2017年/日本/カラー/??分/
配給:キノフィルムズ

2017年秋、全国公開!

(C) 赤城大空・小学館/ 『二度めの夏、二度と会えない君』製作委員会

公開初日 2017/10/予定

配給会社名 1093

解説

不治の病を患う転校生・森山燐と彼女に恋心を抱く男子高校生・篠原智の関係を描いた青春ラブストーリー。燐の死に際に思いを告白したことを後悔する主人公が、タイムリープを体験する。

原作は、「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」にて第6回小学館ライトノベル大賞 優秀賞を受賞した赤城大空。1作目と方向を真逆に変え、2015年に発表された本作は、“感動の青春ラブストーリー”と多くの読者の支持を得ています。

主演を務めるのは、「2つ目の窓」(14)で映画初出演にして初主演、鮮烈なデビューを飾った村上虹郎。燐に想いを伝えたことを後悔し、タイムリープで二度めの夏をやり直す、燐と組むバンドではギターを務める篠原智を演じる。現在放送中のTBSドラマ「仰げば尊し」でも魅せたギターの腕前を如何なく発揮する。
ヒロイン森山燐に大抜擢されたのは、5人組ガールズバンド「たんこぶちん」のボーカル兼ギターの吉田円佳(アーティストとしての活動の際はMADOKA名義)。普通の高校生活に憧れ、大好きな音楽、夢見たバンドを智たちと組み、初めて体験する青春を胸いっぱい謳歌する役柄に挑戦。劇中で演奏し、歌われる曲はすべて、彼女たち「たんこぶちん」の楽曲。
智や燐を影では見守りながらも「バンド活動禁止」という校則を守ろうとする生徒会長の菅野瑛子を演じるのは、加藤玲奈(AKB48)。先のAKB総選挙でも26位にランクインにしたアイドルが、これまでの映画やドラマの経験に甘んじることなく、しっかり者だが義理堅い生徒会長に挑戦する。
リズム帯・ドラムの花京院姫子を演じるのは、2代目マイナビウェディングガール、そしてnon-noの専属モデルとしても活躍する金城茉奈。クランクインの3ヶ月前からドラムの練習に取り組み本作に挑む。
そして、リズム帯・ベースを担当する石田六郎を演じるのは、山田裕貴。「ホットロード」(14)、「ストロボ・エッジ」(15)、「HiGH&LOW THE MOVIE」「青空エール」(16)と、大ヒット映画に重要な役で次々と出演をしている実力派。ベースの上手い美術部の変わり者というこれまでにないキャラクターを、こちらも3ヶ月に及ぶベース練習の上、挑む。
また、智たちに協力をする楽器店の店長に菊池亜希子、智たちの学校の教師に本上まなみが扮する。

監督を務めるのは『青い鳥』(08)、『花のあと』(10)の中西健二。微妙な関係で揺れ動く10代の男女の心情と青春を、丁寧に紡ぐその手腕に期待が寄せられている。
脚本は「ホワイトアウト」(00)、「深呼吸の必要」(04)、「地下鉄(メトロ)に乗って」(06)、「柘榴坂の仇討」(14)、「起終点駅 ターミナル」(15)など、世に送り出した作品多数、日本を代表する脚本家の一人である、長谷川康夫が担当する。

ストーリー

森山 燐は、高校3年の夏、篠原 智の通う青葉北高に転校してきた。彼女の願いは、あこがれのバンドを生んだこの学校で、自らのバンドを結成し、文化祭で歌うこと。しかし転校初日、「会長」こと生徒会長の菅野瑛子がきっぱりと燐に言い渡す。「この学校はバンド活動禁止なの」
それでも諦めようとせず、燐は自分の夢に向かってわがままに、がむしゃらに突っ走っていく。そのパワーに引っ張られるように、燐とバンドを組み、ギターを担当することになった智は、そんな燐にいつしか恋心を抱くようになる。
そして3か月後。思い描いた夢の通りに文化祭でのライブを実現させ、智たちと最高の時間を過ごし——燐は倒れた。
生まれつきの不治の病を抱えていた彼女は、残された最後の時間に、その夢を叶えるため、この青葉北高にやってきたのだった。

燐が亡くなる直前、病室のベッドに横たわる彼女に、智は想いを伝えた。
「俺は、お前が好きだよ」
しかし次の瞬間、燐の顔から笑みが消え、激しく智を拒絶した。
「仲間として大切に思っていたのに……今、どうしてそんなこと言うの……」
取り乱す彼女から逃げるように、病室を後にする智。
この世には伝えてはいけない想いがあることを、智は思い知らされた。

それから2か月。燐を失った悲しみと、旅立つ彼女に辛い思いをさせてしまった取り返しようのない罪悪感から、智は立ち直れず、家に閉じこもってしまう。
そんな智を心配する瑛子。智の幼なじみであり、智の気持ちを誰よりもわかっていた彼女は、智を訪ね、激しく叱咤する。
「森山さんはもういないのよ! あなたがそんなんだから、みんなが前に進めないのよ!」
瑛子が去った後、智は雪が白く街を染める中、燐と初めて出会った川原に足を向けた。
燐の歌声をもう一度聴きたい…智が強くそう思った時、不意に雪に足を取られ、智の身体は川の土手を転がり落ちていく。
気がつくと、智はなんと半年前、燐と出会った時間にタイムリープしていた。
「……過去をやり直せる」
これからやるべきことはただひとつ。燐がその短い一生を、笑顔で終えられるように、自分の気持ちを最後まで押し隠し、
燐に告白した過去だけをなかったことにする——。
こうして、智と燐の「二度めの夏」が始まった。しかし智にとって、それは辛い日々だった。
燐の夢を叶えるために、想いを告げること以外は「一度め」と同じようにふるまわなくてはならない
だが燐への想いは「一度め」を経験した分、いっそう強くなっている。燐に悟られないように、その気持ちを必死に覆い隠さなければならなかった。さらに、今の智は、燐の命が残り少ないことを知っている。なのに懸命に明日に向かって生きる燐の姿を、近くで見ているしかできないのだ。

そんな智の思いを秘めたまま、「一度め」と同じように時間は過ぎていく。
燐と智は二人でライブをやり、ドラムのヒミコとベースの六郎をリクルートする。
しかし彼らにとっての天敵は、「会長」こと菅野瑛子だった。絵に描いたような優等生として、学校をかき回す燐の存在を疎ましく思い、その奔放な行動を毛嫌いする瑛子。校則に反してバンド活動に突き進む四人は、彼女にとっても天敵だった。
しかし自らのミスによって彼らを窮地に陥れてしまったことをきっかけに、燐と智の熱意にうたれた瑛子は、協力を申し出る。
「バンド活動禁止」の校則を突破するために、マネージャーとして最強のミカタが燐と智たちに加わった。瑛子は学校側と粘り強く交渉し、ついに文化祭ライブの開催を勝ち取った。

ところが智にとっての「二度めの夏」は、「一度め」と同じにはならなかった。
智の言動の変化によって、「一度め」とは違う、様々な事態が生じていた。
燐は智と瑛子との仲を誤解し、二人の間に、ぎこちない空気が流れる。
智は、そんな燐のわだかまりを懸命に解こうとし、おかげで燐に笑顔が戻った。

いよいよ燐の夢である文化祭ライブの幕が上がる。
それは燐にとって、智にとって、彼らのマネージャーとしてすべてを仕切って来た瑛子にとって、最高の瞬間だった。
こうして過去は繰り返され、燐は再び皆の前から消えていく。
智は自らに課した務めを果たし、燐を悲しませることなく、彼女を見送った。

そして——智は、タイムリープしたあの時間に戻っていた。
そこに待っていたのは、燐が遺した、ひとつの〝奇跡〟だった。
智は瑛子たちを呼び出し、彼らに告げる。
燐の「夢の続き」は、自分たちに託されていると——。

スタッフ

監督:中西健二
脚本:長谷川康夫
原作:赤城大空「二度めの夏、二度と会えない君」(ガガガ文庫刊)
製作:『二度めの夏、二度と会えない君』製作委員会 
配給:キノフィルムズ  

キャスト

村上虹郎 
吉田円佳 
加藤玲奈 
金城茉奈 
山田裕貴

本菊池亜希子

本上まなみ

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