原題:Demain

フランスで100万人動員を突破! 未来にやさしい、幸せなライフスタイルを探す  ポジティブエネルギー100%の提案型ドキュメンタリー

2015年/フランス/カラー/118分 配給:セテラ・インターナショナル

2016年12月、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

©MOVEMOVIE - FRANCE 2 CINÉMA - MELY PRODUCTIONS

公開初日 2016/12/予定

配給会社名 0117

解説


2016年セザール賞ベストドキュメンタリー賞受賞
シンプルなライフスタイルがお手本のフランスで
110万人が観て記録的な大ヒット!愛と希望をつないでいく驚きのドキュメンタリー!

美貌と知性に輝く女優メラニー・ロランとシリル・ディオンが贈る
今日も明日も、その先の未来も──
幸せに暮らすためのライフスタイルを探す旅

人類は絶滅する恐れがある。それも決して遠くない未来に──2012年、21人の科学者たちが権威ある学術雑誌「ネイチャー」に、私たちが今のライフスタイルを続ければ、人類は滅亡するという論文を発表した。
そんな衝撃的な“事実”を聞かされたら、あなたならどうする?フレンチセレブの女優メラニー・ロランは、「何とかしたい」と立ち上がった。クエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』でハリウッドに進出して高く評価され、日本でも大ヒットを記録した『オーケストラ!』や『リスボンに誘われて』で知られる彼女は、近年では監督業にも進出し、長編映画第2作目はカンヌ国際映画祭批評家週間での特別上映を果たしている。
映像作家としての豊かな才能にも恵まれたロランは、子供たちの幸せな未来のために、解決策を求めてフード、エネルギー、マネー、新たな教育の今をめぐる旅に出た。その一部始終をおさめるカメラと、彼女に「ネイチャー」の記事を教え、様々な情報をもたらしてくれた、監督・俳優・活動家・ジャーナリストと多彩な顔を持つ友人のシリル・ディオンを相棒に──。
ヨーロッパ、アメリカ、そしてインド──世界への旅を終えたロランは、1本のドキュメンタリー映画を完成させる。2015年12月、フランスで公開されるや熱狂的な口コミが広がり、観客動員数は110万人を突破、フランスで最も権威のあるセザール賞にも輝いた大ヒットドキュメンタリーが、遂に日本にもやって来る。

全世界の人々の切なる願いへの答えを“提案”する
ナチュラルでココロに優しい、ポジティブで壮大な物語

 なぜ、ドキュメンタリーとしては異例のスーパーヒットを記録したのか? いちばんの理由は、本作の目的が「幸せに暮らすためのライフスタイルを探す」という、全世界の人々の共通の願いであることだろう。映画は警告から幕を開ける。このままでは、気候変動による地殻の破壊と人口増加が、人類を滅亡へと導くと告げられる。2040年から2100年の間には、劇的な危機に襲われるというのだ。最初にそれを聞いた時に妊娠していたロランは、自分の子供の将来を案じて愕然とする。だが、悲観はそこまで。“同じ暮らしを続ければ”という前提を変えるために、ロランとディオンは世界中の“新しい暮らしを始めている人々”に会いに行く。そして、そこから新しいライフスタイルが見えてくる—。
絶賛の嵐を浴びたもう一つの理由は、男女、年代、国境を超えて興味を喚起し、理解してもらうために、メッセージが非常にわかりやすく、斬新でワクワクするかつてない“提案型”のドキュメンタリーであること。本編は、農業、エネルギー、経済、民主主義、教育の5つの章に分けられ、章の終わりにはロランとディオンの“トーク”が入り、内容のまとめと新たな疑問が提示され、次の章へと流れる必然性が示される。効果的に挿入される、手描きの図解やイラストも楽しく、旅で出会った自然の美しさ、そこに生きる人々のひたむきな表情や無邪気な子供の笑顔に胸を打たれる。また、オリジナル楽曲を提供した、注目のジャズ・シンガー、フレドリカ・スタールの抒情的なメロディと歌声が深い余韻を残す。
ロランとディオンは、徹底的に計算されたオリジナリティ溢れる編集で、真実の映像を織り上げ、1本の“壮大な物語”を創り上げることに成功した。

新しい世界を創り始めたカリスマとパイオニアたちと出会い、
世界とつながりシェアできる、至福と気付きの2時間

各分野のカリスマの日常的な姿に触れ、彼らの金言を受け取るのも、本作の見どころのひとつ。イギリスに訪ねたのは、石油への依存と地球温暖化を防止するため、理想的な地域作りを目指す、‶トランジション・ネットワーク″の創始者ロブ・ホプキンス。彼が暮らす町トットネス独自の通貨を作るなど、経済問題にも取り組んでいる。インド人の環境保護活動家のヴァンダナ・シヴァ。バイオテクノロジーを厳しく批判し、50万人もの農家に有機農法を教え、環境問題のノーベル賞と言われるライト・ライヴリフッド賞を受賞した。その他、資源と生態系を守る農法を支援するフランスの作家のピエール・ラビ、タイムズスクエアを手掛けたことで知られ、近年では環境を重視した街づくりに取り組むデンマークの都市デザイナーのヤン・ゲールらが登場する。
さらに、機械や石油を一切使わないパーマカルチャーを行い、フランスでオーガニックの農場として最も成功しているル ベック ルアン、公共の土地に野菜やハーブを植えて共有するインクレディブル・エディブル“みんなの菜園”など画期的なスタイルが紹介され、アイスランド、デンマーク、フランスのレユニオン島などの太陽光、風力、地熱エネルギーなど、100%の再生可能エネルギーを目指している国々の今に迫る。リサイクルや再生エネルギーをすべて自社で行うフランスの封筒会社ポシェコ社やゼロ・ウェイストを推進するサンフランシスコ、先生の養成に力を入れるフィンランドの教育なども興味深い。
カリスマからごく普通の人々まで、世界を変えようとしている人たちが、こんなにもたくさんいるという喜びと驚きに胸を揺さぶられる2時間の終わりに、私たちがスクリーンから受け取るのは未来を切り開く“バトン”。すべてのひとに人類滅亡を止められる力がある
──さあ次はあなた、まずは幸せなTOMORROWのために。

ストーリー







“人類は絶滅する恐れがある。それも決して遠くない未来に”──2012年、21人の科学者たちが権威ある学術雑誌「ネイチャー」に、私たちが今のライフスタイルを続ければ、人類は滅亡するという論文を発表し世界に衝撃が走った。その“事実”を聞かされたフランスの有名女優メラニー・ロランは、ジャーナリストのシリル・ディオンを相棒に、解決策を求めて、世界中の“新しい暮らしを始めている人々”に会いに旅に出た。

スタッフ

監督:シリル・ディオン、メラニー・ロラン
シナリオ:シリル・ディオン
製作:ブリュノ・レヴィ
オリジナル音楽:フレドリカ・スタール
編集:サンディ・ボンパール
撮影:アレクサンドル・レグリーズ
デジタル作成:ジャッキー・ルフレーヌ
録音:ローラン・セルクルー
録音編集:アレクシ・プラス、アントワーヌ・ボードゥアン
整音:シリル・ホルツ
アニメーション:ラ ブリガード デュ ティトル
演出助手:アントワーヌ・ブルティヤール
プロダクションディレクター:シルヴィ・ペイル
ポストプロダクションディレクター:イザベル・モラクス

キャスト

シリル・ディオン
メラニー・ロラン
ロブ・ホプキンス
ヴァンダナ・シヴァ
ヤン・ゲール
ほか

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