たつひこ(「がきデカ」)、いがらしみきお(「ぼのぼの」)というギャグマンガ界に君臨する2人の巨匠がタッグを組み、殺人などの凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件、住民と元受刑者の不協和音、そして人間が本来的に犯罪者に感じる生理感覚を見事に描ききり、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した問題作!

■吉田大八監督が再構築する全く新しい衝撃
『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀監督賞を受賞、『紙の月』で第38回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞、日本を代表する監督の一人である吉田大八が本作の監督を務めます。高校生の歪な格差社会や、横領に手を染めてゆく美しき人妻など、人間の光と闇を独特な手腕で描き、圧倒的評価を得る名手。その吉田大八監督が今回描くのは、「普通の人の輪に入り込む異物」という極限の設定と、その異物が元殺人犯であるというセンセーショナルなテーマ。原作を大胆にアレンジし、全く異なる新しいエンディングを創り出します。自分と他人、善と悪、そして愛と憎しみ。観客の感情をかつてなく揺さぶるヒューマン・エンタテインメントが誕生します!

■監督の下に集結した強烈な個性!
そして、吉田大八監督の下に、強烈な個性を持つ実力派キャストが集結しました。主人公のお人よしな市役所職員・月末一を演じるのは、吉田大八監督作品への初参加となる錦戸亮。犯罪者の受入担当となったごく普通の人間が抱く、細かな、そして大きな心情の揺れを表現する難しい役柄に挑みます。町に帰郷した月末の同級生・文(あや)を演じるのは木村文乃。
そして、町に放たれ、新たな人生を始める6人の元殺人犯たちは豪華アンサンブルキャストとなりました。ごう慢ですぐ人に絡む釣り船屋・杉山勝志役に北村一輝。色っぽく隙のある介護士・太田理江子役に優香。人見知りで几帳面すぎる清掃員・栗本清美役に市川実日子。大人しく気弱な理髪師・福元宏喜役に水澤紳吾。強面で寡黙なクリーニング屋・大野克美役に田中泯。無邪気で好奇心旺盛な宅配業者・宮腰一郎を松田龍平が演じます。原作の極限の設定と強烈な個性を持つキャスト陣へ吉田大八監督が起こす化学反応に、ぜひご期待ください。

なお、本作は2016年10月より撮影を開始し、公開は2018年を予定しております。

ストーリー

さびれた港町・魚深市(うおぶかし)に移住してきた見知らぬ6名の男女。ごく普通の市役所職員・月末一(つきすえ はじめ)は彼らの受け入れを命じられた。時を同じくして、月末が想いを寄せ続ける同級生・文(あや)も魚深へと帰郷していた。この6人の移住者は、何かがおかしい。落ち着かない言動、尋常ではない佇まい、不審な同行者。月末は衝撃の事実を知る—彼らは新仮釈放制度により自治体が身元引受人となって出所した元受刑者であり、全員に殺人歴がある。そして、この事実は知られてはならない。異物を受入れた町と人々の日常の歯車がにわかに狂い始める——

スタッフ

監督: 吉田大八
脚本: 香川まさひと
原作: 山上たつひこ いがらしみきお 「羊の木」(講談社イブニングKC刊)
製作: アスミック・エース
配給: アスミック・エース

キャスト

錦戸亮
木村文乃
北村一輝
優香
市川実日子
水澤紳吾
田中泯
松田龍平

LINK

□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
https://youtu.be/_PJWEVM_PrU
ご覧になるには Media Player が必要となります