「リセット」たった一言。それだけで、世界は3日分巻き戻る—。

2017年/日本/カラー/??分/配給:ショウゲート

2017年3月25日【前篇】【後篇】 2部作にて全国ロードショー

(C)2017映画「サクラダリセット」製作委員会

公開初日 2017/03/予定

配給会社名 0008

解説

(C)2017 映画「サクラダリセット」製作委員会

住人の半数が特別な能力を持つ街、咲良田(サクラダ)。主人公の浅井ケイ(あさい けい)は、過去に体験したことを決して忘れない「記憶保持」能力を持つ高校生。ケイといつも行動を共にするのは、「リセット」世界を最大3日分巻き戻す能力を持つ春埼美空(はるき みそら)。但し、彼女自身の記憶も「リセット」されてしまい、巻き戻った時間を覚えていない。ケイだけは「記憶を保持」しているため、2人が一緒にいることで世界を最大3日やり直すことができるのだ。ケイと春埼には、取り戻せない「過去」があった。それは、2年前に「リセット」の影響を受けて死んでしまった同級生・相麻菫(そうま すみれ)。彼女を救おうと咲良田の能力を取り締まる管理局と対峙するが失敗に終っていた。以来、ケイは管理局にマークされながらも、咲良田に集うさまざまな能力者とめぐり合うなかで、彼らの能力を組み合わせれば死んだ相麻を再生できるのでは、と考えはじめる…。

主人公の浅井ケイを演じるのは、『ちはやふる 上の句・下の句』「好きな人がいること」の野村周平。映画・ドラマなどで幅広く活躍し作品ごとに多彩な表情を魅せる彼が、映画主演5作目にして2部作巨編に挑みます。
ヒロインの春埼美空役には、「時をかける少女」での瑞々しい演技が記憶に新しい黒島結菜。今最も注目を浴びる2人が初共演を果たし、「リセット」という能力を絆に絶対的な信頼で結ばれている関係を紡ぎます。さらには、本作のストーリー展開のキーパーソンとなる相麻 菫役に平 祐奈、劇中でギターと歌にも挑戦する中野智樹(なかの ともき)役に健太郎、強力な〝能力″を披露する村瀬陽香(むらせ ようか)役に玉城ティナ、今回、自身初の金髪で役に挑む岡 絵里(おか えり)役の恒松祐里らフレッシュな共演者たち。映画界の未来を担う豪華若手実力派俳優陣が集結しました。 

本作は、2009年に角川スニーカー文庫より発刊された、河野 裕のデビュー作。独特の透明感溢れる筆致で綴る青春ミステリーは、若者から圧倒的な支持を集め、全国の書店員からも大絶賛を受けました。〝能力〟を巧みに組み合わせた非凡なストーリーと、それぞれの信念を持ちつつもどこか脆い部分がある魅力的なキャラクターたちが人気を博す中、2012年、全7巻でシリーズを完結。すべての伏線が美しく収束する物語の完成度の高さが大きな驚きと感動を与える傑作シリーズが誕生しました。

数多くのヒット作を生み出し続ける『僕だけがいない街』『青空エール』のプロデューサー 春名慶が、『神様のカルテ』シリーズの監督 深川栄洋とタッグを組み、満を持して前後篇2部作にて実写映画化、さらにはTVアニメーション企画が進行中。シリーズ完結以降も根強く指示され続けてきた原作も、大幅な修正を加えた新装版が、角川文庫より7ヶ月連続刊行されることが決定。(9/24〜毎月25日発売)。コミカライズ、ノベライズといった周辺アイテムも内包する多面展開のメディアミックスプロジェクトとなっています。
咲良田(サクラダ)に集う〝能力〟を静かに愛し守ろうとする少年と、その少年をただひたすらに信じ続ける少女が、幸福な結末を願って「過去を〝巻き戻す〟」前篇、「未来を〝祈る〟」後篇—『サクラダリセット 前篇/後篇』は、2017年 春 2部作連続にて全国ロードショーです。

ストーリー

太平洋に面した日本の片隅にある地方都市〝咲良田(サクラダ)〟。
そこに住む人々の半数は物理法則に反した特別な〝能力〟を持っている。住民の持つ能力は千差万別。
住民たちはサクラダから出た途端に能力の存在を忘れてしまう為、能力の存在はサクラダの外には隠されている。また〝管理局〟と呼ばれる公的機関が住人の能力を統制することで、大きな問題は起こらない。サクラダの人々は特別な能力者と共生し、ごく普通の生活を営んでいる。
主人公の浅井ケイ(野村周平)は、過去に体験したすべての「記憶を保持する」能力を持つ高校生。一見、他人より記憶力が良いという能力でしかない彼だが、春埼美空(黒島結菜)と組むことで、その真価を発揮する。
春埼が持つのは、世界を最大3日分巻き戻せる「リセット」という能力。但し、あまりにも強大な能力のため彼女自身の記憶も「リセット」されてしまい、巻き戻った時間に何が起こったのか覚えていない。だが、ケイだけは「記憶を保持する」能力によって巻き戻った時間の出来事を覚えているため、2人が一緒にいることで、世界を最大3日やり直すことができるのだ。

そんなケイと春埼には、取り戻せない「過去」があった。それは、2年前に「リセット」の影響を受けて死んでしまった同級生・相麻菫(平 祐奈)のこと。当時ケイは、サクラダの能力を使えば相麻を生き返らせることが出来るのではないかと考えた。奔走し、管理局を敵に回した挙句、そんな能力はサクラダのどこにもないことを知る。
ある日、ケイと春埼が所属する奉仕クラブに新たな依頼が舞い込む。「写真を破ると、写真の中の世界に入ることが出来る」という能力を持つ老人・佐々野が、赤い目をした女の子・岡絵理(恒松祐里)に奪われた能力を取り戻して欲しいという。

同じ頃、奉仕クラブ顧問の津島先生から「管理局の頂点に位置する人物が会いたがっている」という話を聞かされたケイと春埼。通称〝魔女〟と呼ばれるその女性に会ったケイは、彼女が「未来視」の能力を持っていて、これまでサクラダで起きる問題を未然に防いできたことを知る。魔女の寿命は残りわずかとなっていた。
ケイは佐々野が撮った写真の中に、2年前に死んでしまった同級生・相麻菫の姿を発見する。
ケイは、管理局にマークされながらも、春埼や佐々野、佐々野から能力を奪った岡 絵理(恒松祐里/「記憶操作」の能力を持つ)や奉仕クラブ幽霊部員の村瀬陽香(玉城ティナ/コールした「モノを消す」能力を持つ)、クラスメイトの中野智樹(健太郎/「声を届ける」能力を持つ)など、それぞれの能力を組み合わせると、相麻を生き返らせることができるのでは、と考え始める。
果たしてケイは、相麻菫を蘇らせることができるのか—。そして魔女の寿命が尽きた後のサクラダの未来は—。

スタッフ

原作:河野 裕「サクラダリセット」(角川文庫/角川スニーカー文庫)
監督・脚本:深川栄洋  
企画プロデュース:春名 慶
製作:「サクラダリセット」製作委員会
配給:ショウゲート 

キャスト

野村周平 
黒島結菜 
平 祐奈 
健太郎 
玉城ティナ 
恒松祐里

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す